第74回 宇治茶まつり(2025.10.05 Sun)

初めて伺う。この宇治茶まつりは“栄西禅師、明恵上人、千利休の3人の茶祖の遺徳をしのび、毎年10月初旬に宇治橋周辺で行われる祭りです。豊臣秀吉が宇治橋三の間から茶の水を汲み上げた故事にちなみ「名水汲み上げの儀」が行われ、興聖寺で茶壺口切りの儀などが行われます。”(宇治市HPより抜粋)とのこと。以下当日のスケジュール:

第七十四回 宇治茶まつり
  日時 令和七年十月五日(日)午前九時〜午後三時
  場所 宇治川畔一帯
 祭典
  名水汲み上げの儀(午前9時 宇治橋三の間)
  茶祭御献茶式(午前10時 興聖寺本堂)
  茶壺口切りの儀
  祭文
  献茶
  読経
  焼香
 茶筅塚供養(午前11時30分 興聖寺門前)

■お茶席・点心席等 会場
 茶席 興聖寺、京都府茶業会館、宇治上神社
 点心席 宇治上神社社務所
 宇治茶飲みくらべ・抽選会場 興聖寺
※茶席・点心席・宇治茶飲みくらべは14時受付終了

怪しい空模様ということもあり、名水汲み上げの儀は見送り、御献茶式が行われる興聖寺本堂へ。お献茶のご奉仕は表千家、堀内宗幽宗匠。お献茶の前にお茶席(本席/竹台子一つ飾り)へ寄せていただき、本堂に戻りお茶壷の口切りから最後のお焼香まで。最前列の席へ座れたのですが、前に建仁寺の和尚様方がお座りになる場所で、ほとんど何も見えなかった… でも雰囲気は味わえた。良しとしよう。その後、宇治茶飲みくらべをし、がらがらぽんの抽選。見事に末賞(笑)京都府茶業会館へ移動して、副席(立礼席)。点心もしっかり美味しくいただきました。放し飼いの鵜飼の鵜にも会えた。「源氏物語ミュージアム観覧割引券」もついていたのですが、残念ながらエネルギー切れ。帰路につく。さほど遠くはないのに、随分と久しぶりの宇治訪問。お茶席のお茶は「朝陽(ちょうよう)」お菓子もそれぞれに美味しく、お道具の取り合わせにも心を奪われ、中でも紹興酒の入れ物に酔芙蓉(@本席)、一席目だったのでまだ酔ってはいませんでしたが(それとも酒豪なのか・笑)。豊かな時間を過ごしました。お茶券は前売り5千円! また訪れよう。