今年のイタリアへの旅、主要訪問地はモリーゼ州に決定。イタリア20州の内、通ったことはあるけれど滞在していない州というのが二つあって、昨年その内のアブルッツォを旅し、ついにモリーゼが最後のひとつとなった。こうなったら全州踏破に向け休まず行こう(笑)11月にご近所さんたちとの会食で訪れた御所西のイタリア料理店(ご近所さんが発見)。月替わりで州ごとのお料理が食べられるランチコース(要予約)があり、11月にはピエモンテ料理をいただいた。なかなか力のあるシェフとお見受け。ワインの品揃えもいいし、サービスもいい。そして今月はモリーゼのお料理。これは予習のためにも行かなくてはと昨日ランチに出かけた。今回もとても素敵な内容。ワインは、お皿に合わせてグラスで、泡、白、赤のフォーメーション。白と赤はモリーゼのワイン。お料理のみならずワインの予習もでき、ほくほく。Tintilia(ティンティリア)という土着品種も知る。
「伊」カテゴリーアーカイブ
アンズタケ(2025.08.09 Sat.)
イタリア帰りの友人から先日頂戴した乾燥アンズタケでリゾットを作った。普段は冷蔵庫にないバター(無塩)もある。いつもはオリーブオイルのみだけれど、このキノコはバターとの相性も良さそうなので、仕上げに少し使う。お料理をしている最中からうっとりするような芳香。出来上がりもバツグン。たいへん美味しくいただきました! アンズタケ、学名はCantharellus cibarius、イタリアではgallinacciやfinferli、フランスではgirollと呼ばれている。美味しいものを喜び味わえるのも平和だからこそ。
さて、このアンズタケ。イタリアやフランスでは市場でどっさり売られている。日本にも自生している。調べていて「アンズタケは毒キノコ」という表記を見かけた。“以前は食用とされていたが、極微量ながら毒成分が検出されたので、現在は毒キノコに分類されている、云々” さっそく家にあるキノコ図鑑、5冊で確認。結果は以下の通り。2011年までのものが食用、それ以降は毒あり判定。以前は食用だったものを毒ありとするのであれば、その根拠も詳しく載せてもらいたいものである。毒成分が検出されたのは国外なのか国内なのかも調べた限りでははっきりしない。ちなみに学名の後ろ部分「cibarius」は「食用」という意味のラテン語です(苦笑)
=毒あり判定=
・Gakken 増補改訂 フィールドベスト図鑑 Vol.13 日本の毒きのこ
*ノルカペラチン酸とアマトキシン類(極微量検出)
(2003年10月4日初版発行 手元のものは2013年10月2日増補改訂版第五刷)
・よくわかるきのこ大図鑑 小宮山勝司著/株式会社永岡書店
(2012年8月10日発行)
=食用判定=
・増補改訂新版 山渓カラー図鑑 日本のきのこ/株式会社山と溪谷社
(2011年12月25日 初版第1刷発行)
・カラー版 きのこ図鑑 本郷次雄監修 幼菌の会編/社団法人家の光教会
(2001年8月1日 第一般発行 手元のものは2006年8月22日第四版)
・京都のキノコ図鑑 吉見昭一・高山栄/京都新聞社
(1986年11月15日 初版発行)
ここまで書いて、もう一つ特筆べきニュースを発見。“『「アンズタケ」学名に』という見出しが、2019年1月10日の信濃毎日新聞の紙面を飾った。”という記述を「きのこびと」というサイトの「きのこ観察記」に見つけた。要約すると“1908年、川村清一氏*によって、日本のアンズタケは欧米の「Cantharellus cibarius」 と同一であるとされた。しかし信州大農学部の山田明義准教授(当時、現在は教授)が国内でアンズタケ300個以上を集め、遺伝子レベルで解析したところ「Cantharellus cibarius」とは別の固有種だったことが判明、和名「アンズタケ」の学名が「Cantharellus cibarius」 から「Cantharellus anzutake」に変わった”ということらしい。毒があるのは「Cantharellus cibarius」なのか「Cantharellus anzutake」なのか。はたまた両方なのか。謎は深まる!!
*川村清一(1881-1946)は『原色日本菌類図鑑』(全8巻、1953-1955)の刊行でも知られる菌類学者
Risotto allo zafferano(2024.04.20 Sat.)
Baci di Dama(2023.02.20 Mon)
奈良旅行から湘南へ戻る友人夫婦と京都駅でランデブー。新幹線構内の宝泉さんで楽しいひととき。そしてお土産にいただいたのがマーロウさんのBaci di Dama。友人作のお皿に乗せて写真撮影。
Baci di DamaはピエモンテのTortonaで生まれたお菓子。オリジナルのレシピはアーモンドの粉(アーモンドプードル)で焼いたクッキーにチョコを挟んだもの。マカロンの原型と言われているとか。お菓子に詳しくなく、その上一次資料には当たっていないので、あくまでも一般に流布している説、ということで(笑)
いただいたものはマーロウさんオリジナルレシピ。バター、小麦粉、全粒粉、ナッツを混ぜ込んで焼き上げたクッキーに、ベルギー産チョコレートをサンドしたもの。まっ黒でほんのりビターな【ココアとチョコレート】と香ばしいナッツの風味が口に広がる【ヘーゼルナッツ】の二種。葉山の景色を思い出しながら、いただきます!
Buona Pasqua!(2022.04.17 Sun.)
今年もPiattiさんに褐色のコロンバをお願いした。ダークチェリーのお酒がこれまでもよりも効いていて大人の味アップ。さらにしっとりの焼き上がりで満足満足。KURKKU FIELDSさんからちょうど国内産の水牛リコッタが届いていたので合わせてみる。美味しい!でも何と言っても今年のマリアージュナンバーワンは平和酒造さんの「紀土 特別純米 カラクチキッド」。素晴らしい組み合わせでした(うっとり)
世の中が騒然としている最中にも、イタリアから手元に届くありがたさ。平和の象徴を象ったお菓子を口にしながらさまざまなことを考えそして祈りました。お菓子を作る職についてくださった方、運んでくださる仕事についてくださっている方、税関の方々、インポーターさん、などなど。この職についてくれる人がいるから、私がこれを享受できる、ということばかりの世間。そう思うと本当に有り難く自然に頭が下がる。これからも皆様、健康に留意してよいお仕事を!そしていつまでもそのことに感謝を持ち続けられるヒトでありたい。


