月釜@水無瀬神宮(2020.01.17 Fri.)

10月のお献茶式へは毎年足を運んでいる水無瀬神宮。ご縁あって13日(日)月釜へ寄せていただく。大福茶のお席もあり、思いがけず初めての体験。テレビのニュースで見たことがある、大きな大きなお茶碗でお濃茶のように回し飲みをする大福茶。果たしてちゃんと飲めるだろうか。どきどきしながらお席入り。お正客様のお席へは新しく新調したというお茶碗。お一人でも飲める様に軽く作りましたとお席主。それにしてもお茶杓と茶筅の大きさもすごい。続いて次々とお茶碗が出て来る。私のところへはだいぶ大きなお茶碗が回ってきた。最初にいただく光栄に浴する。両隣の方に助けていただき無事に美味しく頂戴する。ほっ。お菓子は「花びら餅」。このお菓子に最初に出会ったときは「むっ!?」と思ったものです。今ではなんと美味しいのだろうと思う。成長しました(笑)さて、花びら餅の原型は「菱葩」(ひしはなびら)と呼ばれるもの、だそうだ。そしてそれは川端道喜がお正月の鏡餅を調進して御所に納入した「正月御居御鏡餅(しょうがつおなりおかがみもち)に由来があるとのこと。こちらのページ「京都暮らしあれこれ 第8回 川端道喜の「御菱葩餅(おんひしはなびらもち)」に教わりました。牛蒡、元々は鮎だったんですね!

次に月釜のお席に入る。待合ではお正月なのでと一献。うれしいお心遣い。お席ではお濃茶のお心尽くし。岡山辻利園詰の濃茶に元号令和に因んだお菓子。ご製は末富さん。お正月らしいお席を堪能してまことに好日。

写真は2015年、友人宅でのお稽古会お初釜での「花びら餅」(とま屋製)。表の友人、そしてお裏さんの友人に私の三人で幾度かお稽古会をして、お初釜(もどき・笑)も二回。しかしいつしか休会となって久しい。再開したいものです。その思いも込めて写真をアップ。