利休居士伝書(2019.01.27 Sun.)

予報通りこの週末は雪になった。大人しく自習と確定申告の資料作りとする。まずは自習。「利休居士伝書」を学ぶ機会があり、その復習から。「利休居士伝書」は、昭和初期に松山米太郎(吟松庵)が奈良の松屋父子が書き残したものを「茶道四祖伝書」と題して翻刻したもの。国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている「茶道四祖伝書. 利休居士傅書全」(昭和8年 松山米太郎 編)には“利休居士(千利休)傅書、三斎公(細川忠興)傅書、古織公(古田織部)傅書、甫公(小堀遠州)傅書、の四部の総題。(略)松屋会記の著者して有名な松屋源三郎久政、久好、久重、父子三代の筆記であって、云々”と書かれている。なお、この翻刻の底本は小堀宗中(遠州流8世)写本、とのこと。なお、1974年には「茶道四祖伝書」(松山吟松庵校註 熊倉功夫補訂)が思文閣出版から出版されている。