●忘れられない人と言えば、S. Maria de Idrisのガイド、エマヌエーレおじさん。近くまで行ったら、どこからともなく鍵を持って現れた。(後で知ったことだけど、マテーラ市公認ガイドだそうです)。一緒に中に入って説明を聞く。しかし、エマヌエーレおじさんは早口である。60%程度しか理解できない。これも後で知ったのだけれど、マテーラ語と言うのがあるそうで、そのせいもあったかもしれない。一緒に写真を撮った。エマヌエーレおじさんが小柄なので、156センチしなかい私も大女のようである。サッシ生まれサッシ育ちのおじさんはぼくとつしている。次の日、マテーラの町中で偶然会った。はにかんだような笑顔がかわいかった。

●サッシの魅力はそのユニークな町並みだけではなかった。サッシホテル近くのお店で夕食。このときはピッツァ、クワットロ・フォルマッジ(4種類のチーズ)をオーダー。つやつやのモッツァレラやゴルゴンゾーラがたまらない。生地もナポリ風でそれはそれは美味しい。もしかして、地元ナポリをしのいでいるかも。でも一つ不満はドルチェが既製品。マテーラの他のお店もそうだったので、ここではそれが普通なのかな。このお店*、美味しいだけあって地元でも評判のお店らしい。毎晩良く混んでいた。とにかくサッシは今、ホットなスポットのようである。

*Ai Mari: via Fiorentini 66 Sasso Barisano
Tel/Fax: (0835)346121

Photo: E. Sugawara


●とてもキュートなドアノブのお店。どうやら楽譜屋さんのようです。近くからはピアノを弾く音も聞こえてくる。
それにしてもイタリアのセンス、好きだなぁ。

●イタリアは夕暮れ時になると、おじいさん達がどこからともなくやってきて、あちこちでたむろしている。とくにここマテーラはその数が多い。なんとものんびりした時間。でもなぜ女性はいないの? 夕食の準備に追われているのかなぁ。で、おじいさん達は邪魔だから外へいかされるのかなぁ(笑)

あるときは駅のホーム。またあるときは公園。お年寄りがのんびり出来る場所があるってのは、いいものです。


●マテーラでiMac発見! 感じの良いショップを見かけて中に入ったら愛しのiMacちゃんが鎮座していました。奥の方にはG4も!! 若い女性がやっているお店で転写プリントのTシャツやバッグなど、オリジナルグッズを販売している。ブランド名は「It's*」。やはり外国語がかっこいいのね(笑) イタリアではそれほどマックユーザが多くないらしい。それでもグラフィック系の仕事をしている場合はマックじゃなきゃ、と彼女。ひとしきりマックの話で盛り上がる。なんにしても共通の話題があると楽しいよね。かわいいバッグとTシャツを購入。すてきなポストカードもたくさんもらってハッピー。

*It's: piazza sedile 16