2009年10月01日(木・giovedi) 晴 ■ボンジューフ!ヴァッレダオスタ

B&Bのシニョーラにお願いしてもらったタクシーもちゃんと来て、8時25分の列車でAostaへ。10:32着で11時05分のバス(SAVADA)に乗り換え50分でCogneへ。グラン・パラディーゾ国立公園の入り口に位置する小さなかわいい村。ホテルからの眺めは最高!奮発しただけありました(笑)まずはテラスでお昼。カルボナーラ、ラヴィオリ、ハーフの白ワイン、カッフェ。これまた最高。

お腹を満たし荷物を解いて、さっそくGran Paradisoに向かうトレイルを途中まで歩いてみる。川の水はとても冷たい。ふぅ、いい気持ち。来てよかったなぁ、ヴァッレダオスタ!

夜は宿泊先のホテルが経営しているブラッスリーへ。こちらはホテルの外にある。と言っても小さな村だから、すぐ近く。マスの自家製薫製、麦が入ったズッパ、サルシッチャの煮込み。サルシッチャにはポルチーニも入っていて、付け合わせの焼きポレンタがすごく美味しい。この味、何かに似ている。う〜む。ぽんっ!トンガリコーンだっ。

帰り道、夜空にはとても綺麗なお月さま。

Photo:左 宿泊先のホテル/右 Grand Paradisoに向かうトレイル

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2009年10月02日(金・venerdi)晴 ■歩け歩け!■ 

朝起きると窓の外には朝焼けに染まったGrand Paradiso(4,061m)。ホテルの前にはな〜んにもなく、草原が広がりその向こうに雄大な山ががそびえるのみ。なんとも贅沢だ。その光景を見ているだけで心と身体がほぐれていく。

朝食を済ませ、今日はLilazという村までのトレイルを歩く。滝がきれい。マイナスイオンをたくさん浴びていい気持ち。どんなに小さな村でもバールがあるのがイタリアのいいところ。さっそく喉を潤す。ビールとプロセッコ。おまけが美味しい。木製のプレートにチーズ(Fontina)とバター、パリパリせんべい付き。そしてホースラディッシュ入りの辛いベリーのジャム。これをマンマの言う通りチーズとバターにつけて食べると絶品。これが一皿目のおまけ。次に地元品種の白ワイン(putti arbin)を頼んだら二皿目のおまけが出てきた。プロシュットにチーズ、こちらもパリパリせんべい付き。店内には森林レンジャーの人たちも。仕事の合間だと思うけどぐびぐび(笑)

コーニュに戻る途中、アクシデントが!ツレアイのシューズの底がはがれる!!だから新しくしたらって言ったのに(涙)こんなこともあろうかと心配していた私。応急処置のための紐等は日本から持参した。しかしホテルだ。マンマミーア!しょうがないので手ぬぐいで応急処置。なんとかコーニュまで帰り着く。小さな村でもトレッキングや山登りに大勢の人が訪れる場所。シーズンオフに入りかけだったけれど、営業しているお店があったのは幸い。トレイルラニング用のシューズを買って安堵する。

夜は着物に着替え、ホテルのリストランテで夕食。何もかも素晴らしい!しかし、最後のチーズの盛り合せにはまいった。山のチーズはどれも強くて(美味しいのだけれど)しかも量が半端じゃない。少しとオーダーしたのに(涙)ちょっとガサツな、ホテルの雰囲気にちょいとそぐわない大きなカメリエーレ。ワインを注ぐときにもあまりに勢いよく注ぐから、はらはらしました。でもワインもチーズも彼の担当らしい。他のスタッフからの信頼も厚そう。その彼が、テーブルを後にするとき、ピアノの伴奏に合わせてゆっさゆっさ身体を揺らし、歌をうたっていました。もしかして名物カメリエーレか(笑)場所を移して食後のカッフェ。どこもかしこも古い物を上手く使ってとても雰囲気がいい。あぁ、こんな素敵なところに2泊だけなんて!と思いながら夜は更けていく。明日はアオスタへ。+つづく

Photo:左 ホテルの部屋から見るGrand Paradiso/右 リラッツの滝

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