【開発環境】
いよいよWWDC2005が開幕します。今年は、直前にTiger(Mac OS X 10.4)が販売開始されたことで、そのフィードバックとハンズオン(Apple社の技術者と共にソフトやハードに最新技術を実装をする実習みたいなもの)が中心になると予想されています。また、事前に発表されているカンファレンスセッションの内容や催し案内を眺めても、そうした雰囲気になるのは間違いなさそうです。ある意味、ちょっと新味に欠けるWWDCになるかもしれません。まさか、Mac OS Xの次期コードネーム(みんな興味あり)や、その内容の一部が紹介されるなんてことはないと思いますが(笑)、ハードだけでなく、開発環境やソフト方面でも何か大ネタが用意されているのを期待したいところです。
そうした中、ほんのちょっとだけ私が期待しているのが、64bit化されたCarbonとCocoa Frameworkの発表です。Tigerでは64bitアプリケーションの開発と起動が可能になりました。しかし、それはあくまでもグラフィカルユーザインターフェースを持たない(CarbonもCocoaも使わない)アプリケーションのみに限定されます。確かに、32bitアドレッシングではアクセスできないような大容量データを、64bit化した別プロセスにより管理するといった作業は可能です。しかし、そうした大量データをユーザインターフェースを用いてリアタイム処理したい場合には、その制御や描画に関わるFrameworkが64bit化されていなければ不可能となります。私が関わっているVoxelデータの処理アプリケーションなどが、そうした状況に置かれている典型的な代物です。ところで、64bit Carbonの登場時には間違いなくQuickDrawとはサヨナラかもしれません...。その時が近づくのが嬉しいやら寂しいやら(笑)。
Mac OS X 10.4における64bitアプリケーションの動作環境や開発については、以下のドキュメントを参照してみてください。
「64-Bit Transition Guid」
http://developer.apple.com/documentation/Darwin/Conceptual/64bitPorting/index.html
【テクニカルドキュメント】
前回から6月3日の期間中、AppleのDocumentationサイトには新規ドキュメントがひとつも登録されませんでした。年に数回あるかないかの現象ですが、WWDC直前のこの時期はいつものことです。今頃、Apple社の技術者達はKeynoteによるプレゼン作りで大忙しでしょう(笑)。
http://developer.apple.com/documentation/index-rev-date.html
前回から6月3日の期間中、新規のテクニカルノートはひとつも登録されませんでしたが、新規テクニカルQ&Aの方は2つ登録されました。QA1416の方については、前号の木下さんの解説も参考にしてください。
QA1242「Developing for VFS」
QA1416「Specifiying if the CPU or the GPU should be used for rendering」
http://developer.apple.com/technicalqas/index-rev-date.html
【サンプルソースコード】
前回から6月3日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには、新しいサンプルソースコードがひとつも登録されませんでした。
http://developer.apple.com/samplecode/index-rev-date.html
【デベロップメント SDK】
前回から6月3日の期間中、Apple社のSDKサイトには新しいSDKがひとつも登録されませんでした。
http://developer.apple.com/sdk/
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