【開発環境】
Mac OS X 10.4になり、Carbon関連のヘッダーファイルに定義されているAPIのコメントに「*** DEPRECATED *** 」という表記が追加されている場合があります。DEPRECATEDを訳すと、非難する、反対を唱える、軽視するとかになるのですが、どうも「廃止予定」と言う意味のようです。この「DEPRECATED」で、色々なヘッダーファイルを検索してみると、QuickDraw.hだけではなく、Files.hとかPMApplication.hなどでも数多くのAPIが廃止予定であることが分かります。
Xcode 2.1のインストール時に、Developer/SDKsフォルダ内にMacOSX10.4u.sdkもインストールし、それを利用可に設定しておくと、Make時にDEPRECATEDが付いたAPIの使用にはWarningが表示されます。なんだかとても気分が悪いのですが(笑)、筆者が以前作成した湘南ミーティング用の簡単なサンプルでも、160以上のWarningが表示されてしまいました(涙)。しかし、GetWindowBounds()はOKなのに、SetRect()やOffsetRect()はダメなのは納得できませんねぇ。もう少し廃止対象APIの選定をちゃんとした方が良いような気がします...。
ところで、「廃止予定」は理解できるのですが、Apple社はいったい「いつ」廃止するのでしょうか?時期Mac OS X 10.5(Leopard)投入時でしょうか?今すぐ、これらのAPIを廃止したら、起動しなくなるソフトが大量に出現してしまいます。また、ヘッダーファイルから消してしまうと(APIは残すとして)、古いソフトは再リンクできなくなり、メンテナンスは不可能となります。多分、最終的には、SDKを10.4用と10.5用に切り替え可能にするのでしょうね(10.4用にはDEPRECATED APIを残す)。兎にも角にも、サヨナラするのはQuickDrawだけではなさそうです。
【テクニカルドキュメント】
前回から9月23日の期間中、Apple社のDocumentationサイトには新規ドキュメントがひとつも登録されませんでしたが、新規リリースノートの方は4つ登録されました。また、デベロッパー向け読み物もひとつ登録されています。Javaに関連するリリースノートについては、前号の木下さんの記事も参照してみてください。
リリースノート
「Java 1.3.1 and 1.4.2 Release 2 Release Notes」(PDFあり)
「J2SE 5.0 Release 1 for Mac OS X Release Notes」(PDFあり)
「Java 1.4.2 for Mac OS X v10.4 Release Notes」(PDFあり)
「WebObjects 5.3 Release Notes」(PDFあり)
http://developer.apple.com/releasenotes/
「SolidWorks Brings eDrawings to Mac OS X」(読み物)
http://developer.apple.com/business/macmarket/edrawings.html
前回から9月23日の期間中、新規テクニカルノートは2つ登録されました。また、新規テクニカルQ&Aの方は3つ登録されています。TN2026では、MLTE(Multilingual Text Engine )の処理に関する「よくある質問と回答」がまとめられています。いつもいつも、MLTEの処理で苦労させられているCarbonデベロッパーの方は必読でしょう(笑)。テクニカルQ&Aについては、前号の木下さんの記事も参照してみてください。
TN2139「Debugging Dashboard Widgets」
TN2026「Multilingual Text Engine Frequently Asked Questions」
http://developer.apple.com/technicalnotes/index-rev-date.html
QA1412「How can I add the ability to read and write Keynote 2 documents to my application?」
QA1441「UpdateMovieResource causes my movie file to grow bigger」
QA1443「Using QTPixelBufferContext- Create with NewMovieFromProperties」
http://developer.apple.com/technicalqas/index-rev-date.html
【サンプルソースコード】
前回から9月23日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには、新しいサンプルソースコードがひとつだけ登録されました。テクニカルQ&Aの「Using QTPixelBufferContext- Create with NewMovieFromProperties」と連動したサンプルとなっています。
「QTPixelBufferVCToCGImage」(QuickTime関連)
http://developer.apple.com/samplecode/index-rev-date.html
【デベロップメント SDK】
前回から9月23日の期間中、Apple社のSDKサイトには新しいSDKがひとつだけ登録されました。Windows用のQuickTime 7.02 SDKです。 実際に確認はしていませんが、聞いたところでは、Core VideoやCore FoundationなどMaci独自のAPIが使えるそうです。
「QuickTime Windows SDK」
http://developer.apple.com/sdk/
また、以下のサイトからCHUDの最新版である4.2.2がダウンロード可能です。これをインストールすると、「システム環境設定」のハードウェアのカラムに「Processor」境設定がインストールされます。以前、この環境設定のリソースには「x4」マークの画像ファイルが存在しており、色々と憶測を呼びましたが、今回はどうも「x6」マーク(?)の画像までもあるようです(笑)。さて、どうなることやら?
「Computer Hardware Understanding Development Tools (CHUD )4.2.2」
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