Buon Compleanno(2025.03.07 Fri.)

皆さまありがとう!a me!! あっという間にこの日がまた巡って来てしまいました。「あっという間」に感じられるのは無事に過ごせている証し。喜ぼう。友人たちからお祝いのメッセージやギフトが届く。まことにありがたくうれしく、じわんとする。今年は家でお祝い。ちょっといい泡を開ける。

ご近所さんファミリーからのお花、これもミモザ!? ちょっと変わっている。ギンヨウ(銀葉)アカシアの亜種でアカシア・プルプレア(パープレアの表記も)と呼ばれる品種だそうだ。紫の葉もうつくしい。

学名:Acacia baileyana* ‘Purpurea’
分類:マメ科アカシア属
原産地:オーストラリア

* Acacia baileyana = ギンヨウアカシア

友を訪う(2025.02.28 Fri.)

この春に御歳九十八。”HIRATA AKIO”の帽子が縁で知り合って以来20年以上が経つ。茶の湯も偶然同門で先日大切なお茶盌を譲り受けた。そのお茶盌をとある席で使わせていただいたので、そのお礼とご報告も兼ねて。お喋りに花が咲き、あっという間にお暇の時間。今日もTさんの胸には素敵なアクセサリー。見習うことが大いにある方である。

辞して向かうは神谷町。馴染みのお店へ。神谷町の駅。ここはどこ!? まったく知らない場所になっていた!! 地上に上がってまた驚く。工事中には一度来ているが、完成してからは初めて。開店時間には少し早いので、ちょっと中に入って化粧室をお借りする。化粧室以外は私にはまったく縁がない場所と思われた(笑)このような開発だったら何もニッポンじゃなくてもいいだろう、という思いに正直かられた。駅を出て右に折れたところに小さな八百屋さんがあったのに、その一角も更地に。しかしお店に入れば「いつもの時間」私の知っている「神谷町」だった。早い時間だったので、もう1組のお客様だけ。お陰様で混み合う前にシェフやサービスのHさんともたっぷりお話ができた。お二人のそれぞれの今後にも期待。その前にもう一、二度、伺うようにしよう。

懐かしい人たちとの満ち足りた時間を過ごしてホテルへ。明日はこれまた懐かしい「広尾」で所用あり。

雨水(2025.02.18 Tue.)

二十四節気の「雨水」は、降るものが雪から雨へ変わり、雪解けが始まる頃、だそうだ。しかし今朝、目覚めれば雪、うっすらとだが積もっていた。この日にお雛様を飾ると良縁に恵まれると言う。おかげさまで、すでに「良縁」には恵まれておりますが(笑)様々なよいご縁に引き続き恵まれますようにと豆雛をお床に飾る。昨日は良い方に天気予報が外れ、ほとんど終日青空が見えていた。昨夕、今日からの天気予報(雪マーク)に備えて少し多めに食材を買う。美味しいお魚屋さんもお肉屋さんも近所にあってありがたい。今日のランチはなんちゃってボロネーゼ。なんちゃっての割にはすこぶる美味。自分で言うのもなんですが(笑)今回は「デルモンテ 完熟カットトマト」を使ってみた。昔はときどきこの類の缶入りのものを利用していましたが、久しぶり。完熟したトマトの皮を湯むきし、ざく切りにしたものがピューレーに漬け込まれていて、なかなかいいお味。昔と違い扱いやすい紙容器になっていて、しかも廉価。使われているトマトがどのように栽培されているかがちょっと気になるところですが、イタリアを信じよう。多めに作ったラグー、明日はおそらくカレーに変身(笑)

雪やこんこん(2025.02.08 Sat.)


昨夕から断続的に降り出した雪が朝起きたら結構積もっていた。注意深く階段を下り岡崎へ。明日の月釜の前日用意。出かける時と帰る時、雪が止んでいて有り難かった。見ている分にはきれいなだけの雪ですが、移動やら何やらを考えると喜んでばかりはいられない。京セラ美術館の前にはいくつも雪だるま。それぞれ個性的。府立図書館に寄ってお目当ての書籍をお借りして帰宅。やぎが遅いことをいいことに、ご近所のワインバーへ。素敵な音楽を聴きながら自然派ワイン。こんなお店がご近所にあったらが実現した奇跡のようなお店(涙)

京セラ美術館その2(2025.02.05 Wed.)

「世界が見惚れた京都のやきもの~明治の神業」展では幹山伝七の洋食器にも目を奪われた。幹山伝七、1821(文政4)~1890(明治23)、は“彦根落で湖東焼を手掛けた後、1862年に京都東山に移って作陶を行い、「松雲亭」や「加藤山」の名で活動した。京都で最も早く磁器を専業とし、西洋顔料を取り入れ、大規模な工場を構えた。1872年、京都博覧会の出品作が明治天皇の買上となり、翌年宮内省から洋食器の制作を依頼された。1887年に幹山陶器株式会社を設立した。1878年、パリ万国博覧会で銀障を受賞するなど内外の博覧会でも活躍した。”そうだ。

写真上は宮内省から依頼された「染付四季草花文洋食大皿 明治12年 磁器 関和男蔵」
写真下は「金彩色絵草花文皿 明治6年 磁器 関和男蔵」1873(明治6)年に手がけた洋食器75種の内の一枚。これは海外資客の迎査施設であった「延遼館*」に備え付けのものだったそうだ。この洋食器セットはまとまって現存していないため、全貌はいまだ明らかではない、とのこと。“器形は洋風だが、日本画に描かれるような伝統的な日本の草花文を、洋食器の形状に違和感なく調和させている。”との説明通りたいへん魅力的。

*延遼館:東京都中央区の浜離宮の北門にあった館。 1869(明治2)年、浜御殿石室(木造洋風建築)を、外国からの賓客を接待するために改修したもの。さらに詳しくはこちらで。