なんどもイタリアを旅しているというのに、まだTivoliには行ってなかった。陣内秀信先生の「イタリアの街角から スローシティを歩く」（2010年 弦書房）を読み返して「おっ！行かなくちゃ」と思った次第。知らせておいた時刻に無事宿に到着。ここでもB&B。最近のB&Bはへたなホテルよりよっぽど素敵なのだ。まず部屋に案内され、部屋の鍵を受け取り、外の扉の暗証番号をお聞きして、と今までのB&Bと同様のシステム。
昔ながらのお料理を出すと言う、教えてもらったお店に夜の予約を入れてから適当なところで遅いお昼。初めてイタリアでハンバーガーを食す。お供はもちろんビール。ここ数年イタリアでもBirra Artigianaleと呼ばれるいわゆるクラフトビールを多く見かける。お腹が落ち着いたところでTivoliの代名詞とも言えるVilla d’Esteへ。さすがにすごい！！よくぞこれだけ噴水を造ったものです。そしてほとんどが現役というのがこれまた凄い。Villa d’Esteを後にしてTivoliの旧市街を散策。陣内先生がご著書でおっしゃっていた通りなかなか面白い。結婚式、三つ出会う。すれ違うときにお祝いの声をかける。皆、すてきな笑顔。今の気持ちを忘れずにと心の中で（笑）
夜は宿近くのお店Viva l’Oste。予約をしておいてよかった。地元の人で大にぎわい。野菜のグリリアをアンティパストにして、やぎはSpaghetti Cacio e Pepe。たいへん美味。パスタはこう言うシンプルなものにつきる。私はイカのグリリアを。こちらもまずまず。ワインはプロセッコ。食後、やぎはCioccolato Fondante（フォンダンショコラ）。私はVino dolceを。そしてカッフェで〆。お店の若いおにいちゃんが面白かった。お父さんと思われる方は曲者っぽい（笑）隣のテーブルの方々とも盛り上がり楽しい夕食となる。
それにしても急に秋が深まるどころか冬の寒さ。ぶるっ！