勉強会“逆勝手の巻” (2015.02.14 Sat.)

わが家の和室は普通の和室でお茶室仕様ではなく、逆勝手の方が使いやすい、とは常々思っていたけれど、逆勝手はねぇと躊躇していた。Hさんのご発案に背中を押されて本日のお題となる。随分とご無沙汰の逆勝手。まったく思い出せず(苦笑)手元にある「即中茶記 第三分冊」(河原書店)を見ながら何とか!炉も切っていないので、いつものようにこの季節でも風炉。お道具も相変わらず少ない手持ちで工夫。お花の紅梅とお水指はFさんにお持ちいただいて、季節にふさわしい替え茶碗とお薄はHさんにご持参いただいた。お菓子調達もHさんが。やはり三人寄れば、です。ありがたい。

お菓子はこの季節だけのお楽しみ「雪餅」。FさんとHさんは二箇所の雪餅を贅沢にも食べ比べ。基本辛党ゆえこの日の食べ比べはご辞退申し上げた私ですが、前日のお稽古が「雪餅」(二条駿河屋製)で図らずも私も食べ比べと相成りました(笑)「雪餅」は黄身餡だと思っておりましたが、紫野原水さんは餡が若草色でした!

●掛物 色紙 天神様 坪島土平筆
●花入 焼締め 永井健作 
●花 八重紅梅(F)水仙
●釜 富士釜
●風炉 鉄風炉
●風炉先 唐松裂
●茶入 伊賀肩付
●仕覆 日野間道(?)
●茶杓 惺斎好 五つ節茶杓 銘「不老」 宗泰作
●薄茶器 松蒔絵棗
●水指 染付桶側水指(F)
●建水 モール袋形 銅鎚目
●茶盌 中里隆 唐津粉引
・替 時代物 梅月柄 作者不明(H)
●濃茶 即中斎好 清昔 柳桜園詰
●薄茶 坐忘斎宗室好 雲月の白 清風園詰(H)
●主菓子 雪餅 嘯月製/紫野源水製
●器 乾湿 重ね小箱 鎌田克慈作

以下覚書:

●風炉逆勝手(薄茶)

*袱紗は右につける。袱紗さばきをするときは、右手で帯から取り、打ち返して左手にのせ、上の端を取っていつもの様にさばく。塵打ちは勝手付(右膝)で。
*戻るときは、建水を持って戻るときを除いて、左(客付)に回る。
*茶道口より入る足は本勝手同様左足から。
*茶碗その他の向きをかえるために回す場合は、本勝手と反対に回す。
(**お裏さんは、足の運びも逆に。お道具の扱い方、お茶碗のまわし方などは本勝手と一緒)

・水指しを持ち出し風炉の左、真横に置き付けて水屋へ戻る。
・本勝手と同様、右手に茶器、左手に茶盌を持って出て水指の前に座り、茶器をその手で水指の左前、続いて左手の茶盌を右手に持ち替えて、右手で茶器の右横に置き付ける。
・建水を、右手に持って出て居前に座る。
・柄杓を右手で建水より少しあげ、左手で蓋置を取り出し、柄杓を元に戻し、蓋置きを右手に持ち替え置き付け、柄杓を右手で建水より取り、両手で扱って(柄杓の構え方は、左上、右下と本勝手同様)左手で蓋置におき、一礼。(**お裏さんは一礼なし)
・(身繕い、気を落ち着けてから)建水をすすめ、茶碗を左ー右で前へ取り、茶器は右手で取る。
・袱紗をさばき、茶器を拭い水指の左前、再び袱紗をさばいて茶杓をふき、茶筅を取り出し茶器の右隣へ。茶碗を右手で真中へよせる。茶器・茶筅は水指の前に「少し流して」(斜め)置き合わせる。
 (**お裏さんは、茶器は流して、茶筅は水差し前中央に置きます。
・袱紗を右手で右膝前隅へ置き、柄杓を左手で取り構えて、釜の蓋を右手で取り、袱紗を建水のうしろに置いて、茶巾を釜の蓋へ取り出す。
・お湯を茶盌に汲み入れ、茶筅とおし、茶盌を手に取ってあたため(いつもと逆回し=時計回り)お湯を右手で建水に棄て、布巾で拭く。
 ーお茶を点てる手順は本勝手同様ー 
 *ただし、茶器の蓋はどんなものでも茶盌と膝の間に置く。
 *水指の蓋は、右ー左ー右、最後は蓋の右横を取り、水指しの勝手付(右横)にたてかける。(**お裏さんは四手)
 ーお茶がたったらー
・右手で茶盌を取り、左手で左膝斜めに仮置き、その正面へ回り、茶盌を右手で取り、いつもと逆に回し(時計回り)左手でさし出す。
 ーお茶盌がかえったらー
・客付に斜めに回って、左ー右で茶盌を前に取り、居前に戻って左ー右で膝前に置き、お湯を茶盌に汲み入れて茶盌をすすぐ。
 ーお仕舞いの挨拶があったらいつもの様にお仕舞いにするー
*茶器・茶盌は最初と同じように水指しの前へ置き合わせる。まず右手で茶器の位置を少し直し、膝前の茶盌を、右ー左で茶器の右横へ置き合わせる。
・お釜へ水二杓さし(**お裏さんは一杓)、柄杓を構え、釜の蓋をし、柄杓は左手で釜蓋へ置く。
・水指しの蓋は巻き戻し。右ー左ー右でしめる。(**お裏さんは四手)
・左手で柄杓を取り、両手で扱って、本勝手同様右手で柄杓を持ち、左手で蓋置を取り、併せ持ち、勝手付(右)斜めに回り、左手で建水を持ち、勝手付へ回って、水屋に戻る。
 (**お裏さんは、回りきるまで、建水がお客様に見えないように=左側に持ってこない)
 ・水指の前に出て座り、まず右手で茶盌を取って、左手に持ち変え、右手で茶器を持って下がり、最後に水指しをひく。

ー両器拝見の場合ー
*水指の蓋を閉めてから、お正客より両器拝見の挨拶があれば、本勝手と同様の順序で拝見にさし出す。
・柄杓を左手で取り右手で建水に置く。蓋置きも建水のうしろへおき、茶盌を左ー右ー左で建水の前方へ仮置き。
・茶器を取って、客付に斜めに回り、膝前に茶器を置き袱紗をさばいて(塵打は右側)いつものように茶器を拭い、向きを二度に変えて(本勝手と逆向き=時計回り)右手で指し出す。
・袱紗を帯に付け、居前に戻り、茶杓を右手で取り客付へ斜めに回って向きを変えて、茶器の左横へ左手でさし出す。

ー客の心得ー
*お茶をいただくとき、本勝手とは逆に茶盌の左横が真正面になるように二度に回す。亭主に茶碗を返すときにもいつもと逆に回す(時計回り)。
(**お裏さんは本勝手と同様)