松阪へ (2018.10.24 Wed.)

気持ちよく目覚めお風呂をいただく。そして朝ごはん。朝ごはんも、美味しい!チェックインのとき同様、出立の今朝もこちらの都合でご配慮をいただく。まことにありがたい。帰路は松阪までのバスを選択。そこから列車に乗り換えて帰洛の予定。しかし松阪の町もぜひ、と女将さんに背中を押される。バスは路線バスの長距離線。三浦から松阪の間にも一度トイレ休憩あり。列車とはまた違う面白さがあって乗り換えがない分、すいすいと松阪着。終点の手前、松阪駅で下車。荷物をコインロッカーに入れて、まずは松坂城跡を目指す。なんたって石垣好きだから(笑)向かいながらカフェを探す。しかし、ない。普通のコーヒー店もない。松阪の人はコーヒーを飲まないのだろうか、と歩いていたら良さげなお店を見つけた。すかさず入る。ありがたいことにイタリアのコーヒーマシンを使ったお店でした。ご店主とも話が弾む。美味しいカッフェで一息ついて目指すは松坂城。いやぁ、いい!ここもいい!!何とも気持ちのいい場所です。お城は残っていないけれど、壮大な石垣が残っている。またこの松坂城跡は公園になっていて、園内には本居宣長記念館もある。カッフェをいただいたオトモニコーヒーさんで、ぜひにと勧められた。なんでもオトモニさんのロゴをデザインしたデザイナーさんが記念館のロゴなども手掛けているとか。これもご縁と記念館にも立ち寄る。ここがまた面白い!本居宣長さんのすごさに圧倒される。字も上手ければ絵もうまい。17歳のときに描いた地図ですって!?医者の仕事をきちんとこなし、夜は好きな学問に没頭。妻子をきちんと養い、研究者としてすばらしい結果を残した。いつ寝てたんだろう。「凄い」としか言葉が出ない。尊敬する人のリストに即座にオン。爪の垢を煎じて飲みたいものだ。せめて鈴屋さんにあやかって仕事部屋に鈴でも置こうか(笑)すごいすごいとつぶやきながら下に降りると有名な御城番屋敷に。ここは江戸末期に紀州藩士が松坂城警護のため移り住んだ武家屋敷。今も普通に人々が暮らしているのがいい(西棟北端の一軒は公開されていました)。

さて、あれこれ学んだ後はお腹も空く。ランチをと手にしたパンフ「ちょこっと松阪牛 2018」で見つけた場所は、カッフェをいただいたオトモニコーヒーさんが入るビル。同じフロアで奥がロジャーさん、というよりはオトモニさんが一角を占めていると言った塩梅。同じお店かと思ってました。すてきなコラボ。運良く美味しい松阪牛と松阪豚のキーマカレーとハートランドをいただけた。松阪、いいところだー(笑)

近鉄伊勢志摩ライナーに乗って帰洛。最後まで人と食に恵まれた旅でした。バンザイ!!そうそう、松阪が「まつさか」ということを初めて知る。ずっと「まつざか」だと思っていました。なお、松阪は古くは松坂と表記。そのためお城は「松坂」城。