春水満四澤(2025.03.10 Mon.)

by 陶淵明本日足を伸ばした温泉宿で“春水満四澤”に出会った。お酒と菊を愛した陶淵明が詠んだ『四時歌』の第一句(起句)ということを知る。全文は下記の通り。

 春水満四澤 しゅんすいしたくにみつ
 夏雲多奇峰 かうんきほうおおし
 秋月揚明輝 しゅうげつめいきをあげ
 冬嶺秀孤松 とうれいこしょうにひいず

春夏秋冬、季節を感じ移ろいを愛で暮らしたいものである。

Buon Compleanno(2025.03.07 Fri.)

皆さまありがとう!a me!! あっという間にこの日がまた巡って来てしまいました。「あっという間」に感じられるのは無事に過ごせている証し。喜ぼう。友人たちからお祝いのメッセージやギフトが届く。まことにありがたくうれしく、じわんとする。今年は家でお祝い。ちょっといい泡を開ける。

ご近所さんファミリーからのお花、これもミモザ!? ちょっと変わっている。ギンヨウ(銀葉)アカシアの亜種でアカシア・プルプレア(パープレアの表記も)と呼ばれる品種だそうだ。紫の葉もうつくしい。

学名:Acacia baileyana* ‘Purpurea’
分類:マメ科アカシア属
原産地:オーストラリア

* Acacia baileyana = ギンヨウアカシア

日本ワイン(2025.03.02 Sun.)

「Meet the Japan Wine in Osaka produced by ワインショップFUJIMARU」へ。会場は京セラドーム大阪9階スカイホール。今日明日の二日間のうち、一般向けが本日。かなり混み合うのかしらと覚悟を決めて出かけて行きましたが、参加人数をほどよい加減に収めてくださっているのか、賑わいはありながらも、さほどでもなく、あちこちのブースでお話をお聞きしながら試飲を楽しみました。お訪ねしたことがある懐かしいワイナリー、ときどき購入してますというところもあれば、お名前だけはというワイナリーも。そして初めて知った生産者さんもいらっしゃって。出品ワイン数は300本とのこと。さすがに全部は無理(笑)ほどほどに楽しんで、すっかりお腹が空いてしまった私たちはFUJIMARUさんの心斎橋のお店に急遽席を取り、移動。お店のスタッフは「明日、行きます」とおっしゃっていた。業務用向けの明日はどんな塩梅なんでしょう。あちこちで気軽に美味しい日本ワインも飲めたらうれし。お店のみなさぁーん、ぜひますますのお取り扱いを。

@広尾(2025.03.01 Sat.)

ご縁をいただいて臨済宗 大徳寺派 瑞泉山 祥雲寺さんへ伺う。お席主も若く、ご参加の方々もお若い方が多い。お寺さんの空気も京都とはまた少し違った風情。軽やかで和やかでとてもよい会でした。広尾は友人のご実家があった場所で、幾度となく足を向けた場所ですが、これほどの規模のお寺さんがあることに一向に気付きませんでした。その頃は仏教にも茶湯にも(お稽古はしていながら)さほど深く興味を持っていなかったためでしょうか。幾つになってもこちらの心がけ次第で新たなお出合いや心動かされることがある。お肌は萎んで行きますが(涙)精神はいつまでも瑞々しく行こう。

友を訪う(2025.02.28 Fri.)

この春に御歳九十八。”HIRATA AKIO”の帽子が縁で知り合って以来20年以上が経つ。茶の湯も偶然同門で先日大切なお茶盌を譲り受けた。そのお茶盌をとある席で使わせていただいたので、そのお礼とご報告も兼ねて。お喋りに花が咲き、あっという間にお暇の時間。今日もTさんの胸には素敵なアクセサリー。見習うことが大いにある方である。

辞して向かうは神谷町。馴染みのお店へ。神谷町の駅。ここはどこ!? まったく知らない場所になっていた!! 地上に上がってまた驚く。工事中には一度来ているが、完成してからは初めて。開店時間には少し早いので、ちょっと中に入って化粧室をお借りする。化粧室以外は私にはまったく縁がない場所と思われた(笑)このような開発だったら何もニッポンじゃなくてもいいだろう、という思いに正直かられた。駅を出て右に折れたところに小さな八百屋さんがあったのに、その一角も更地に。しかしお店に入れば「いつもの時間」私の知っている「神谷町」だった。早い時間だったので、もう1組のお客様だけ。お陰様で混み合う前にシェフやサービスのHさんともたっぷりお話ができた。お二人のそれぞれの今後にも期待。その前にもう一、二度、伺うようにしよう。

懐かしい人たちとの満ち足りた時間を過ごしてホテルへ。明日はこれまた懐かしい「広尾」で所用あり。