美術館でランデブー(2020.07.08 Wed.)

友人へ頼まれていた物を渡すため、京セラ美術館で待ち合わせる。約束の時間まで各々展示を見る。私はコレクションルーム夏期へ。「女性が描く:上村松園を中心に」のコーナーがとてもよかった。京セラ美術館、基本的には写真はNGだそうですが、OKのものもある。上村松園の作品はすべて撮影可能。ただどれがいいのか、お印がなく分かりにくい。再度見直すために戻り、他の方が写していて撮影可能とわかった次第。「杉本博司 瑠璃の浄土」の展示では、可能な箇所に写真OKのステッカーが貼られていたような。統一された、わかりやすいシステムを望みます。(*7/12追記:本日再訪 写真許可についての表示が出ていました)

日本画に興味を持ち始め、その良さが分かるようになったのは、着物をきるようになってから。描かれた着物や帯そして風物や習慣などにまず目が行くようになり、次第に作品自体への興味も湧くようになった。今回出品されていた上村松園の作品でも、モデルの着物、その着付け、髪型など大いに興味深く拝見した。そして絵画から滲み出るその時代の空気、さらにはモチーフの内面等。あらためて上村松園という作家の力量を思う。

「待月」と名付けられた作品。ひとつ持ち帰れるとしたらこれ(笑)帯のタレに入った文字。なんと書いてあるのだろうか。帯屋さんの屋号だろうか。それを紐解きたくて写真を撮ったのに、肝心の帯をアップに写したものはピンボケでした。とほほ。

美術館の人数を制限しての事前予約、作品をきちんと鑑賞できとてもいい。これを機に美術館などのあり方も変わっていくだろうか。