銀の匙追跡(2026.08.26 Wed.)

30年以上前、カナダはブリティッシュコロンビア州の州都ヴィクトリアで英国の古いティースプーンセットを買った。細工の美しさに一目惚れして。ときどき蓋を開けてうっとり眺めていたけれど、大半の時間は引き出しの奥底で静かに眠るスプーン。ふと「この細工の美しいスプーンはどういうものだろう」と疑問がむくむく頭をもたげた。分かっているのは英国王室御用達のお店で制作された12本セットのスプーン。骨董店でシルバー製とお聞きしたことは覚えている。AIさんにも手伝ってもらって、以下のことは分かったけれど、しつこく検索してみても同様のものは見当たらなかった。調べるにあたり、拡大鏡を引っ張り出してよくよく観察したら、柄の側面に刻印があることに気づいた。しかしこの刻印がどういうものかは現時点では不明。

・製作者:Goldsmiths & Silversmiths Co. Ltd. 1880年創業 1952年に Garrard & Co.と合併、現在の社名はGarrard & Co. Ltd.
・デザイン:国王の戴冠式のときに使われる「Coronation Anointing Spoon」(戴冠式の聖油用スプーン)を模した立体的な装飾が施されている
・素材:シルバーに金メッキ(うっすらと金色が残っている箇所あり)と思われる
・年代:不明 ただしKINGと蓋裏に記載があるので、1952年以前であることは確かで見た目の印象はかなり古い。1901年と1910年にCoronation Anointing SpoonのレプリカがGoldsmiths & Silversmithsより発売されている記録はあるようですが、私が持っているスプーンと寸法は違うようです
・本数:12本セット 長さは@10.2cm、重さは@11g

近いうちに新たな知見を得て、詳しいことが判明しますように。