ぼてぼて茶 (2018.06.17 Sun.)

茶の湯文化学会総会・大会2日目。今日は研究発表及びシンポジウム。合間にぼてぼて茶の接待がありました。一度京都でいただいたことがあるぼてぼて茶。本場で頂戴するのは初めて。最初にぼてぼて茶を目にしたときの驚きが蘇る。なんと形容するべきか、このお茶を!楽しくて美味しくて!!

乾燥させたお茶の花を入れ煮出した番茶を、丸みのある筒茶碗に注ぎ、長めの茶筅で泡立てる。乾燥させたお茶の花が入るのがミソらしい。お茶の花が入ることによりあんなに泡が立つのだそうだ。(今はぼてぼて茶用の茶の花入り番茶が売られている。)ぐらぐらと沸いた番茶をお茶碗に注いでもらい少量の塩を入れ、お茶筅を茶碗のふちにぼてぼてとあてながら泡立てる。泡が立ったら具材とご飯を入れ、お茶漬けの要領で流し込む。甘塩っぱくて絶妙の味。そういえば我が家にはぼてぼて茶用のお茶筅がある。最初に京都で口にした機会に感動のあまりインターネット経由で購入したのだった。届く頃には熱も冷め、一度も使われることなく仕舞われている。再熱を機に、家でもやってみよう。熱の冷めない内に(笑)