いよいよキックオフ!(2016.06.16 Thu.)

さぁ、EURO2016フランス大会へ。一度見たいと熱望していたEURO。それがいよいよ叶うのだ。ボーヌへ戻り、列車でリヨンへ移動。駅からタクシーでホテルへ。2013年に「下見」(笑)に来たときに泊まったホテルで不安がない。荷物を置いて、フロントの女性お勧めの地中海料理、Brasserie Le Sudでランチ。お店の前は、計らずもサポーターが集う場所(ファンゾーン)ですごいことに。ぞくぞくとサポーターが集結。見ているだけで楽しい!!めちゃくちゃ気分が盛り上がる。店内にもサポーターのグループが。今日の試合は予選リーグのウクライナ対北アイルランド。北アイルランドが初出場。そのためか、サポーターの数は断然北アイルランド。街が緑に染まっている。

さて、ご飯は本日のランチにワインを2杯。内容はガスパチョと鶏のタジン、そしてデセール。やぎはババ、私はマチェドニア。カッフェで〆。リヨンの初ご飯も美味しくて、よい滞在になりそうな予感。

レジでお会計を待つ間に目が釘付けになったテーブル。北アイルランドのサポーターグループ。ビールジョッキ片手にワインの瓶もほぼ一人一本。目が丸くなる。こんなに飲むの、すごいねぇと声をかけたら、「まぁまぁ、飲みねぇ」とグラスを持たされ白ワインが注がれる。英語で乾杯!アイルランド語で乾杯!日本語で乾杯!結局2杯ご馳走になった。今夜は北アイルランド応援に決まりです(笑)

外にはワインボトルから直接ワインを飲んでいる北アイルランドサポーターもいて、驚く。だからと言って、危ない感じはないから、どれだけお酒に強いのだ!

午後6時キックオフの試合。午後3時には開場なので早めにスタジアムへ。2016年1月に出来たばかりのスタッド・ド・リヨンは、市内中心部から12キロほど。結構離れている。トラムやバスでアクセスできるけれど、最初なのでホテルからタクシー。ホテルフロントの女性は帰りも予約した方がいいと言う。でも終了時間も読めないし、会場の様子もわからないから、行きだけにする(これは正解だった)。

時節柄、入場時のチェックはかなり厳しかった。そして思いがけず、やぎが背中に背負っていたリュックは持ち込めず預けることに。これが帰るときに大きな問題になるとはこのときは思いもよらず番号の書かれた紙をもらって、入場。

ゲームは途中大きな雹が降って来て中断のハプニング。でもそれも含めて、EURO初観戦は本当に楽しかった。結果は2-0で応援した初出場北アイルランドの勝利!サポーターの人たちはずっと歌を唄っていましたよ(笑)

さて、荷物をさくっと引き上げて帰ろうとスタジアムを出る。うっかりポストした場所と違うところに並んでしまってロス。なんとか預けたブースにたどり着くも長蛇の列。そして全然その列が動かない。んんん?なんだかおかしいぞ。私たちが預けたところはすごい荷物の数で、その上番号順にきちんと並べてないらしく、ボランティアのスタッフが右往左往。もう何が何だか、しっちゃかめっちゃか状態。そんな状況でも自分の荷物がようやく出てくると荷物にキスをしたり、まわりの人たちも祝福の拍手を送ったり、最初はいい雰囲気だったけれど、さすがに段々とイラつき始めた人々、ちょっと危ない雰囲気に。こんなとき、自然とこの状況を打開しようとするリーダー的な人が現れる。これは感動的だった。それに反して、運営側のお粗末なこと。ボランティアはシステム変更の決定権を持っていないと見えて、何も有効な手立てを取らず、ただのろのろと荷物を探すだけ。

ようやく、荷物の番号を読み上げて該当者が名乗り出るというシステムに変わり、徐々にスピードアップ。私たちの荷物も無事出てきて、トラムの列へ。長く待たされたおかげで再びの雨。配られたカッパを着てトラムを待つ。思ったよりは早く乗れて、ようやくリヨン駅へ。ふぅ。しかし、駅のタクシー乗り場でもうひともんちゃく。ズルをする人がいて、怒り心頭。大きな声を出してしまった。もちろんオットではなくこの私が(苦笑)

ホテルへ戻り、ホテルのバーで軽く食べて飲む。ようやく人心地。ミールサービスの時間は過ぎていたけれど対応してくれて嬉し涙。隣り合ったビジネスマンとお喋り。チェコ在住のドイツ人。こういうお出会いも旅の楽しさ。

そうそう、預けなくてはいけないものは、リュックの他にバイクのヘルメットや長い傘。バイク乗りの人たちも災難でしたねぇ(涙)

とんだおまけ付きだったけれど、楽しい一日だった。さすがにくたびれてバタンキュー。

リヨンの食前半
リヨンの食後半