みなさんこんにちは!これを書いている今日、5月31日は、ついに、ついに、ついにワールドカップ開幕であります(感激)!しかし、どうしたことか?我らが日本代表は、怪我人や病人が続出しており、ちょっと心配な状態です。虫垂炎の噂がある小野君は開幕戦は大丈夫なのでしょうか?それから、宮本君は昨日の練習試合で鼻骨骨折しちゃったそうですね(涙)。ここはひとつ守護神「八咫烏」君にパワーを全開にしてもらい、日本代表が無事活躍できるよう見守ってほしいと思います。そうそう、ラッキーなことに、私は「イタリアvsクロアチア」のチケットを入手しちゃいました(笑)。観戦前からドキドキ状態ですが、すべての試合で各国代表のハツラツとしたプレーを期待したいと思います。
WWDC 2002のJobsの基調講演では、Jaguar(Mac OS X 10.2)に搭載される予定の新しい機能がいくつも紹介されました。どうも、その中のひとつ「Quartz Extreme」について、マックユーザの間で数々の誤解が生じているようです。簡単に説明すれば、Quartz Extremeは新しい2Dグラフィックス・アクセラレーション機能です。これは、最新グラフィックカードに搭載されている3Dグラフィックエンジンの能力を、2Dグラフィックス表示に転用する技術です。多分、OpenGLのテクスチャ描画のAPIをうまく用いることで、2Dグラフィックス・アクセラレーションを実現していると予想されます。そのため、この仕組を活用できるMacintoshのハード環境は、そうしたAPIを高速に処理できるGeFoeceやRadionなどの最新ビデオカードと、32MB以上のVRAM(16MBでもOKとの噂あり)が搭載されていることが条件となります。
ところが、この話を聞き、「うちのマシンでは、Jaguarが動かないそうだ!」「Apple社は旧機種ユーザを見捨てた!」などと言った、マックユーザ独特(笑)のネガティブ思考の発言をよく耳にするようになりました。しかし、これは誤解です。まずJaguarの動作環境ですが、現状ではMac OS X 10.1とまったく同等となっています。私は、WWDC 2002の会場でJaguarが起動している旧iBookを見ましたので、まずは間違いないでしょう(将来的にどんでん返しが起こらない限りは...)。それから、Quartz Extremeが使えないといっても、Mac OS X 10.1よりも2D描画が遅くなることはありません。Jaguarに搭載されるQuartz 2D APIも、PowerPCに対してより最適化が進んでいると思われます。2D描画が高速になることがあっても遅くなることはまずないでしょう。
Quartz Extremeは、最近のビデオカードの有り余っている3Dパワーを2D描画に生かそうとする技術です。ですから、そうした最新ビデオカードが使えない機種ではどうしょうもないわけです。無理に旧ビデオカードの機種に実装すれば、逆に描画スピードが遅くなるだけでしょう。昔の技術に例えれば「浮動小数点コプロに対応した演算ライブラリを実装しました」という発表を聞き、コプロ未搭載機種ユーザが「それを使えるようにしろ」と騒いでいるようなものです。コプロをエミュレーションしてまで演算ライブラリを使ったところで(昔々あったなぁ〜)、速度的にはまったく無意味なわけです。つまり、Quartz Extreme技術により描画速度の向上が体感できるレベルが、Apple社が提示しているハード構成というだけのことです。
Jaguar自身も、カーネルやAPIにさらなるチューニングがなされているそうですから、Mac OS XネイティブアプリケーションやClassic環境の動作速度にも改善が見られるでしょう。加えて基調講演では、Finderのマルチスレッド化も進み、体感速度も上がっているといた説明もありましたので、日常作業のストレスも軽減されるかもしれません。つまり、Apple社では、できかけだったOS(笑)の完成度をどんどん上げている最中なのです。そんなわけで、Quartz Extremeが動かなくても、Mac OS X 10.1より使用感が向上していることが期待できます(多分)。これは、Mac OS Xを使いたいけど速度的な問題でインストールをためらっていた、旧iMacや旧iBookユーザにも朗報になるかもしれません?そう言う意味では、旧機種でも Mac OS Xの快適な環境を導入できるようにと、Apple社は努力しているわけですね...。
この数年、3D描画に対するビデオカードメーカの開発競争には凄まじいものがあります。と言うより、すでにユーザ無視の過当競争の粋に達した感があり、ゲームや3Dグラフィックスを生業にしている人意外にはほとんど意味のない「代物」と化しています。つまり、多くのユーザにとっては「高機能&高速の3D描画機能」は、宝の持ち腐れ状態となっているわけです。その割にはは2D描画の性能向上は頭打ちで、特にQuartz 2Dのような複雑で高度なベクトル処理を行う描画システムのアクセラレーションはないがしろにされており、相変わらずCPU頼みの状態が続いています。大多数のユーザが恩恵を得ることのない「石ころ」を蔵から取り出してきて、2D描画という目に見える「お宝」に変えて提供してくれるQuartz Extremeは、Apple社から久々に登場したクールな技術と言えるのではないでしょうか?
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