仲間入り (2018.10.04 Thu.)

先日府立植物園へ行った折、シュウメイギクとイワショウブを買い求めた。さっそく場所を決め植え付ける。日向が好きなのに日陰に植えてしまったり、適所を選ばず植えてしまった経験から今回は慎重にことを運ぶ。まずは書棚の「おてがる 茶花ガーデニング: ものぐさでも大丈夫! 」(斉藤吉一/著 野の花 司/監修 淡交社)を読む。日向を好むか日陰を好むかを判断し、決して深植えにならないように。夏の間の日向日陰を記録しておけばよかった!

翌日庭に目をやると、なんとシュウメイギクが根こそぎ倒れていた。タヌキの仕業かはたまたイタチか!?どうやら庭の「けもの道」に植えてしまったらしい。すぐに植えつけ直しぐるっとまわりにレンガを置く。これでポン太たちもほじくり返せないだろう。

そういえば、2011年にクロアチアを旅したとき、首都ザグレブの公園にもたくさんのシュウメイギク。懐かしい旅の記憶も蘇る。

●シュウメイギク:中国原産。室町時代の「下学集」にはじめて登場。中国へ渡った修行僧が出身寺院への土産として持ち帰る。日本にはなかったので黄泉の国の秋咲き菊、という意味の“秋冥菊”と名付けられた。その後“冥”が“明”に。京都北部の貴船神社周辺に多数野生化したので“貴船菊”の別名がついた。
●イワショウブ:ユリ科。ショウブに似る。岩のないところに自生していることの方が多い種であるが“イワ”が付く。
=「野草の名前」(写真・解説/高橋勝雄 山と渓谷社)参照抜粋=