【開発環境】
前回の苦言が利いたのか(笑)さっそくWWDC 2003の日本語ホームページが登場しました。参加費用の早期割り行きが有効なのは、4月18までとなっていますので注意してください(イラン情勢が気になります)。
http://developer.apple.com/ja/wwdc/
今回のWWDCには、毎年秋(だったよね?)に開催されていたQuickTime開発者向けの「QuickTime Liveセッション」も含まれているようです。WWDCはMacintosh用ソフトやハードウェアの開発者向けと言われていますが、最近ではウェブに関連したセッションも数多く開催され、ウェブコンテンツやWebObjectを用いたウェブアプリケーション開発者にとっても大変有意義な催し物となっています。少々費用はかさみますが、こういう時期だからこそ一発奮起して参加されてみてはいかがでしょうか?
そこで、長年の経験から最重要注意点をひとつ...。近々詳細が発表されるだろう日本からのツアーを利用すると、ホテルでの宿泊が二人部屋なのか?一人部屋なのか?で随分費用が異なります。そこで、まずは先んじて部屋に宿泊する相棒を確保することが肝要となります。開催日が近づくにつれて、同居人を確保するための激しい争奪戦が知り合いの間で繰り広げられるのが年中行事でとなっています。ちなみに、筆者は早々にMOSADeN編集長を確保いたしました(笑)。
【テクニカルドキュメント】
前回から2月28日の期間中、Apple社のDeveloperサイトには、以下のHTMLドキュメントがひとつ登録されました。プリントダイアログのPDF関連の隠し機能を利用する方法が記述されています。詳しく前号の新居さんの解説を参考にしてみてください。本当だったら、「システム初期設定」でユーザが編集できなければいけない機能ですね。次期Mac OS Xのバージョンではそうなるのでしょうか?
「Providing PDF Workflow Options in the Print Dialog 」(HTML)
http://developer.apple.com/techpubs/macosx/CoreTechnologies/graphics/Printing/PDF_Workflow/index.html
2月28日までに3つのテクニカルノートが登録されました。「Ensuring Backwards Binary Compatibility」は再収録で日本語訳も存在します。「Guide to Creating Kiosks on Mac OS X」では、教育や公共施設でのナビゲーションなど、不特定多数の人が操作する環境で使うアプリケーションのために、デスクトップのアイコンやメニューなど不必要なオブジェクト消してしまう方法が解説されています。どうも米国では、こうしたアプリケーションのことを「Kiosks 」と呼ぶようですね。Mac OS Xはめったなことで落ちないので、こうした分野に向いているかもしれません。
以前。イタリアのとある町を尋ねた時、駅前に設置された市内観光用「Kiosks 」アプリケーションが落ちて、MS-DOS版のプロンプトが点滅した状態になっていたことがありました。数日経過しても誰も頓着しないようなので、思わずリセットボタンを探してメンテナンスしようとした筆者でした(笑)。
TN2062 「Guide to Creating Kiosks on Mac OS X」
TN2068 「Full Screen changes in QuickTime 6.1 」
TN2064 「Ensuring Backwards Binary Compatibility - Weak Linking and Availability Macros on Mac OS X 」
http://developer.apple.com/technotes/indexes/whatsnew0.html
テクニカルQ&Aの方は、新規に4つの内容が登録されました。Quartz 2DのAPIは基本的にはすべて「Thread Safe」のようです。ところで、QuickDrawもQuickTimeもさっさとThread Safe APIに格上げしてほしいものです。QuickTime APIなど「Javaから呼べるぞ」と自慢してみてみたところで、Thread Safeでなければか・な・り空しいものがあります。
QA1238「Quartz 2D Thread Safety 」
QA1216 「How do I use PMSessionGetGraphicsContext to get a CGContextRef?」
QA1234 「Accessing HTTPS Proxy Settings」
QA1239 「OpenGL and 3D Graphics Changes in Mac OS X v10.2.4 」
http://developer.apple.com/qa/indexes/whatsnew0.html
【サンプルソースコード】
前回から2月28日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには14のサンプルソースコードが登録されました。このうちRendezvous関連のサンプルソースコードについては、前号の新居さんの記事を参照してください。また、QuickTimeのサンプルは最新の開発環境に対応させた再録版がほとんどのようです。今となってみれば誰も使わないWired&Sprite Movieのサンプルソースコードが涙をそそります。ひょっとすると、これらに対応したアプリケーションは、筆者が開発した「キューティマスコット」を含めて世界に数本だけだったのではないでしょうか?現状は、Flashが世を席巻しているわけですが、「こんな素晴らしいテクノロジーがあるから使ってね?」と言う前に、さっさとアプリケーションに実装して世に広めてしまうのが正解なんでしょうねぇ。そう言えば、Apple社はそうしたテクノロジーをいっぱい世に排出しているような...QuickDraw 3D、QuickDraw GX、OpenDoc、etc。最近はちょっとそのことに気づいたのかな?
「TextLinks 」(Cocoa関連)
「WiredSprites」 (QuickTime関連)
「qtwiredsprites」(QuickTime関連)
「qteffects 」(QuickTime関連)
「qtactiontargets」(QuickTime関連)
「PictureShow」(Java関連)
「Clock Control」(Cocoa関連)
「GLUTSurfaceTexture」(OpenGL関連)
「SimpleTabControl」(Toolbox 関連)
「glut(GLUT 3.7 API for Mac OS X )」(OpenGL関連)
「CFMRendezvousSample」(Networking 関連)
「PictureSharingBrowser」(Networking 関連)
「DockBrowser」(Networking 関連)
「CFMRendezvousSample」(Networking 関連)
http://developer.apple.com/samplecode/
【デベロップメント SDK】
今回、Apple社のDeveloperサイトに登録された新しいデベロップメントSDKはありませんでしたが、以下のSDKが各関連サイトに登録されています。興味ある方は参照してみてください。
「Mac OS X v10.2 OpenGL CFM Software Development Kit 」(2.5 MB)
http://developer.apple.com/opengl/downloads.html
「Mac OS X USB Software Debug Kit 1.9.8 」
http://developer.apple.com/hardware/usb/downloadsdk198.htm
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