宿泊先の近くでエットレ・ソットサスの展示をしているので出かける。場所は「アーティゾン美術館」聞きなれない名前で新しい美術館かと思いきや、ブリヂストン美術館が前身で、建て替えのための長期休館を経て2020年1月18日(土)「アーティゾン美術館」と名前を変えてオープンしたそうだ。「ブリヂストン美術館」でいいのにと個人的には思う(笑)
エットレ・ソットサスがデザインしたオリベッティのタイプライター「ヴァレンタイン」はあまりにも有名ですが、それ以外の作品も数多く見ることができた。「国内初、大規模回顧展」という名にたがわぬ内容で非常に面白かった。特に70年代にスペインのカタルーニャ地方をはじめとする各地を旅したソットサスが、自然の中に造形物を作り、写真に撮り、テキストを書き込んだシリーズ「メタファー」が興味深かった。写真は美しく、添えられた短いテキストは深い。ソットサスの哲学が垣間見られるようでした。
同時開催中の「瀧口修造 書くことと描くこと」も見る。私の知識が浅すぎるのか、一回ではなかなか咀嚼しきれない内容だったが、こちらも面白く拝見した。「デカルコマニー」という言葉を知る。個人的にはこの技法を使ったものより線描きの作品が好き。
夜はイタリア繋がりの友人夫妻と神谷町で会食。馴染みのお店が移転して初めての訪問。いろいろ情報交換もできて今宵もまた大いに愉快な夜となった。
「世の人々の楽しみと幸福の為に」株式会社ブリヂストンおよび石橋財団の創業者である石橋正二郎氏(1889–1976)の経営理念であり人生観だそうだ。すてきな言葉です。石橋正二郎氏をもっと知りたい方はこちら。

