テイクアウト(2020.04.24 Fri.)

問題再発の歯。最後の一手を打つ前に少しの余裕が生じた。この機を逃してなるものか。さっそく持ち帰りを始められた「京、精華」さんのお料理をオーダー。生憎のお天気なれど、レインウエアに日本野鳥の会の長靴を履いて、お散歩がてら岡崎へ。本日ピックアップの品は、

ソースの決め手は頭や殻から取ったエビのだし、天使のエビのチリソース
麸屋町通の老舗豆腐店・平野屋さんの手造り豆腐を使った、麻婆豆腐
湯葉を皮に使った、特製焼売
柔らかな豚ヒレ肉 優しい味わいの北京風、豚ヒレ肉の酢豚
そしてこれは絶対外せない、杏仁豆腐

中に踏み込まずとも受け渡しができるようになっていて、もちろん手指消毒用のスプレーも置いてあり、お仕事中のシェフ達の身支度にも十分な配慮がされていました。お店は昨年11月4日にリニューアルオープン。テーブル席からカウンターのみの設になり、それまでもガラス越しにキッチンは垣間見られましたが、よりシェフの動きが身近に。整理整頓されたワークエリアで無駄なく美しいシェフの動き。それを拝見していたので、今回のご対応もさもありなん。また伺いたいと思うお店は、例外なく道具がピカピカで整理整頓されている。そういうお店のテイクアウトなら、安心してオーダーできます。徒歩圏内にそういうお店があることの幸せ。なんとか皆さん、乗り越えて欲しいです。できるだけ応援したい!そうそう、こちらのお店も琵琶湖の畔に住むA夫妻のご紹介。持つべきものは“美食家の”友(笑)

ご飯(2020.04.16 Thu.)

Pesto genovese

豚バラ巻き巻き人口密度が低い場所に住んでいるので、特段対策を取らなくても幸い人との距離を保つことができる。ただスーパーは普段より人が多くなっている印象。常には必要な食材を毎日買いに出かけていたけれど、買い出しの回数を今は減らしている。買い物に出かけなかった昨日のご飯、朝は白米、お味噌汁、野菜付きの目玉焼きに納豆、海苔。お昼はPIATTIさんから届けてもらったペースト・ジェノヴェーゼでパスタ。ちょうどストックにトロフィエに似たショートパスタあったので、それを使って。夜は、野菜を豚バラで巻いてグリルしたものをメインに。野菜は今回は菜の花。先に軽く焼いてから、豚バラで巻いて塩胡椒、潰したニンニクと一緒にフライパンでじっっくりこんがり。パプリカや、アスパラガスなど、芯にできる形状ならなんでもオーケー。野菜によっては下ごしらえなしでも。

ペースト・ジェノヴェーゼ/Pesto genovese、温めるとせっかくのきれいな色が失われてしまいそうなので、私は室温に戻しておいて、茹で上がったパスタと混ぜる、方式で。ちなみに「Pasta alla Genovese」と呼ばれる別のパスタがあり、混同されがちですが、後者は、ナポリの牛肉と玉ねぎ、トマトを使ったパスタ。

さて、今日も美味しくいただきましょう!おいしいご飯は活力の素!!

食卓(2020.04.08 Wed.)

蟄居中。三度のご飯がいつにも増して重要になる。せめて美味しいものを食べたい!飲みたい!この季節のお楽しみは何といっても竹の子。毎年専門店で買い求め自分でちゃんと下茹でして楽しんでいる。しかし今年は買い物もままならないし、正直下ごしらえのパワーも出ない。と言うわけでご近所の八百屋さんで下茹でされた竹の子を買い求める。自粛を口実に楽な道に走った感は否めませんが(苦笑)ともかく、めでたく春のお楽しみを食卓に。穂先はお吸い物。それ以外は、これが一番と思っているレシピで。材料は、竹の子、豚バラスライス、パルミジャーノ、塩胡椒。フライパンで豚バラをこんがり炒めて油を出す。そこへざくざく切った竹の子を投入して塩胡椒。胡椒は多めに振る。器に盛り付けたら、パルミジャーノを薄くスライスしてトッピング。日本酒にもワインにも泡にも合う一品。至極簡単也。お吸い物はだし汁に薄口醤油、芽吹き出した山椒を採ってきて、あっという間に出来上がり。

ベランダでひらひらと舞う桜の花びらを楽しみながら。この元々はなかったベランダを取り付けた方、グッドジョブ!!

この季節の美味しいもの。もう一つは淡路産の新玉ねぎ。この新玉ねぎとシラスのパスタも春の味覚。鷹の爪とみじん切りのニンニクをオリーブオイルで香りが出るまで炒め(決して狐色にはしない)、そこへスライスした新玉ねぎ。こちらも焦がさないようにしんなりするまで火を入れて、シラスをどどっと投入。ささっと火を入れる。そこへ茹であげたパスタを入れて、ぜんたいに馴染ませて塩気が足りなければ塩を振る。お皿に盛り付けて、挽きたての胡椒を振り、おろしたてのパルミジャーノをたっぷりかけて、出来上がり。

ビタミンカラー(2020.04.03 Fri.)

基本的には渋好み。でも今は明るい色、きれいな色に目が向かう。食卓でもなるべく元気が出るような明るい色を取り入れている。今日のランチはご近所さんからいただいた菜の花や大根の花をサラダに。夕ご飯は、早めにベランダで。桜や桃の花を楽しみながら。小鳥も時間差で様々な種がやって来る。今日のベランダタイムには、エナガ、メジロ、ヤマガラ、ヒヨドリ。やぎはヒレンジャクも見たそうだ。残念、私はそのときキッチンに。今の時期は子供たち。好奇心旺盛で物怖じせず。人も鳥も同じで微笑ましい。

いつ収まるのかわからない。先が見えない不安。でも花は咲き、木々は芽吹き、鳥は鳴く。わからないことはわからないままに、自分にできること、と言い聞かせる。花や小鳥や木々、そして虫たちに教えられることは多い。

レモン(2020.03.12 Thu.)

先日のバースデー、友人から届いたギフトボックス。「世界から自宅に!!」というテーマ通り、海の向こうからの美味しいものが詰め合わされていた。「おまけ」と題してベランダの「レモン」も。ベランダでいろいろ栽培しているのは知っていたけれど、こんなに見事なものがなるなんて!しばらくお皿に飾って楽しむ。さて、いよいよと包丁を入れると断面がまたみごと。ほれぼれ。さて、この見事な無農薬レモン。どうやって使い切ろうか。まずはツナのエスニック風チャーハンにたっぷり皮を擦りおろす。鼻腔を心地よく刺激するアロマ。鬱々とした気持ちも飛んでいく。次に、久しぶりに牛乳でリコッタを作ることに。レシピは手元にある北村光代さんの料理本から。リコッタやモッツァレッラが今ほど簡単に入手できなかった頃はよく作ったものでした。牛乳(1000cc)とお塩(小さじ1)とレモン汁(小さじ4)、これを火にかけるだけ。出来上がって、ゆるめに水を切ったものはリコッタ、形を整えてしっかり切るとモッツァレッラ風に。

皮を天日で乾燥するまでよく干して胡椒と一緒に挽く、というのもインターネットで見つけたので、さっそくザルに並べて制作中。残り半分は、いつでも使えるように、櫛形に切ってひとつづつラップで包み保存袋に入れて冷凍庫へ。大きなレモンだったので、ひとつであれこれ楽しめて心も豊かに。またお願いします!(笑)