● 実験器具は自分で探せ!(15)2002年12/21~2003年1/17分

  このニュースは、MOSAの会員にのみ配布されているデベロッパー向けの
  デジタルマガジンMOSADeNのに掲載された記事です。ほぼ一ヶ月遅れで
  ここに掲載されて行きます

【開発環境】

Macworld Expo SFは、Apple社から発表された新アプリケーションや新筐体のPowerBook G4のおかげで、大変盛況だったようです。Mac OS Xの利用が定着し、対応アプリケーションや周辺機器が当たり前になってきたことも、展示会を盛り上げた大きな要因のひとつでしょう。アルミ筐体の12インチPowerBook G4は、どう見ても低迷する日本市場がターゲットのように思えます。それから、基調講演でのお披露目はありませんでしたが(もう主役じゃない?)QuickTime 6.1も無事に正式発表されました。いくつか積み残された技術もあるようですが、バージョンアップに伴うドキュメントの更新も近々されるでしょう。

昨年の年末、Apple社のdeveloperサイトに「Windows Win32 API-Mac OS X Porting Guide」という技術ドキュメントが登録されました。その名のとおり、Windows Win32 APIを利用しているプログラマーがMac OS APIを使うにあたっての指針がまとめられています。その内容は「Introduction 」「2D graphics 」「3D graphics 」「User Interface 」「Text |Networking」「Multiprocessing 」に分類されており、最後に各技術に関連するドキュメントサイトへのリンクが添付されています。このリンク集を含め、現役のMacプログラマーにとっても参考となる個所が多々ありますので、一読されることをお勧めします。まあ「言うは易し、行うは難し」なんですけどね...(笑)。

http://developer.apple.com/macosx/win32porting/

それから、オープンソースとしてXFree86プロジェクトで開発されてきたX11R6.6を、Apple自らがMac OS Xへの移植し、「X11 for Mac OS X 」としてリリースしました。こちらについては、前号の新居さんの記事を参照してみてください。

http://www.apple.com/macosx/x11/


【テクニカルドキュメント】

今回は、新規ドキュメントと改定版ドキュメントがいくつか混在して登録されました。まずはCarbon関連のドキュメントからです。このうち、新規ドキュメントは「Fonts Window Services Reference 」「Keyboard Layout Services Reference 」の2つだけで、残りは改定版です。それにしても、Gestalt Managerのリファレンスだけで138ページも必要になったとは、恐ろしい時代に突入したものです(涙)。

「Apple Type Services for Fonts Reference 」(94ページPDF 992K)
「Fonts Window Services Reference 」(18ページPDF 176K)
「Gestalt Manager Reference」(138ページPDF 1.2M)
「Keyboard Layout Services Reference 」(20ページPDF 196K)
「Setting Up Your Carbon Application to Use the Services Menu 」(46ページPDF 412K)

http://developer.apple.com/techpubs/macosx/Carbon/SiteInfo/whatsnew.html

続いて、AppleScript関連のドキュメントです。両方ともMac OS X 10.2に対応した改訂版となっています。

Ticket Services Reference (164ページPDF 1.5M)
AppleScript Studio Terminology Reference (560ページPDF 8.2M)

http://developer.apple.com/techpubs/macosx/CoreTechnologies/siteinfo/whatsnew.html

最後に待望のRendezvous関連のドキュメントです。やっと登場しました...。

「DNS Service Discoverty API(Rendezvous)」 (54ページPDF 896K)

http://developer.apple.com/techpubs/macosx/Networking/siteinfo/whatsnew.html

1月17日までに発表されたテックノートはひとつもありませんでしが、テクニカルQ&Aの方は新規に6つ登録されました。「Why does my identity matrix look strange? 」では、QuickTime API(画像変換用など)で利用するマトリックス構造についての詳しい解説がなされています。

QA1227「Why does my identity matrix look strange? 」
QA1231「Using QTSetAtomData 」
QA1229 「OpenGL and 3D Graphics Changes in Mac OS X v10.2.3」
QA1228 「The Rendezvous Name is not the Rendezvous name」
QA1226「Video Output Components - QTVideoOutputGetIndImageDecompressor」
QA1225 「Finding Missing OpenGL CFM Entry Points」

http://developer.apple.com/qa/indexes/whatsnew0.html


【サンプルソースコード】

前回から1月17日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには8つのサンプルソースコードが登録されました。Mac OS X 10.2ではOpenGLの能力が拡張されているのですが、「GLUTStereo」「TextureRange」「aglClipBufferRect 」などは、それを活かすためのサンプルとなっています。ところで今回の期間中、サイトに重複して登録されているサンプルが3つもありました。しっかりしてください!>サイト管理者殿

「GLUTStereo」(OpenGL関連)
「TextureRange」 (OpenGL関連)
「aglClipBufferRect 」(OpenGL関連)
「QTSPketizerReassem 」(QuickTime関連)
「ResQuerySample 」(Networking関連)
「EnhancedDataBurn 」(DiscRecording関連)
「DockBrowser 」(Networking関連)
「ColorSyncDevices-Cocoa 」(Cocoa関連)

http://developer.apple.com/samplecode/


【デベロップメント SDK】

前回から1月7日の期間中、Apple社のDeveloperサイトに登録されたデベロップメント SDKは「FireWire SDK 14 for Mac OS X」ひとつだけでした。Macworld Expo SFで発表された17インチのPowerBook G4には、世界で初めて(?)800Mbps FireWire (IEEE 1394b)インターフェースが搭載されていますが、それに関する技術内容が含まれているかどうかは未確認です。

「FireWire SDK 14 for Mac OS X」

http://developer.apple.com/sdk/

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