【開発環境】
WWDC2003で残念だったのは、毎年恒例だったMetrowerks社のセッションが開催されなかったことです(おかげでTシャツをもらえなかった)。WWDC Exhibit Fairの方にはMetrowerks社のブースはあったのですが、一部にはApple社との不仲説まで流れていました。しかし、CodeWarriorを利用しているデベロッパはまだまだ沢山いるわけで、G5へのオプティマイズにしても、Apple社はMetrowerks社と親密に協力しないとマズイわけです。ただし現実には、Apple社が「Xcode」と呼ばれる新しい開発環境の性能を全面に押し出していることも事実で、Metrowerks社もうかうかしていられない状況のはずです。ここはひとつ、G5オプティマイズに対応した「Metrowerks CodeWarrior 9.0」を、なるべく早急に出荷していただきたいと思います。
【テクニカルドキュメント】
前回から7月11日の期間中、Apple社のDeveloperサイトに新規登録されたドキュメントはひとつだけでした。WWDC2003で発表されたPowerMac G5に関するハードウェア仕様書です。それから、WWDCの開催に合わせてDocumentationサイトも大幅に改装されました。すべての技術ドキュメントは内容ごとに分かりやすく分類され、新着ドキュメントも簡単に把握できるようになりました。この機会に、いくつかの古いドキュメントが改定されているようですが、ここでの紹介は割愛します。
「 PowerMacG5」 (94ページPDF 1.8M)
http://developer.apple.com/documentation/index.html
7月11日までに、新規のテクニカルノートは7つ登録されました。PowerMac G5関連テクニカルノートの内容については、前号の新居さんの解説を参考にしてください。これらの内容については、実機が入手できないと確認のしようがありません。デベロッパとしては予定通りの早期出荷を期待したいと思います。
TN2087 PowerPC G5 Performance Primer
TN2086 Getting Started With Apple's New Architecture
TN2090 Driver Tuning on Panther or G5
TN2072 FireWire: DCL Programs Under Mac OS X
TN2076 I/O Kit Power Controller
TN2088 TWAIN Data Sources for Mac OS X
TN2068 Full Screen changes in QuickTime 6.1 and 6.3(日本語訳あり)
http://developer.apple.com/technotes/indexes/whatsnew0.html
テクニカルQ&Aの方は4つ登録されました。「QA1248」「QA1269」「QA1209」には、OpenGLの描画環境を他の描画環境とどのように共有するかについて、いくつかの有意義な質問と解答が記載されています。
QA1271 DRAM DIMM power pin connections for Macintosh Computers
QA1248 Context Sharing Tips
QA1269 Mac OS X OpenGL Interfaces
QA1209 Updating OpenGL Contexts
http://developer.apple.com/qa/indexes/whatsnew0.html
【サンプルソースコード】
前回から7月11日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには23のサンプルソースコードが登録されました。こうして見ると、OpenGLチームがマメにサンプルをアップロードしていることが良く分かります。WWDCでOpenGL関連のセッションをいくつか聞いたのですが、このチームのメンバーはみんな元気でした。どこかのチームも見習って欲しいものです(笑)。Jobsの基調講演ではPantherで実装されるFinderの「ラベル機能」が紹介されていましが、ラベルを付ける時に使われていたメニューアイテムは、今までとは随分違う物でした(ガイドラインは大丈夫なのか?)。これと同じように、通常とは少々挙動が異なるメニューを作成してみたい方は、「MenuViews 」を参照してみてください。
「Draw Pixels 」(OpenGL関連)
「NURBSSurfaceVertexProg 」(OpenGL関連)
「TextureRange」(OpenGL関連)
「SurfaceVertexProgram」(OpenGL関連)
「Vertex Optimization」(OpenGL関連)
「AGLSurfaceTexture」(OpenGL関連)
「Cocoa OpenGL」(OpenGL関連)
「MenuViews 」(HIToolbox関連)
「X11CallCarbonAndCocoa」(X11関連)
「SampleDS」(Image Captur関連)
「SampleButtonPlugin」(Image Captur関連)
「Custom Cocoa OpenGL」(OpenGL関連)
「SampleDS」(Image Captur関連)
「GLUT Basics」(OpenGL関連)
「Carbon OpenGL」(OpenGL関連)
「Carbon CGL」(OpenGL関連)
「JavaSplashScreen」(Java関連)
「ElectricImageComponent」(QuickTime関連)
「CocoaSpeechSynthesisExample」(Speech関連)
「HIDoubleSlider 」(HIToolbox関連)
「SampleButtonPlugin」(QuickTime関連)
「SampleDS」(QuickTime関連)
「SCSIOldAndNew」(IOKit関連)
http://developer.apple.com/samplecode/
【デベロップメント SDK】
今回、Apple社のDeveloperサイトには、新規のSDKが2つ登録されました。Mac OS X 10.2.6に対応した最新の「Kernel Debug Kit 」と「iMovie Plug-in SDK」です。また、WWDCのセッションで紹介されていた「CHUD_3.0.0b24」も、ツールのパフォーマンスサイトからダウンロードできます。
「Kernel Debug Kit 10.2.6 」
「iMovie Plug-in SDK」
http://developer.apple.com/sdk/
「CHUD_3.0.0b24」
http://developer.apple.com/tools/performance/
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