祝・9周年(2020.09.22 Tue.)

京都暮らし丸9年の今日は、お気に入りのお店に久しぶりに。本日選んだワインは、シェフの修行先、その土地の赤ワイン「赤い猫」。そのワインで9周年に乾杯!と行きたいところだったけれどすっかり忘れてた(笑)焦がれたこともなく想像したこともない京都での暮らし。「ご縁」と言ってしまえばそれまでだけど、あまりにも突拍子のないことにいまだ不思議な心持ち。その反面妙にしっくりくるところもあり、やはりこれがご縁なのかと思ったり。

さて、ワインのお話し。歩いたあの畑の葡萄かも、と旅した日々を懐かしく思い出しながら口にする。お料理と合わせて美味しいワイン。イタリアのワインの真骨頂。食べて飲んで、飲んで食べる。気難しさやよそよそしさはない。だからといってつまらないヤツでもない(笑)こういうワインが、こういうイタリアが好きだ。しばらくイタリアには飛んで行かれない。だからこそ、イタリアを丸ごと感じられるお店があることを、一入ありがたく思う。VIVA ITALIA! VIVA KYOTO!!

mi manca l’italia(2020.06.19 Fri.)

パナリーネ2

パナリーネ3イタリアが足りない。せめて食で埋め合わせしよう。美味しいイタリア食材や、イタリアルーツの野菜を手に入れることができるのは幸せなことです。関係各位に心からの感謝を!今月初めにはPIATTIさんから新商品「クレーシャ(パナリーネ)」のお知らせが届いた。以下ご案内から抜粋。

“クレーシャは、マルケ州ウルビーノの特産品で、隣のロマーニャ地方で食される、Piadina:ピアディーナに似た薄焼きパンで、生ハムやチーズ、野菜など好きなものを挟んで食べます。ピアディーナが小麦粉・塩・Strutto:ストゥルット(ラード)・水を練って焼くのに対し、クレーシャはそこに卵と黒胡椒が加わり、生地もミルフィーユ状に層になっています。”

なお通常クレーシャと呼ばれるものは直径が30センチほど、輸入したものは直径20センチの小型版で「パナリーネ」と呼ばれるものだそうだ。今年始めに生産者を訪ねお話を進めるも新型コロナウイルス禍で中断。それがようやく届いたとのこと。小麦粉の消費を少し抑え気味にと思っていましたが、こんなお知らせをお聞きしたら頼まない訳にはまいりません。で、さっそくオーダー。ちょうどタイミングよく鹿児島から野菜も届く。パナリーナ初回(写真なし)は、ストラッキーノにいろいろレタス(オークリーフ、レッドロメイン、バターレタス、ロロロッサ)とツナのサラダ。次は、クラヴァンツィーナにハチミツ(写真上)。3回目は、クラヴァンツィーナにいろいろレタス、そしてプロシュットのサンダニエーレ(写真下)。なお、チーズと生ハムもピアッティさんより。美味しくペロリといただきました。ズッキーニなどの焼き野菜に目玉焼き、も美味しそう。でももうパナリーナがない(涙)近くだったら買いに走るのに。やっぱり支店を京都に出して欲しいなぁ。名前も勝手に決めているのですよ。Piattiniでどうでしょう!?(笑)

パナリーナ、さらに詳しくはこちらで。

BELLA CIAO(2020.04.26 Sun.)

昨日4月25日、イタリアは「Anniversario della Liberazione」(解放記念日)と呼ばれる国民の祝日だった。この祝日の「解放」は、第2次世界大戦末期におけるナチスドイツとファシストが占領していたイタリアの解放を意味する、そうだ。イタリアの第二次世界大戦参戦から解放に至るまでの歴史は複雑です。こちらのページにわかりやすい解説が載っていました。「BELLA CIAO」はレジスタンスの象徴となった曲で、毎年解放記念日が盛大に祝われるミラノでは、広場や大通りに「BELLA CIAO」の歌声が溢れるそうです。昨日、新型コロナウイルス禍でロックダウンが続くイタリアでは、広場や大通りでこの歌の大合唱が響くことはなかったけれど、イタリア全土で15時に「バルコニーでのベッラ・チャオ」の輪が広がったと、JITRAメールマガジン【イタリアへ行こう】Vol.881 が伝えてくれました。そこには、感染ピークも下降線となり、5月4日からは「外出制限」の非常事態が終了し、いよいよ「フェーズ2=再開」が始まる、という嬉しいニュースも。

私たちも、我慢。じっと我慢。その先の「再開」を目指して!

Buona Pasqua(2020.04.12 Sun.)

騒ぎの中、無事にコロンバが舞い降りた。一日も早い収束を祈りながら口にする。このコロンバはGIAMBERLANO製。輸入元はPIATTIさん。ピアッティさんのサイトには“エミリア・ロマーニャ州のバルサミコ酢で有名なModena:モデナのさらに山奥、Pavullo nel frignano:パヴッロ・ネル・フリニャーノ という村にある小さなお菓子屋です。原材料を吟味し、自然の力を最大限に生かした菓子作りとなんと言ってもその素晴らしい味わいでイタリア国内でも高い評価を得ています”とのご紹介。お目にかかったことはありませんが、お菓子作りに対する真摯な姿勢をピアッティさん経由で感じることができる出来事が前にあり、私もこのお菓子屋さんには絶大な信頼を寄せています。同じく毎年いただいているGIAMBERLANO製のパネットーネは、基本のPanettone Spaziale(パネットーネ・スパツィアーレ)なので、コロンバはチョコレート生地にチョコチップスと砂糖漬けのチェリーが入っているColomba Pulonia(コロンバ・プローニア)を。今年は今までの包紙ではなく、ボックスに入って届きました。保管しやすく、いい塩梅です。

いつかGIAMBERLANOさんを訪れたい。早くまた皆が近づき合うことができますように!

テイクアウト(2020.04.04 Sat.)

ご近所さんから教えてもらってさっそくオーダー@コナチネッタ、そしてピックアップ。持ち帰った盛り合わせを、昨日に引き続きベランダで花を愛でながら楽しむ。ときどきチェックしている山中伸弥先生のサイトでご紹介のあった、カリフォルニア大学サンフランシスコ校で小児心臓胸部外科医として活躍していらっしゃる佐野俊二教授からのレポートにも「レストランはtake outは許可されているので、皆さんtake outを利用し、潰れると心配していたレストランもtake outで生き返ったようです。」という記述が。食べに行きたいけどやはり心配。テイクアウトにシフトしてくれたら、と思っていたところだったので、我が意を得たり!と嬉しくなりました。これなら無理せず応援できるし、私たちも食卓に彩りが添えられて嬉しい。双方よし。本日ご用意いただいた盛り合わせ(写真は二人分)は以下の通り。その他に、ブラッティーナ、自家製サルミ盛り合わせ、をテイクアウト。知恵を出し合い、励まし合い、なんとかこの局面を乗り切り折り合いをつけて、またお店で楽しく食事が出来る日が一日も早く訪れることを願いながら、有り難くいただきました。

・タマネギソットアチェート
・白ネギのマリネ
・パンのポルペッテ トマト煮込み
・じゃがいもとインゲンのサラダ
・大麦のサラダ
・カリフラワーのフリット
・ラディッキオのグラティナート
・のらぼう菜のサルターレ
・マグロ頰肉のコトレッタ
・馬肉のポルペッテ ジェノヴェーゼ