【開発環境】
開発用メインマシンをPowerMac G5 Dual 2GHzに切り替えてから1ヶ月が経過しました。Mac OS X 10.3のコアは非常に安定しているようで、まだ一度もカーネルパニックには遭遇しておりません。また、旧機種で頭を悩ませていた「スリープに入るのに15秒ぐらい時間がかかる」といった謎の問題にも遭遇しなくなりました。我々の仕事に対してここまで安定していれば、通常業務(周辺機器がからまなければ)ではびくともしないでしょう。
ただし、相変わらずFinderには細かなバグが見受けられます。うちでは何かのタイミングでファイルやフォルダのアイコンが別アイコンに化けてしまいます(再度ログインで解消)。それから、Finderでウィンドウを閉じると、下の階層のウィンドウが自動的にフロントに来るのは仕様なのでしょうか?バグなのでしょうか?Apple社へはCarbon APIのバグについても色々と報告してありますが、それを含めて早急な改善を望みたいものです。
最初はPowerMac G5での処理スピードに驚いていたのですが、最近ではすっかり慣れてしまいました(笑)。しかし、まれに旧開発用マシンのPowerMac G4 Dual 867MHzとMac OS X 10.2.8環境を起動すると、あらゆる処理がとても遅くなったように感じます。以前は「スピードはこれで十分だ」と感じていたのですが...なんだかこれの繰り返しばかりのようで...人間の感覚とは本当にいい加減なものです。
【テクニカルドキュメント】
前回から11月21日の期間中、Apple社のDeveloperサイトには5つのドキュメントが新規登録されました。そのうち3つはI/O Kitに関連したドキュメントです。「What's New in QuickTime 6.4 」ついては前号で新居さんが紹介されていました。QuickTime 6全般については「Developer Documentation QuickTime 6」「API Reference for QuickTime 6」「QuickTime 6.3+3GPP」の3つのドキュメントも同時に参照されると良いでしょう。こうしたドキュメントや、QuickTime 4やQuickTime 5に関するドキュメントについては、すべてQuickTimeサイトから参照することが可能です。
「What's New in QuickTime 6.4 」(106ページPDF 572K)
http://developer.apple.com/documentation/QuickTime/WhatsNewQT6_4/index.html
「Final Cut Pro XML Interchange Format」(112ページPDF 1.5M)
http://developer.apple.com/appleapplications/
「Introduction to Writing an I/O Kit Device Driver」(182ページPDF 1.1M)
http://developer.apple.com/documentation/DeviceDrivers/Conceptual/WritingDeviceDriver/index.html
「Introduction to I/O Kit Fundamentals」(168ページPDF 51.8M)
http://developer.apple.com/documentation/DeviceDrivers/Conceptual/IOKitFundamentals/index.html
「Introduction to Accessing Hardware From Applications」(75ページPDF 812K)
http://developer.apple.com/documentation/DeviceDrivers/Conceptual/AccessingHardware/index.html
それから、デベロッパ向けHTMLドキュメントとして以下の2つが追加されています。
「Mac OS X and Web-based Application Development」
http://developer.apple.com/business/macmarket/maccius.html
「OpenGL for Panther」
http://developer.apple.com/opengl/panther.html
11月21日までに、新規テクニカルノートはひとつも登録されませんでしたが、テクニカルQ&Aの方は2つ登録されました。「X11 FAQ」は改訂版の再登録のようです。「Why doesn't my Scrolling Text Box control work in a compositing window?」に関連する話として、Mac OS X 10.3の段階でもコンポジティング・ウィンドウに対応していないコントロールは、「Editable Text(非Unicode入力)」「List Box」「Scrolling Text Field」「Data Browser」の4つです。使用される場合にはご注意ください。私個人の意見としては、残りの3つはOKなのですが(代用を用意できる)Data Browserだけは早急に対応して欲しいところです...。
QA1232「X11 FAQ」(改訂版)
QA1324「Why doesn't my Scrolling Text Box control work in a compositing window?」
http://developer.apple.com/qa/indexes/whatsnew0.html
【サンプルソースコード】
前回から11月21日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには5つのサンプルソースコードが登録されました。QuickTime 6.4でやっとサポートされたスレッドセーフ APIの実用例をチェックしたい場合には「ThreadsExporter」を参照することをお勧めします。
「 MapLargeFile」(Files関連)
「ValueTransformers」(Graphics 2D関連)
「MungSaver」(QuickTime関連)
「ThreadsExporter」(QuickTime関連)
「HIEmbedder」(HIToolbox関連)
http://developer.apple.com/samplecode/
【デベロップメント SDK】
今回、Apple社のDeveloperサイトには新規SDKはひとつも登録されませんでした。その代わり、前号で新居さんも紹介されていましたが、Mac OS X 10.3 用の「Mac OS X USB Software Debug Versions」が登録されています。
「Mac OS X USB Software Debug Versions For Mac OS X 10.1 and late」
http://developer.apple.com/hardware/usb/usbloggers.htm
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