● 実験器具は自分で探せ!(57)2004年10/30~11/19分

  このニュースは、MOSAの会員にのみ配布されているデベロッパー向けの
  デジタルマガジンMOSADeNのに掲載された記事です。ほぼ一ヶ月遅れで
  ここに掲載されて行きます

【開発環境】

Mac OS X 10.3.5に潜んでいた様々な不都合を改善した10.3.6が登場しました。筆者の手元にある複数のシステムHDにもインストールし動作確認をしてみたところ、80Gの外付けFireWire HD(随分古いタイプ)のみ、Mac OS Xのシステムブートが出来なくなってしまいました。もちろん10.3.5までは可能だったのですが、アップデート後は起動時のAppleマーク表示状態でストップしてしまいます。Macintoshのトラブル関連を網羅しているサイトを色々と覗いてみたところ、この問題以外にもHDのマントすら出来なくなったケースがあるようです。こちらの症状に関しては、HDメーカ各社がFirmwareのアップデートを開始したようで、徐々に問題も収束しているようです。ところが、うちのHDの場合にはシステムブートしようとしなければ何の問題もなくマウントできます。色々調べた結果、FinderからHDのボリューム情報を表示し「所有権とアクセス権:」に表示される「このボリューム上の所有権を無視する」のチェックを外した後、ディスクユーティリティでアクセス権の修復を行うと、再びシステムブートが可能になりました。何故こうなったのかは謎のままですが(よくあること...)、まあ直ってしまえば問題ありません(笑)。


【テクニカルドキュメント】

前回から11月19日の期間中、Apple社のDocumentationサイトには新規ドキュメントが13登録されました。初版のドキュメントは「Darwin Notification API Reference」と「Message Framework API Reference」のみで、後はマイナーな改訂版です。デベロッパ向け読み物としての解説も3つ登録されています。「Optimizing Your Application with Shark 4」では、CHUD 4.0(Computer Hardware Understanding Development Tools)に含まれるパフォーマンス・チューニング(最適化)ツールの「 Shark 4」を利用したアプリケーション最適化の事例が紹介されています(必見)。「Working with Spotlight」では、Mac OS X 10.4(Tiger)に搭載されるデスクトップ検索システムの「Spotlight」について、今までになかった詳細な解説を読むことができます。

「Apple Human Interface Guidelines」(PDFあり)
「Darwin Notification API Reference」(初版)
「Design Concepts」
「HeaderDoc User's Guide」(PDFあり)
「Java 1.4 Development for Mac OS X」(PDFあり)
「Kernel Programming」(PDFあり)
「Mac OS X Frameworks」
「Message Framework API Reference」(初版)
「Pasteboard Manager Reference」(PDFあり)
「System Configuration Programming Guidelines」(PDFあり)
「Writing PCI Drivers」(PDFあり)
「QuickTime Overview」(PDFあり)
「Initializing QuickTime」(PDFあり)

「Using Java Studio Creator on Mac OS X」(読み物)

http://developer.apple.com/java/creator.html

「Optimizing Your Application with Shark 4」(読み物)

http://developer.apple.com/tools/sharkoptimize.html

「Tiger Developer Overview Series: Working with Spotlight」(読み物)

http://developer.apple.com/macosx/tiger/spotlight.html

前回から11月19日の期間中、新規のテクニカルノートがひとつだけ登録されました。「Idling Movie Importers」はQuickTime関連のテクニカルノートで、アイドリングを必要とする「Movie Importer Componet」(MovieでないデータやファイルをQuickTime Movieファイルへと変換するためのモジュール)の作成の方法が解説されています。新しいテクニカルQ&Aの方は4つ登録されました。「Sending an Email」については、前号の新居さんの記事を参考にしてください。

TN2111「Idling Movie Importers」

http://developer.apple.com/technicalnotes/index-rev-date.html

QA1388「Symbol to Library in GDB」
QA1386「Core Audio & Xcode - Ensuring the latest Core Audio Headers are installed」
QA1084「Sending an Email」
QA1167「Using Interface Builders NSOpenGLView or Custom View objects for an OpenGL application」

http://developer.apple.com/technicalqas/index-rev-date.html


【サンプルソースコード】

前回から11月19日の期間中、Apple社のSample Codeサイトには、新しいサンプルソースコードが6つ登録されました。このうちCarbonアプリケーション開発者に速効で有用なのは「AppleScriptRunner」でしょう。アプリケーション内からAppleScriptを実行し、ターゲットとなるモジュールにそれを実行させるためのサンプルコードです。自動でMailにメールを送信させたり、スピーチシンセサイザーを使いテキストを朗読させるような仕組みを参考にすることができます。

「AppleScriptRunner」(AppleScript関連)
「MachPortDump」(Mach Port関連)
「DumpVolumeInfo」(File Volume関連)
「Fiendishthngs」(Component Manager関連)
「CryptNoMore」(Security関連)
「VideoHardwareInfo」(CoreGraphics&OpenGL関連)

http://developer.apple.com/samplecode/index-rev-date.html


【デベロップメント SDK】

前回から11月19日の期間中、Apple社のSDKサイトには新しいSDKが3つ登録されました。「iTunes COM for Windows SDK」の新版は、 iTunes 4.7 for Windowsの発表に合わせた改訂のようです。

「CoreAudio SDK v1.3.3」
「iTunes COM for Windows SDK」
「Kernel Debug Kit 10.3.6」(for Mac OS X 10.3.6)

http://developer.apple.com/sdk/

また、デベロッパー向けツールとしてCHUD(Computer Hardware Understanding Development Tools)4.0.1の配布が開始されました。Mac OS X 10.3.6に準拠したDarwinの新しいソースコードの配布も開始されています。

「CHUD Tools 4.0.1」(Computer Hardware Understanding Development Tools)

http://developer.apple.com/tools/performance/

「Mac OS X 10.3.6 (Darwin 7.6)」

http://www.opensource.apple.com/darwinsource/10.3.6/


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