お茶会(2026.03.22 Sun.)

勉強会でお世話になっている方がお席主のお茶会へ寄せていただく。場所は哲学の道沿いにある「叶 匠壽庵 京都茶室棟」。長らくお休みだったようですが近々の営業再開予定で、その柿落とし的に本日のお茶会の会場となったようです。寄り付きでお菓子をいただいた後、お席に入りお濃茶。続いてお薄。本席の掛け物にちなんだお干菓子「このあめ」のご趣向にノックアウト。しばらくの間、心が時空を飛び交い我が身さえ高貴な人になったような心持ち。美味しいお点心をいただいて会場を後にする。

向かったのは誉田屋源兵衛さん。こちらで開催中の展示会「土艸」へ。知り合いの染織家が出品しているからとあまり内容を確認もせずに伺う。様々なアーティストが出品するとても興味深い展示即売会でした。いろいろ面白く興味をそそられたのですが、今回は特に「みちくさあん」さんが気になりました。思わずお作品も連れ帰る。面白いこと、素敵なこと、を考えて、実際に手を動かす人々の確かな存在が、とても心強く胸に迫る。私はやはりそちらの側に立ちたい。作る手は、残念ながら与えられなかったけれど、多少なりとも見る目は与えられていると自負している。見る目を生かせるように、がんばって「仕事」をしよう!

同門会支部行事(2026.03.08 Sun.)

昨年の2月に続き、今年度も京都支部行事に申し込む。「利休ゆかりの地を訪ねて」と題されたバスツアー。出かける頃には雪がちらつく寒の戻り。堺は京都よりは暖かろうと期待して。今回もバス2台に分乗、まずは南宗寺さんへ。田島老師のご講和をお聞きする。南宗寺さんへは友人二人と連れ立って2012年2月27日に利休忌に寄せていただいた。その日のことも懐かしく思い出される。さて、ご老師のお話は、木曽にある臨川寺さんやそちらがお世話をしている「寝覚めの床」(先日車窓から見たばかり)のお話から島崎藤村の「夜明け前」(先日下諏訪でこの名のついた日本酒を飲みました)南宗寺を建立した三好長慶、はたまた薩長の明治維新(ここでは心の中でそうだそうだと拍手喝采)など縦横無尽に飛び交いつつ、終わってみれば大河の流れのようなご講和。最後にはしっかり「落ち」もあり、楽しくもあれこれと考えたり、また思いをあらたにしたりというお話でした。お茶室にてお呈茶(お菓子は「芥子餅/本家小嶋 ご製」)ボランティアガイドさんによる境内のご案内も。

さかい利晶の社へ移動。隣接する「梅の花」さんで昼食。利休屋敷跡見学(植栽や碑が建てられていて前回訪れたときより様変わり)さかい待庵見学、立礼席「南海菴」にてお呈茶。展示に夢中になり、指定された呈茶時間ぎりぎりになる。あぶなかった(苦笑)立礼席、本日のご担当は表千家。お席主の方からお水は「利休屋敷跡の井戸水ではなく琵琶湖のものだと思います」とお話があり、笑いがこぼれる。ボランティアガイドの方のお話だと水は枯れずに湧き出ているそう。飲用水として利用はできないのかしら。さかい利晶の社のお呈茶が、すぐ横の利休屋敷跡の井戸水だったら、素敵です(笑)お席のお菓子は「お雛様(練り切り)/宝泉菓子舗」。

堺も寒い一日でしたが、花々が京都より随分早い。ミツマタやサンシュユ、ユキヤナギもすでに。お陰様で充実した遠足となりました。

再び走り出す(2026.01.07 Wed.)

鹿児島県産茶葉使用「お薄マラソン」を続けていたのに、お抹茶を切らしてしまったことが引き金となってしばらく中断。20gの薄茶用でワインが一本買えるとなるとワインに走ってしまうダメな人。これではいけないと喝を入れ、ひょんなことから存在を知ったお店のオンラインショップで少しまとめて購入。初めてのオーダーだけれど、鼻が効くのが唯一の美点(笑)美味しいはずとオーダー。お薄用2缶、お濃茶にも使えるタイプ2缶。どちらも鹿児島産の農薬不使用の緑茶を使用している。お薄用はオリジナルブレンド、お濃茶にも使えるタイプは”さえみどり”品種のみを使用。まずは元日にオリジナルブレンドお薄用を開けた。美味しい!! 一缶30gという分量もいい。昨年11月に参加した表千家同門会の全国大会(関門海峡大会)でも鹿児島産のお抹茶が美味しかったことを思い出す。人気が出過ぎて買いにくくとなると困るので、あえて品名は書きません。ご興味のある方は自力で辿り着いてください(笑)と言うわけで再び走り出す。

今日は七草。お昼に七草粥。八百一さんで買い求めた京都産の七草セットの力もあり美味しいお粥さんになりました。七草の1月7日は中国の五節句のひとつ「人日(じんじつ)の節句」。そして唐の時代にはこの「人日の節句」に七種菜羹(ななしゅさいのかん)と呼ばれる、七種類の野菜が入った汁を食べて、無病息災を願ったとか。日本にはその風習が平安時代に伝わり、元々日本にあった「若菜摘み」という風習と「七種菜羹」が融合して七草粥を食べる文化が出来上がった。そして江戸時代に幕府が「人日の節句」を含む五節句を公式行事としたことから七草粥を食べる習慣が庶民にも広がった、と本日のリサーチ。とここで、以前にも七草を調べたことを思い出した。それによると“この七草粥は中国の習俗に拠る「子の日遊び」という正月の初子(ハツネ)の日に催された遊宴行事に由来するらしい。”とある。つまり「若菜摘み」も中国からもたらされたものらしいのだ。恐らく雛形は中国からでそれに平安の人々や後世の日本人が引いたり足したり、今のスタイルが出来上がった、ということか。こう言うことが日本の行事にはとても多く、由来を調べるときに難儀する。「諸説あります」ということで(笑)

お茶、事始め(2026.01.05 Mon.)

真葛庵月釜へ伺う。T先生のお席。お正月だからでしょうか、お濃茶。お道具も初春らしいお取り合わせで華やいだお席を楽しませていただいた。絵馬を模った「薯蕷饅頭」、温めてくださっていたのも嬉しいお心遣い。せっかくなので八坂さんの清々館へもお寄りする。こちらの主菓子もお席主のお心がこもったもの。薯蕷の上に紅白のきんとん。初めて出会うお菓子でした。

夜は「5月の歌」でAご夫妻、そしてやぎと待ち合わせて一献。お茶とワイン、それぞれに楽しく豊かな時間となる。

浮御堂茶会(2025.12.17 Wed.)

松本のMさん&お連合いとご一緒に、初めての浮御堂保存会のお茶席へ伺う。浮御堂さんには何度か足を運んでおりますが、お茶席は始めて。しかも本日はお濃茶とお薄の二席。ゆったりとよい時間が流れる。濃茶も薄茶もそれぞれに美味しく、お道具の取り合わせにも魅せられる。なんとかお天気も持って欲しいと思うものの、お席が終わる頃には予報通り雨が落ちてきた。車で来ていたMさんご夫妻に堅田の駅までお送りいただく。有難い。本日夜は2度目のスッポンなのである。京都駅で時間を潰し、お店に向かう。前回とは違うお部屋でまた違った風情の中、スッポンを堪能。季節柄か前回(今年2月)とは打って変わってどのお席も埋まっており、大層賑やか。お茶、のちスッポン。明日は何歳か若返っているだろうか。師走の一日、なんとも贅沢な時間を過ごした。