● 実験器具は自分で探せ!(64)2005年2/19~3/4分

  このニュースは、MOSAの会員にのみ配布されているデベロッパー向けの
  デジタルマガジンMOSADeNのに掲載された記事です。ほぼ一ヶ月遅れで
  ここに掲載されて行きます

【開発環境】

最近は、QuickDraw APIを使うのを止め、積極的にCoreGraphics(Quartz 2D)APIの方を活用してアプリケーションを開発しております...。まあAPI自体の差し替えについては95%以上問題ないのですが、全面的に差し替えようとすると、何かと不都合や面倒なケースに遭遇します。特にCoreGraphicのディフォルト座標系が、Window ManagerやControl Managerと異なるのは実にうっとおしいですね(簡単に変更はできるが...)。それから、整数による座標、加えてCopyBits()、PICT、Polygon、Regionなどの「名作」との決別は、古くから継続しているアプリケーションによっては大きな障害になりうるでしょう。また、別のManagerやQuickTimeにQuickDrawに依存したAPIが残っている場合が多々あり、そうしたAPIを使用しなければいけない場合などは、はっきり言って矛盾を禁じ得ません(笑)。QuickDrawからCoreGraphicsへ切り替える作業については、以下のドキュメントが大変参考になります。

「Transitioning to Quartz 2D」

http://developer.apple.com/documentation/Carbon/Conceptual/QuickDrawToQuartz2D/index.html

幾つかの「懸案事項」については、ドキュメント内でも「機能が不足している」と正直に認めておるのですが(笑)、はたしてこうした部分がMac OS X 10.4(Tiger)で見事に解決されているのでしょうか?注目したいところです。


【テクニカルドキュメント】

前回から3月4日の期間中、Apple社のDocumentationサイトには新規ドキュメントが10登録されました。すべてマイナーな改訂版です。今回からドキュメントタイトルの後ろに、どんなテクノロジーに関係する資料なのかを記号で示すようにしてみました。CBはCarbon、COはCocoa、CFはCore Foundation、DWはDarwin、DVはDevice、ASはApple Script関連のドキュメントであることを意味しています(ちなみにCFはCBにもCOにも関係している)。こう見ると、CarbonとCocoaの両方から共通で使える技術が増えてきたことが分かります(CF関連資料はPDF版を用意して欲しい!)。また、デベロッパー向けに2つの読み物が登録されています。ここで解説されている両技術は、Mac OS Xが登場したおかげで積極的に活用できるようになったわけでして、デベロッパーとしては大変喜ばしいことです(笑)。「Accessing SQL Data in Apple Remote Desktop 2」の方は、前号の木下さんの解説も参考にしてください。

「Bundles」CF
「Certificate, Key, and Trust Services Reference」CB&CO(PDFあり)
「Communicating With Objects」CO
「Core Foundation Reference」CF
「Internationalizing Your Software」CB&CO(PDFあり)
「Kernel Extension Concepts」DW(PDFあり)
「Mac OS X Man Pages」DW&DV
「Multithreading Programming Topics」CB&CO(PDFあり)
「Plug-ins」CF
「XML-RPC and SOAP Programming Guide」AS&CB&CO(PDFあり)

http://developer.apple.com/documentation/index-rev-date.html

「Developing Java Applications on Mac OS X with Eclipse」(読み物)

http://developer.apple.com/tools/usingeclipse.html

「Accessing SQL Data in Apple Remote Desktop 2」(読み物)

http://developer.apple.com/appleapplications/ardsql.html

前回から3月4日の期間中、新規のテクニカルノートはひとつだけ登録されました。また、新規テクニカルQ&Aの方は3つ登録されています。TN2110はMac OS X 10.3にインプリメントされているJavaのバージョンの種類とその認識方法が示されています。QA1411とQA1413については、前号の木下さんの解説を参考にしてください。現状のQuickTime 6におけるファイルハンドリングは、内部的にFSSpecに「頼り切っている」という証拠がボロボロと出ております(笑)。

TN2110「Identifying Java on Mac OS X」

http://developer.apple.com/technicalnotes/index-rev-date.html

QA1304「Movie Export - Always fill in the MovieExportGetDataParams dataSize field」
QA1413「NativePathNameToFSSpec returns bdNamErr (-37) error」
QA1411「Sequence Grabber preallocates large file when recording」

http://developer.apple.com/technicalqas/index-rev-date.html


【サンプルソースコード】

前回から3月4日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには、新しいサンプルソースコードが3つ登録されました。「BrideOfMungGrab」と「HelpHook」については、前号で木下さんが紹介されています。

「SwapLAF」(Java関連)
「HelpHook」(Java関連)
「BrideOfMungGrab」(QuickTime&Sequence Grabber関連)

http://developer.apple.com/samplecode/index-rev-date.html


【デベロップメント SDK】

前回から3月4日の期間中、Apple社のSDKサイトには新しいSDKが2つ登録されました。「Kernel Debug Kit 」は、最近登場したMac OS X 10.3.8に対応したバージョンです。

「CoreAudio SDK v1.3.4」
「Kernel Debug Kit 10.3.8」

http://developer.apple.com/sdk/


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