再び走り出す(2026.01.07 Wed.)

鹿児島県産茶葉使用「お薄マラソン」を続けていたのに、お抹茶を切らしてしまったことが引き金となってしばらく中断。20gの薄茶用でワインが一本買えるとなるとワインに走ってしまうダメな人。これではいけないと喝を入れ、ひょんなことから存在を知ったお店のオンラインショップで少しまとめて購入。初めてのオーダーだけれど、鼻が効くのが唯一の美点(笑)美味しいはずとオーダー。お薄用2缶、お濃茶にも使えるタイプ2缶。どちらも鹿児島産の農薬不使用の緑茶を使用している。お薄用はオリジナルブレンド、お濃茶にも使えるタイプは”さえみどり”品種のみを使用。まずは元日にオリジナルブレンドお薄用を開けた。美味しい!! 一缶30gという分量もいい。昨年11月に参加した表千家同門会の全国大会(関門海峡大会)でも鹿児島産のお抹茶が美味しかったことを思い出す。人気が出過ぎて買いにくくとなると困るので、あえて品名は書きません。ご興味のある方は自力で辿り着いてください(笑)と言うわけで再び走り出す。

今日は七草。お昼に七草粥。八百一さんで買い求めた京都産の七草セットの力もあり美味しいお粥さんになりました。七草の1月7日は中国の五節句のひとつ「人日(じんじつ)の節句」。そして唐の時代にはこの「人日の節句」に七種菜羹(ななしゅさいのかん)と呼ばれる、七種類の野菜が入った汁を食べて、無病息災を願ったとか。日本にはその風習が平安時代に伝わり、元々日本にあった「若菜摘み」という風習と「七種菜羹」が融合して七草粥を食べる文化が出来上がった。そして江戸時代に幕府が「人日の節句」を含む五節句を公式行事としたことから七草粥を食べる習慣が庶民にも広がった、と本日のリサーチ。とここで、以前にも七草を調べたことを思い出した。それによると“この七草粥は中国の習俗に拠る「子の日遊び」という正月の初子(ハツネ)の日に催された遊宴行事に由来するらしい。”とある。つまり「若菜摘み」も中国からもたらされたものらしいのだ。恐らく雛形は中国からでそれに平安の人々や後世の日本人が引いたり足したり、今のスタイルが出来上がった、ということか。こう言うことが日本の行事にはとても多く、由来を調べるときに難儀する。「諸説あります」ということで(笑)

お茶、事始め(2026.01.05 Mon.)

真葛庵月釜へ伺う。T先生のお席。お正月だからでしょうか、お濃茶。お道具も初春らしいお取り合わせで華やいだお席を楽しませていただいた。絵馬を模った「薯蕷饅頭」、温めてくださっていたのも嬉しいお心遣い。せっかくなので八坂さんの清々館へもお寄りする。こちらの主菓子もお席主のお心がこもったもの。薯蕷の上に紅白のきんとん。初めて出会うお菓子でした。

夜は「5月の歌」でAご夫妻、そしてやぎと待ち合わせて一献。お茶とワイン、それぞれに楽しく豊かな時間となる。

浮御堂茶会(2025.12.17 Wed.)

松本のMさん&お連合いとご一緒に、初めての浮御堂保存会のお茶席へ伺う。浮御堂さんには何度か足を運んでおりますが、お茶席は始めて。しかも本日はお濃茶とお薄の二席。ゆったりとよい時間が流れる。濃茶も薄茶もそれぞれに美味しく、お道具の取り合わせにも魅せられる。なんとかお天気も持って欲しいと思うものの、お席が終わる頃には予報通り雨が落ちてきた。車で来ていたMさんご夫妻に堅田の駅までお送りいただく。有難い。本日夜は2度目のスッポンなのである。京都駅で時間を潰し、お店に向かう。前回とは違うお部屋でまた違った風情の中、スッポンを堪能。季節柄か前回(今年2月)とは打って変わってどのお席も埋まっており、大層賑やか。お茶、のちスッポン。明日は何歳か若返っているだろうか。師走の一日、なんとも贅沢な時間を過ごした。

献茶祭@北野さん(2025.12.01 Mon.)

師走は北野さんのお献茶祭からスタート。今年は表千家不審庵・猶有斎宗匠のご奉仕。昇殿してお献茶式へ参列したこともあり(北野さんのお献茶式は二箇所にお供えする為、お他所より時間が長い)お茶席は三席(風月殿奥ノ間/即審会、上七軒歌舞練場/上七軒お茶屋組合・上七軒芸妓組合、明月舎/両笑会)のみ。お菓子とお茶、設えをそれぞれのお席で堪能。とりわけ上七軒では夢のような時間(笑)最後に宝物殿の展示を拝見してタイムアップ。次回はもっと入念に作戦を練って、効率よく回りたいものです。

上七軒では「国宝」のロケ地にもお詣り。

大会二日目(2025.11.09 Sun.)

二日目の今日は少々怪しい空模様。雨具なども忘れず持ち集合場所へ。本日は北九州市の旧松本邸の支部席(薄茶)スタート。旧松本邸は実業家・松本健次郎により明治41年(1908)から同45年(1912)にかけて住宅と学校の迎賓館を兼ねて建てられた。洋館は辰野金吾、日本館は久保田小三郎の設計。さらに詳しくはこちらで。洋館は外から拝見するのみ。残念! 次に小倉城庭園でのお家元席(濃茶)その後、小倉の松柏園ホテルでの点心席。今日はちょうどお腹が空いた時間の点心でした(嬉)そして最後は下関市の赤間神宮の支部席(薄茶)と参詣。赤間神宮の水天門は一目見るなり竜宮。それもそのはず、壇ノ浦の戦いで幼くして入水した安徳天皇を祀るお社は平家物語の「波の下にも都あり」という言葉に象徴される竜宮城を模して建てられているとのこと。この赤間神宮は元々阿弥陀寺(明治に廃仏毀釈により廃された)というお寺さん。そのお寺さんに伝わる怪談が「耳なし芳一」。境内には芳一の木像を納めた「芳一堂」も。

本日は関門海峡一往復。初日に比べゆるりとしたお席廻り。ほぼ予定通りの時間に小倉駅北口で解散。延泊の私はお戻りになられる方々に別れを告げ、宿泊先のホテルに。木綿の着物に着替え、やぎの合流を待つ。という訳でまだまだ続きます、小倉。

お菓子お茶覚書:
・支部席(薄茶)@旧松本邸/北九州=「紅葉 松笠押物」藤丸製 猶有斎好「八媛の白」星野製茶園詰
・家元席(濃茶)@小倉城庭園=「龍田姫」鈴懸製 猶有斎好「楽寿の昔」柳桜園詰
・支部席(薄茶)@赤間神宮/下関=「瑞風阿王雪」松琴堂製 猶有斎好「清友の白」柳桜園詰