鳥羽から三浦へ (2018.10.22 Tue.)

鳥羽城跡6

ホテルの送迎バスで鳥羽駅へ。荷物を預け鳥羽の町を散策。まずは駅前の鳥羽マルシェへ。さすがに魚が充実。丸物もその場でさばいてくれる(さばき代300円)。次の機会は利用したい!(笑)お野菜もいい感じ。思わず「サラダセット」(ファーム海女乃島)を手に取る。その他にはお土産に「安楽島オイルスター」(あらしま新撰組)など。「トロさわらの棒鮨」をじっと眺めていたら、それは抜群に美味しいよ、とお店のおじさん。そのお言葉を信じてランチ用に購入。ビールを買ってお昼はピクニックにしよう。

その場所を探しながら鳥羽を歩く。まずは鳥羽城跡に。海に向かってアールのついた石垣が階段状に。かっこいい!そしてここが大手門。海に向かって大手門があるところが水軍のお城らしくてすてき!しかしその大手門前に鉄道が通っていて無粋にも電柱が景観の邪魔に。建てるにしてももうちょっと場所を考えて欲しかったなぁ。本丸跡に登ればすばらしい景色。ここでピクニックと洒落込みたかったけれど雨が少し落ちて来た。残念。ふと見ると学校の廃墟のような建物が隣接している。使われなくなった学校か、解体もせずに、と思いながら目をこらすと「国の登録有形文化財」の張り紙が。慌てて正面にまわる。正面から見たら、なるほどなるほど。立派な建物でした。昭和4年に建てられた、当時としては非常に珍しいコンクリート造とのこと。しかし、「廃墟」感は否めない。後から調べてみたら鳥羽市のサイト、市長ご自身が執筆されているページに「vol.6どうなるの?旧鳥羽小学校」(2017年11月1日付)というテーマで記事があり、そこに「今年度からは、校舎の保存と活用を図っていくための改修工事を段階的に進めていく予定です」とあった。次に行ったときには「国の登録有形文化財」としてふさわしい改修が行われていることを期待したい。

列車に乗り込んで「トロさわらの棒鮨」を頬張る。うんうん、おじさんの言葉を信じてよかった(涙)たいへん美味。「トロさわら」というネーミングに偽りなし!

名古屋行きの快速みえを多気駅で下車。紀勢本線(新宮行)に乗り換える。待ち時間45分も私たちにはどうということもなく。ニッポンなのにイタリアを旅しているような風情で、楽しくなる。宿の最寄り駅「三野瀬」で下車。徒歩で海沿いの「割烹の宿 美鈴」さんへ。BRUTUSの2012年6月15日号の特集「記憶に残る夏にする、海宿、山宿」に掲載されていた宿。いつか行きたいと思っていた。念願叶う。早く着いてしまったのに笑顔で迎えてくれ、お風呂も早めにご用意してくださった。ありがたいお心遣い。夜のご飯は期待通りの美味しさで、照り葉を添えた設えもご馳走。何もせず、丁寧に作られた美味しいものをいただき、お風呂に入って床に就く。なんとも贅沢な時間。

夕ご飯@割烹の宿 美鈴