伊豆山(2021.07.05 Mon.)

2007年5月撮影
2007年5月撮影

こちらでも怖いくらいの大雨だった。あちらこちら大丈夫だっただろうかと心配していた矢先、驚きのニュースが飛び込んできた。伊豆山はお気に入りの温泉宿があり、1991年の春から年一度のペースで訪れていた場所。宿から眺める相模湾の景色が大好きだった。京都へ越してきたことに加え、その宿の経営が大手リゾートに渡ってしまいすっかり縁遠くなってしまった。けれど未だその宿がナンバーワン、唯一無二。相模湾の景色と共にいつも懐かしく思い出されるのです。

皆様のご無事を心からお祈り致します。しばらく前線が停滞するとのこと。これ以上の被害が出ませんように!!

ややこしい日々が続く。感染症に加えての雨のシーズンも二巡目を迎えた。昔は「梅雨」と言えばしとしと雨が降り、じとじとした鬱陶しい日が続く、という認識だった。いつから梅雨の期間に台風並みの被害が出るようになってしまったのだろうか。毎年「記録的な」という形容詞も聞かれ、心底恐ろしい。伊豆山の土石流、発生地点の最上部は「盛土」だったとニュースで知る。「盛土」という言葉を聞くと20代初めにアルバイトをしていた会社での出来事を思い出す。当時、青焼きした図面の色塗りが主な仕事で切土と盛土を色分けする「切土盛土図」もよく塗った。その時のボスがことあるごとに“土地や家を買うときはその場所の「切土盛土図」を必ず請求するように”と。まだ家や土地を買う機会には恵まれていないけれど、おかげで「土地」の成り立ちに心を配るようになった。自分が今住んでいる場所に、リスクがあるか、あるとしたらどんなリスクかを気に留めるようになった。梅雨が明けても台風と心配は尽きない。点検と心構えを忘れずに!