ブレザオラ(2021.10.24 Sun.)

Bresaola della Valtellina、牛肉の生ハム。これを初めて口にしたのは30年前に訪れたイタリアはミラノでのことだった。ブレザオラとruchettaの組み合わせ。その上にピーラーで薄くスライスされたパルミジャーノ。レモンとオリーブオイルをかけて。牛肉の生ハムもルケッタも初めての味。なんて美味しい組み合わせなのだろうと感動した。それから時はぐんぐんと流れた最近、PIATTIさんで無添加のブレザオラの取り扱いが始まっていたので、購入。この辺りでは葉がギザギザした野生種のルケッタが手に入らないので、丸い葉っぱの普及しているルーコラを買い求め、ミラノで30年前に食べたお皿を思い出しながら、アンティパストに。懐かしい味と共に最初のイタリアへの旅が蘇る。

それにしても、PIATTIさん取扱のBresaola della Valtellinaの美味しいこと!お肉の加工品は添加物が気になることが多い。その点イタリアのプロシュットは添加物なしなので、我が家でも定番のアイテムですが、その他になかなか定番になるものがなかった。ゆえにこれは大変ありがたい。少しまとめて購入してすぐに食べる分以外は冷凍にしている。真空パックではなく、紙パックで冷凍、というところがミソ。

今日はご近所のFさんからルーコラを他のサラダ野菜と一緒にいただいたので、庭の柿も合わせてブレザオラに添える。レモンの代わりにスダチ。口にふくめば自然に笑みがこぼれる。ちなみに今日のお皿は岸野寛さんのもの。何をのせても映える。魔法のプレートです。