朝食を済ませ出発までの時間を利用して八幡浜港方面へお散歩。海に向かって右手には急斜面地に蜜柑畑。この風景、なんだか懐かしい。南イタリアのレモン畑を思い出した(京都への帰路でもっと“イタリア”を感じることになろうとは、このとき夢にも思わぬ私たちであった)。港には大きなフェリーがちょうど入港してきた。八幡浜からは別府と臼杵に渡れるようだ。地図を改めて見ると大分は近い。佐田岬の突端からなどは泳いでいかれそうに見える。調べてみたらその距離13キロ。この豊予海峡は、外洋と瀬戸内海をつなぐ海上交通の要衝、海峡の流れは早く「速吸瀬戸(はやすいのせと)」とも呼ばれているとのこと。ここを航行する船舶にとって大変な難所だったとか。泳げないね(苦笑)その佐田岬の三崎港から佐賀関港へのフェリー(70分)もあるようです。
「どーや市場」がすでに開いていたので入ってみた。いやぁ、すごいすごい!! 水揚げされたばかりの新鮮な魚介が並んでいる。しかもそのお値段! お買い物ができないのが残念ですが、見ているだけでも幸せな気持ちになる。その「どーや市場」の隣には「八幡浜市水産物地方卸売市場」が。規模がすごい。それもそのはず、西日本有数を誇っているそうです。しかしこんな記述を発見。“八幡浜魚市場は、西日本有数の魚市場ですが、近年では、漁獲量の伸び悩みや、魚価の低迷など、大変厳しい状態にあります。そのため八幡浜市では、養殖漁業の振興、海洋環境の保全等を図るとともに、港湾利用と漁港利用の整理・調整を行っています。”(以上“”内、八幡浜漁業協同組合公式WEBサイトより転載)とのこと。一見さんにはわからない問題も多いようです。いつまでも美味しい魚介が食べられますように。
ホテルを9時出発向かうは宇和島の南楽園。園内散策と昼食。南楽園は昭和60年(1985)開園、総面積153,322平方メートルの池泉の周囲を歩いて鑑賞できる池泉回遊式日本庭園。周囲のゆるやかな山並みを借景に広々としています。菖蒲や梅の季節には賑わうのでしょうか。今日は私たち以外にお人も見かけず静かな庭園。朝方の雨で足元も少し悪く、そうそうに休憩モード(ビアタイム・笑)そこから少し早めのランチに突入。ツアーに組み込まれた本日のお昼は園内の「食彩 和日輔別邸 南楽園店」で“宇和島鯛めし御膳”。鯛めしと一口に言っても地域で様々あるようです。宇和島は卵黄を加えたタレを鯛に絡めてご飯の上にのせ、という栄養たっぷりなもの。美味しくいただきました。なぜアサヒばかりなのか、という疑問が氷解。納得はできないけれど(笑)
さて、午後からは「白隠フォーラム in 宇和島」、大いに学ばねば。+つづく+





