少し前のこと、日本で水牛のモッツァレッラが作られていることを知った。さっそくオーダーと息巻いたが悲しいかなsold outの表示。再入荷のお知らせをリクエストして、時は流れ、忘れかけていたころに嬉しいお知らせをいただいた。一も二もなく注文。翌日に届き、昨日と今日と贅沢にも二日続けて堪能。折好くPIATTIさんからも食材が届く。イタリア、イタリア、イタリア。最初に訪れたあの日から、一年空いたことはあるけれど、二年続けてイタリアの地を踏まなかったことはおそらくない。イタリアからの食材と日本で作られた水牛のモッツァレッラ、そしてイタリアのワインを口に含めば、ここはイタリア!
「伊」カテゴリーアーカイブ
Viva L’Italia(2021.08.30 Mon.)
Viva Beatrice! キュートで素敵でかっこいい、車いすフェンシングのBeatrice Vio選手。女子フルーレ個人で2大会連覇の金。すでに世界的な人気者だそうですが、私もすっかり魅了されてしまいました。生まれ育ち暮らす国は無論のこと、縁がある国の選手の活躍はやはり気になる。イタリアの国旗はすぐに目に飛び込んでくるのです。しかし、水泳のときはよくハンガリーをイタリアと取り違える(笑)
オリンピックもそうですが、パラリンピックはさらに多くの学びの機会がある。しかし、無理して会場へ行かずとも、皆で同じ映像を見て選手や選手の国・競技について調べたり、感想を述べあったり、というスタイルでよいのでは(これならリモートでも可)。引率の先生2人が陽性だったというニュースも。それでも「学校連携観戦」を続ける方針、だそうだ。リスクがはっきりとしているのに、なぜ危ない道を選ぶのか。なんとも解せない話である。
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2021.08.31追記:千葉市の「学校連携観戦」は中止の判断が下されたようです。
周回遅れか(2021.08.16 Mon.)
「JITRAメールマガジン【イタリアへ行こう】Vol.904」がイタリアの現状を知らせてくれました。8月6日から導入された「グリーンパス」そして今回のオリンピックについて。「グリーンパス」は本物かどうか見分けるアプリがあり、それで真贋をチェック。加えて警察官などの抜き打ちチェック。当初は、利用者が身分証明書も提示し施設側がグリーンパスの本人かどうか確認する必要あり、と報道され大議論に。結局プライバシーの観点および施設側の手間や責任が過剰という理由で「原則しなくてよい」ことになったとか。
オリンピック、イタリアの獲得メダルは、金メダル10個,銀10個 銅20個 合計40個、歴代オリンピック史上で最高の数に。開催前からコロナ禍での開催の難しさや、開催に対する日本国民の反対や不信感などの高まりなど、多々報道され行く末が注目を集めていたとのこと。開催中は、7時間の時差にもかかわらず大いに盛り上がり、コロナ禍で大きな犠牲を払ったイタリアの人々に大きな感動とパワーを与えてくれる結果になったことなど、綴られていました。多くの問題や困難がありながらの開催だったことは誰もが認めるところ。それと同時にイタリアでは、これほど大きくポジティブなオリンピック効果がもたらされたことを知ってもらいたいと編集長。このような声が届き、とても嬉しく思います。
イタリアの今の様子を知るにつけ、「肩を並べていた仲良しが、ふと気づくとずっと前を歩いている」というような気持ちになる。もちろんそれには最初の波に大きな大きな犠牲があった上での気付きだったりシステム構築だったり、ということかもしれませんが「やろうと思えばできる」「やるときはやる」というイタリアが、今はとてもまぶしい。翻って我が国はどうだ…
システム(2021.06.16 Wed.)
お稽古場の先輩方のお話をお聞きしているとかなりの割合で一回目のワクチン接種が済み、二度目を打ち終わった方もちらほらと出始めている。一回目の予約には(案の定と言うべきか)かなりの労力と時間がかかった方が多いようです。オリピックのボランティア募集サイトもまことにお粗末でしたが、きっと同じようにシステムが駄目なのだろう。ラグビーのW杯チケット購入時のサイトなどはよく出来ていて、待っている人数と待ち時間が分かりやすく表示された。どうしてそういうシステムを導入しないのだろうとつらつらと思っていたら、イタリアから彼の地のワクチン接種についてのレポートが届く。「JITRAメールマガジン【イタリアへ行こう】 Vol.900 」によると、イタリアはちゃんとやっていましたよ!編集部のあるロンバルディア州のレポートでしたが、編集長曰く、「私の住むロンバルディア州の場合ですが、どの州もそれほど大差はないものと思われます。」とのこと。「混沌」を感じることが多いイタリアですが、ワクチン接種に関しては、驚くほどシステムがしっかり整っているようです。接種対象者の優先順位の付け方も、細かくきちんと公正に行われている印象。ネット予約のサイトも受付を待っている人数と待ち時間の表示が表示されたそう。
“イタリアでは生まれたばかりの赤ん坊からお年寄りまで、住民登録をしている人はすべて州政府が発行する「テッセラ・サニタリア Tessera Sanitaria=医療カード」を保持しており、これまた全員が持っている「コディーチェ・フィスカーレ Codice Fiscale =税務番号」(日本の「マイナンバー」に近い)と一緒に一枚のカードになっています。”(“”同メールマガジンより引用)これにより我が国のように接種券を発送する必要もなし。我が国の、接種券をわざわざ印刷して発送する手間と費用はいかばかりか。
2012年に「イタリア人と日本人、どっちがバカ?」を文春新書から出された、東京時代にイタリア語を教えていただいていたファブリツィオ グラッセッリ先生に、改めてどっちがバカなのかお尋ねしてみたい…
待ってました!(2020.12.19 Sat.)
イタリアのバールが好き。朝から夜までやっていて、朝一番のカッフェを飲んだり食事の前にアペリティーヴォを楽しんだり、小腹が空いたらちょっと何かつまんで、と色々なシーンで大活躍。どこへ行っても必ずあってバールを抜きにしたイタリアは考えられない。座らずにバンコでさくっと楽しめるのもいい。東京にいたころにイタリア好きの仲間とBBH*運動なるものを立ち上げようかと盛り上がったこともある(笑)越して来てからも、自分の生活圏にバールができたらいいなぁとずっと願っていた。でもこちらの方はまったり座るのがお好きなようで、カフェはたくさんあるけれど、バールのようなスタイルのお店は見かけない。そんな話を美容院でしたら、すぐ近くにそんなお店がオープンしましたよ、と返ってきた。狂喜乱舞。さっそく帰りがけにお寄りする。
いい、いい、いい感じ!これこれ!!こんなお店を待ち望んでいました(嬉泣)しかもカッフェ(エスプレッソ)がとても美味しく値段は一杯150円と(日本では税制優遇もないのに)イタリアに迫る。出先から家までの帰路にある、というのがとてもうれしい。点々を打っていけばやがて面になる。punteggiaturaという店名も素敵。
お近づきのお印にワインも。ふふふ
*BBHとは“バール文化を広げる”の略である(笑)