● 実験器具は自分で探せ!(29)2003年8/17~8/29分

  このニュースは、MOSAの会員にのみ配布されているデベロッパー向けの
  デジタルマガジンMOSADeNのに掲載された記事です。ほぼ一ヶ月遅れで
  ここに掲載されて行きます

【開発環境】

色々と噂が飛び交う中、嫌な予感はしていたのですが(笑)、日本でのPowerMac G5の発売が9月に延期されてしまいました。注文が一番多いだろうと推測されるDual 2GHzタイプは、なんと9月末発売だそうです。8月末にPowerMac G5を入手、9月中に自作アプリケーションをG5にオプティマイズし、10月に開催されるMac-iTokyo 2003に出典しようとした筆者のもくろみは完全に崩れ去ってしまいました(涙)。まあ、確かに日本での販売時期は正式に発表されていなかったのですが、Jobsが8月中と発表したからには、ちゃんと期日を守って欲しいものです。早急にG5用にチューニングしたアプリケーションを提供しなければいけないデベロッパが実機の入手困難で頭を抱えるのは、実に情けない事態だと思うわけです...。


【テクニカルドキュメント】

前回から8月29日の期間中、Apple社のDeveloperサイトには新規にひとつのドキュメントが登録されました。いまだユーザに届かない(笑)PowerMac G5のハードウェア仕様書です。HTMLドキュメントですが、PDFドキュメントの方も存在します。

「PowerMac G5 」(94ページPDF 1.7M)

http://developer.apple.com/documentation/Hardware/Developer_Notes/Macintosh_CPUs-G5/PowerMacG5/index.html

8月29日までに、新規テクニカルノートは2つ登録されました。「Version Territory」では、Apple社が自社ソフトに付けているバージョン番号('vers'リソース)の管理方法が解説されています。シリアル番号を見てもらうと分かりますが、随分と昔から存在しているテクニカルノートです。久しぶりに改定されたのかと思いましたが、ざっと見たところ変更点は見つけられませんでした?「Porting Command Line Unix Tools to Mac OS X」の方は、前回収録された物が再収録されました。何か微妙な変更点があったものと思われます。ただし、日本語訳の方は古いままのようなので注意してください。

TN1132 「Version Territory」(日本語訳あり)
TN2071 「Porting Command Line Unix Tools to Mac OS X 」(再収録)

http://developer.apple.com/technotes/indexes/whatsnew0.html

新規のテクニカルQ&Aは6つ登録されました。今回は「PackageMaker」の利用方法についての注意点がいくつか紹介されています。「CFXML to CFPropertyListRef (and back!)」と「Non Mac OS X Bundled data-fork based Resources」の内容については、前号の新居さんの記事を参照してください。

QA1208 「CFXML to CFPropertyListRef (and back!)」
QA1283 「PackageMaker's NeedsAuthorization value causes install to fail」
QA1285 「Getting owner and group name references for PackageMaker package contents」
QA1281 「Correcting a PackageMaker version.plist and BundleVersions.plist problem」
HW82 「SDRAM Problems With Self-Powered USB Devices」
QA1098 「Non Mac OS X Bundled data-fork based Resources」

http://developer.apple.com/qa/indexes/whatsnew0.html


【サンプルソースコード】

前回から8月29日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには14のサンプルソースコードが登録されました。QuickTime関連が多数登録されていますが、今回も、前に登録されていたサンプルの改訂版が多数を占めているようです。「SoftVDigX」は、QuickTimeの「Video Digitizer Component 」(ビデオ入力用コンポーネント)を開発するための雛形ソースコードです。以前からMac OS 9版は存在していたのですが、Mac OS X対応版として再収録されたようです。「QTEffectsDialog - Cocoa」は、QuickTimeの「エフェクト設定ダイアログ」をCocoaから利用するためのサンプルです。

「MoreIsBetter」は、色々なToolBox ManagerのAPIを応用し、その上位に位置する便利なルーチンをライブラリとして提供するためのサンプルです。ただし、今のところあまり内容が充実していません。ToolBox APIの使い方に困った時に、関連Managerのサンプルソースコードを調べてみるのも良い手でしょう。これに似たサンプルソースとしては、File Manager APIを利用した「MoreFilesX」があります。こちらには数多くの有用なルーチンが記載されており、そのソースコードを参照すると色々と勉強になります。

「SoftVDigX」(QuikcTime関連)
「qtshell」(QuickTime関連)
「YASTControl」(HIToolbox関連)
「TextNameTool」(Text関連)
「IOKitWithLibrary」(IOKit関連)
「MoreAuthSample」(Security関連)
「MoreIsBetter」(ToolBox関連)
「QTEffectsDialog - Cocoa」(QuickTime関連)
「ElectricImageComponent」(QuickTime関連)
「DelegateOnlyComponent」(QuickTime関連)
「OldDelegateOnlyComponen」(QuickTime関連)
「SuspendAppleEvent」(Interapplication関連)
「FinderLaunch」(Interapplication関連)
「Process」(Processes関連)

http://developer.apple.com/samplecode/


【デベロップメント SDK】

今回、Apple社のDeveloperサイトには新規SDKがひとつだけ登録されました。

「AppleLoops SDK 1.0.1」

http://developer.apple.com/sdk/

また、以下のサイトにデベロッパ向けのドキュメントとして「Developer Opportunities with Keynote and APXL」が公開されています。

http://developer.apple.com/appleapplications/keynote-apxl.html

どちらも新居さんが前号で紹介されていますが、Apple自社製品の「Soundtrack」用SDKと、「Keynote」のファイルフォーマットに関するドキュメントです。Keynoteのファイルフォーマットの詳細はテクニカルノートの「TN2067」と「TN2073」で詳しく紹介されています。Keynoteのドキュメントは単独ファイルではなく、その内部に画像ファイルなどを含むパッケージの形式で保存されます。TN2073のHTMLページからは、サンプルドキュメント(パッケージ)をダウンロードすることも可能です。


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