トークイベント(2025.12.21 Sun.)

「丸平文庫のお人形-京阪神の伝統美をめぐって」@京セラ美術館へ。“コレクションルーム冬期の特集展示では、京都で江⼾時代・明和年間に創業した⼈形司「丸平⼤⽊⼈形店」の人形を、当館所蔵の四季折々を描いた日本画とともにご紹介します。あわせて開催する関連プログラムでは、丸平大木人形店の資料室である「丸平文庫」から大木やよひ氏をお迎えし、京都に息づく有職や伝統行事とともに人形文化を紐解きます。さらに、西宮の酒造家である辰馬家で代々飾られてきた丸平大木人形店の節句人形を所蔵している「白鹿記念酒造博物館」の館長・弾正原佐和氏を迎え、阪神地域における節句人形の在り方にも注目します。”(“”内、メンバーシップ向ご案内より抜粋)というご案内に惹かれ、応募したイベント。めでたく当選し伺った次第。素晴らしい人形の数々。季節の行事の面白さ。大木やよひさんと弾正原佐和さんの掛け合いも楽しく、あっという間に時間が過ぎる。トークイベントが終わった後にはゆっくりとまた展示されているお人形さんたちを拝見して再び唸る。確かにこれは展示のたいへんさも並大抵ではございませんね!

﨑山智水さんというお若い人形氏の存在も知ることができました。

大和文華館と松伯美術館 (2025.11.19 Wed.)

京セラ美術館メンバーシップ事務局企画“令和7年度バスツアー「学芸員と行く あをによし奈良を巡るバスツアー」”で、大和文華館と松伯美術館 へ。昨年は都合が悪くエントリーしなかったので、令和5年以来2度目の参加。前回バスの席がお隣だった方とも偶然また同じ号車で嬉しい再会。昼食時(@花鹿)には席がお近くの方々とも楽しく会話をし、今回もとても有意義で楽しいバスツアーとなった。気にはなりつつ未到、という場所へお連れいただけるのもたいへん有難い。大和文華館は評判通りの美術館で、静かに鑑賞することができた。松伯美術館では普段あまり見ることができない下絵を数多く拝見でき、非常に面白かった。日本画(美人画)ならではの下絵の特徴も学んだ。学芸員の方の説明にも惹き込まれました。それにしても世の中には素晴らしいものがたくさんある。そして知らないことばかり。義務教育の間に日本の素晴らしい絵画や音楽を学ぶ機会がなかったことが大いに悔やまれる。なぜ洋楽や洋画ばかりだったのか! どんっどんっ!! 私が日本画の良さに目覚めたのは着物を日常的に着るようになった40代から。かように遅かったのは日本の教育制度にも理由がある、と思うのだっ。空白期間を埋めるべく、これからも可能なかぎり機会を持ちたいと思う。

@宵山(2025.07.16 Wed.)

菊水鉾のお茶席と書の先生ご参加のグループ展へ。傘マークが出ている。久しぶりに長板中型の綿絽(藍染)を引っ張り出す。帯は竹富グンボー。少しでも涼しくと麻の足袋に胡麻竹の下駄。昨年は外へ出ていたので、一昨年ぶりのお席。一昨年は同門のSさんと待ち合わせて早めに並び、一席目の最前列。供茶のお点前を拝見した。今日は一人なので、適当な時間に赴く。お社中のNさんと偶然ご一緒に。さほどの列ではなくさくさくとお席につくことができた。今回のお皿は「黒」。終わって、「八竹庵」へ。『洛宙アート展2025 久遠~KUON~プロジェクト「感性・伝統・未来」展』を拝見する。広い町屋の各部屋に参加アーティストのお作品が並ぶ。ギャラリーや美術館とはまた違った趣と素晴らしさ。上田普先生の作品は中川周士(木工芸)さんの作品と共に内蔵に展示されていました。お二人の作品が響き合い(どちらも良い借景となり)とても魅力的な展示。他の方々の展示もまたしかり。作品はもとより建物も素晴らしく、興味深く拝見した。洋室も一部屋あって、鎌倉彫が施された壁や、天井の仕上げも面白く目をこらす。この部分を手掛けたのは「武田吾一」だそうです。なるほど、とうなる。「旧川崎家住宅」とあって、そのときは気がつきませんでしたが、後からそうか、「紫織庵」! と合点しました(こちらの長襦袢を何枚か持っている)。紫織庵が手放されたと耳にしたときは、この後どうなるのだろうと心配になったことも思い出す。現在は「株式会社くろちく」さんの所有で、元のままに保存、活用されていることに心から安堵した。会社の代表、黒竹氏のご先祖さまが大工方としてこの建物に参与していた背景もあるのだそうだ。ご縁が紡がれ大いに喜ぶべき着地をした町屋。決断をされた方々には拍手喝采!! 末長くこの姿を留めてもらいたい。お茶室をお借りできるのかとお尋ねしたところ、部分の貸し出しはしておらず一棟貸しとのこと。お値段をお聞きしたら、友人知人を集めればお借りできない金額ではなく、ムラムラと野望が(笑)

八竹庵、私が今住んでいる家と建築スタイルが非常に似ていると思った。もちろん贅の尽くし方やスケールは大違いだけれど。建築年代を知ってこちらも大いに合点。室町随一の豪商「四代目 井上利助」が住宅兼商談の場として建てたのが1926年(大正15年/昭和元年)、私の住む家が昭和2年とほぼ同一年だった。

「くろちく 八竹庵」詳しくはこちらで。

加賀友禅(2025.02.03 Mon.)

春立つ日、ピンクのきものでお稽古先へ。これは、10代の終わりに両親が誂えてくれたもの。20代初め、カナダのホームステイ先に二度目の滞在の折には、持参して着用している。写真があるので、ちゃんと自分で着たらしい(笑)その後、ずっと箪笥に仕舞われていましたが、思い立って数年前に八掛を変えて仕立て直しをした。それからは髪を自然のままの色(グレー)にしたこともあり、年一、二度のペースで着用している。いつも地味なものを着ているので、このきものを着たときはお稽古先でもすこぶる評判がいい(笑)八掛を変え、帯を選べば40年以上も前のきものを着られるのだ。きものって素晴らしい! 手仕事、万歳!!

そして想いは能登半島へ。速やかな復旧、復興の音頭も取れずに「楽しい日本」とは、片腹痛いねぇ。

「響きあう彩り」(2024.10.25 Fri.)

@展示会ー手仕事の奥を垣間見るーと題された展示会@帯屋捨松さんへ。染織陣内さんと帯屋捨松さんの「手仕事」、道具や下準備、手間ひま惜しまずに作っていく過程やこだわりを拝見。特別な手を持つ方々を心から尊敬する。好きなことに没頭できる才能を眩しく思う。自分はそんな手を持っていないのでひたすら「見る」ことでそういう方々のお仕事に報いたい。もちろん余裕があるときは、その手で作り出されたものを身に付けたいと思う。

今回は「カード織り」という世界も知ることができました。必要なモノは、カードと糸だけ。こちらに歴史など詳しいことが書かれています。なんて素敵な世界!