君の名は(2020.11.11 Wed.)

“ドキン”ちゃん。お世話になった藤村ゆかりのお宿、その看板娘。「どきん」と聞くとアンパンマンの「どきんちゃん」をすぐに思い浮かべてしまうけれど、この看板娘はどうやら「谷川俊太郎少年詩集」のタイトルから取られているのではと推察する(本当のところはわかりません・笑)。餌がカゴに入れられていてドキンちゃんに自由に与えることができるようになっていた。お宿に着いたときはそのカゴが空っぽで叶わず。お宿を後にする朝、餌やりが叶う。ヤギに手渡しで餌を与えるという初めての経験。大人しい印象のヤギですが、餌を食べるときは結構「野生」を感じさせる表情で、へっぴり越しのわたしです(笑)裏庭にはドキンちゃんの他に数頭のヤギ。後から知ったことですが、ドキンちゃんの双子の妹“コキン”ちゃんもいらっしゃったようだ。さて、このお宿では朝食のときに林檎ジュースかヤギのミルクが選べる。元々ヤギのミルクが好きな私は迷いなくヤギのミルクを。相方はヤギが乳母なのにリンゴジュースを。お隣のテーブルの女性たちにお宿の人がヤギミルクの効能などを説明していて、昔はお母さんの母乳が出ないときは赤ちゃんをヤギのミルクで育てたことも、というお話も。お若い二人はしきりに驚いていた。お先にのご挨拶の後「夫はヤギのミルクで育ったんですよ」とお話しすると目を丸くしてのリアクション。いやわたしもヤギのミルクで育った人を結婚して初めて知ったんですけど、と心の中でつぶやく(笑)ドキンちゃんのおかげもあって、まことによい滞在となりました。また会いに行きたい!