正倉院展 (2018.11.11 Sun.)

まだまだ続くよ芸術の秋。入場券をいただいて、やぎは初めて私は久しぶりの正倉院展。夕方がいちばん空いていると耳にして、ゆっくりと出向く。久しぶりの奈良、日帰りはできるけれど一泊で。前回は京都へ越してきたばかりの2011年秋。香木「蘭奢待」が出陳された第63回。そのときに比べると第70回はビジュアル的に楽しめるものが多かった印象。ポスターにもなっていた「玳瑁螺鈿八角箱」は驚きだった。その他にも「平螺鈿背八角鏡」「繍線鞋」などなど、当時の仕事にくらくら。「花氈」「色氈」などのフェルト(2015年春に従来考えられていたカシミヤに似た山羊の毛ではなく、羊毛であることが分かったと発表された)の敷物も興味深かったし「銅匙」なども素敵だった。第70回を迎えてなお初出陳があることにもびっくり。

よいものを見たらよいお酒が飲みたくなります。はい(笑)今日はお料理も軽めにワインバー「Seve」さん。今宵も鼻をきかせて見つけたお店。地元出身のご店主の、静かな地元愛もいい塩梅。ワインもお料理もこれまたいい塩梅で相客にも恵まれ楽しいひとときとなる。日帰りではなくちょっと贅沢に、奈良ステイにしてよかった。