【開発環境】
Apple社が「IP over FireWire Preview Release」を発表しました。これは、EnthernetやAirMacなどの代わりに、FireWireを経由してTCP/IPを使い、他のマシンと通信する仕組みを提供します。昔からFireWireを利用したネットワーク構築の話は存在していました。また、その仕組みを提供しているサードパーティもあったと思います。ここへ来て、一般ユーザのマシンでもその能力が利用できる方向へ一歩踏み出したことは、大いに評価されます。この時期での発表は、XServeやRendezvousの登場、次期高速バージョンのFireWireの発表が近い(?)ことなどに関係しているのかもしれません。私としては、大規模なクラスタリングなどでうまく利用されると非常に面白いのではないかと考えています。とにかく、このテクノロジーがどんな方向に育っていくのか?引き続き注目してみたいと思います。
ソフト自体は以下のURLからダウンロードできていたのですが....
http://developer.apple.com/firewire/IP_over_FireWire.html
ところが、12月8日現在、Apple社のサイトから削除されてしまいました。何か問題が発生したか?一般ユーザが取り扱うには、マシン環境を変えてしまうので危険(ネットワーク設定が変わるそうです)と判断したのか?どちらにしろ現状ではダウンロードできません。そのうちADCサイトに登録されて、そちらのみでダウンロードできるように変更されるかもしれませんね。
【テクニカルドキュメント】
前回から12月8日の期間中、Apple社のDeveloperサイトには新しいドキュメントはひとつも登録されませんでした。そろそろ海の向こうではクリスマス休暇に突入します。これから当分の間は、新しいドキュメントの登録は期待しない方が良いかもしれません(笑)。ただし、以前紹介した「Web Services 」のドキュメントが若干改定され(2ページ程度)再登録されたようです。
「Web Services 」(54ページPDF 436K)
http://developer.apple.com/techpubs/macosx/Networking/WebServices/index.html
12月8日までに発表されたテックノートはひとつだけです。Mac OS Xのバージョンの変遷によって生じるソースコードの違いを調整するために、「Weak linking 」と「Availability Macros」という手法が解説されています。とは言うものの、これからは「起動環境はMac OS X 10.2以上」というアプリケーションが増えるでしょうね...。
TN2064「Ensuring Backwards Binary Compatibility - Weak Linking and Availability Macros on Mac OS X」
http://developer.apple.com/technotes/indexes/whatsnew0.html
テクニカルQ&Aの方は、新規に4つの内容が登録されました。「How do I tell if a particular display is being hardware accelerated by Quartz Extreme?」では、CGDisplayUsesOpenGLAcceleration()というAPIにより、Quartz Extremeでハードウェア・アクセラレートされているディスプレーを認識する方法が解説されています。Mac OS Xになり、ディスプレーに関係する様々な情報を入手にするために、Core Graphics(Quartz 2D)に「Direct Display」と呼ばれるAPI群が用意されました。Direct Display APIが定義されたヘッダーファイルは、CGDisplayConfiguration.hとCGDirectDisplay.hですので、興味ある方は参照してみてください。
QA1218「How do I tell if a particular display is being hardware accelerated by Quartz Extreme?」
QA1220「Re-enabling dragging from NSTableView to other applications」
QA1217「How can I programmatically determine the DPI of the current video mode?」
QA1188「GetProcAdress and OpenGL Entry Points」
http://developer.apple.com/qa/indexes/whatsnew0.html
【サンプルソースコード】
前回から12月8日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには11のサンプルソースコードが登録されました。ほとんどがDisk Recording関連のサンプルです。「HISimpleList」というHIView関連のサンプルソースコードもひとつ追加されています。ちょっと品のない(笑)リストコントロールのHiview Objectのサンプルが提供されています。
「ColorSyncDevices-Cocoa 」(Cocoa関連)
「HISimpleList」(HIView関連)
「 ATSUICurveAccessDemo」(Text関連)
「AudioBurn」(Disk Recording関連)
「audioburntest」(Disk Recording関連)
「bulkerase」(Disk Recording関連)
「DataBurn」(Disk Recording関連)
「databurntest」(Disk Recording関連)
「Eraser」(Disk Recording関連)
「Verification」(Disk Recording関連)
「USBUPSMonitor 」(Devices関連)
http://developer.apple.com/samplecode/
何故だか、今回発表されたDisk Recording関連のサンプルコードは、上記URL(Recent Releases)のリストから外れてしまいました。内容を確認したい方は、以下の「Disk Recording」カテゴリーのサイトから直接ダウンロードしてください。
http://developer.apple.com/samplecode/Sample_Code/DiscRecording.htm
【デベロップメント SDK】
今回、Apple社のSDKサイトに登録されたSDKはありませんでした。
http://developer.apple.com/macosx/sherlock/
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