本日足を伸ばした温泉宿で“春水満四澤”に出会った。お酒と菊を愛した陶淵明が詠んだ『四時歌』の第一句(起句)ということを知る。全文は下記の通り。
春水満四澤 しゅんすいしたくにみつ
夏雲多奇峰 かうんきほうおおし
秋月揚明輝 しゅうげつめいきをあげ
冬嶺秀孤松 とうれいこしょうにひいず
春夏秋冬、季節を感じ移ろいを愛で暮らしたいものである。
a me!! あっという間にこの日がまた巡って来てしまいました。「あっという間」に感じられるのは無事に過ごせている証し。喜ぼう。友人たちからお祝いのメッセージやギフトが届く。まことにありがたくうれしく、じわんとする。今年は家でお祝い。ちょっといい泡を開ける。
ご近所さんファミリーからのお花、これもミモザ!? ちょっと変わっている。ギンヨウ(銀葉)アカシアの亜種でアカシア・プルプレア(パープレアの表記も)と呼ばれる品種だそうだ。紫の葉もうつくしい。
学名:Acacia baileyana* ‘Purpurea’
分類:マメ科アカシア属
原産地:オーストラリア
* Acacia baileyana = ギンヨウアカシア
「Meet the Japan Wine in Osaka produced by ワインショップFUJIMARU」へ。会場は京セラドーム大阪9階スカイホール。今日明日の二日間のうち、一般向けが本日。かなり混み合うのかしらと覚悟を決めて出かけて行きましたが、参加人数をほどよい加減に収めてくださっているのか、賑わいはありながらも、さほどでもなく、あちこちのブースでお話をお聞きしながら試飲を楽しみました。お訪ねしたことがある懐かしいワイナリー、ときどき購入してますというところもあれば、お名前だけはというワイナリーも。そして初めて知った生産者さんもいらっしゃって。出品ワイン数は300本とのこと。さすがに全部は無理(笑)ほどほどに楽しんで、すっかりお腹が空いてしまった私たちはFUJIMARUさんの心斎橋のお店に急遽席を取り、移動。お店のスタッフは「明日、行きます」とおっしゃっていた。業務用向けの明日はどんな塩梅なんでしょう。あちこちで気軽に美味しい日本ワインも飲めたらうれし。お店のみなさぁーん、ぜひますますのお取り扱いを。
この春に御歳九十八。”HIRATA AKIO”の帽子が縁で知り合って以来20年以上が経つ。茶の湯も偶然同門で先日大切なお茶盌を譲り受けた。そのお茶盌をとある席で使わせていただいたので、そのお礼とご報告も兼ねて。お喋りに花が咲き、あっという間にお暇の時間。今日もTさんの胸には素敵なアクセサリー。見習うことが大いにある方である。
辞して向かうは神谷町。馴染みのお店へ。神谷町の駅。ここはどこ!? まったく知らない場所になっていた!! 地上に上がってまた驚く。工事中には一度来ているが、完成してからは初めて。開店時間には少し早いので、ちょっと中に入って化粧室をお借りする。化粧室以外は私にはまったく縁がない場所と思われた(笑)このような開発だったら何もニッポンじゃなくてもいいだろう、という思いに正直かられた。駅を出て右に折れたところに小さな八百屋さんがあったのに、その一角も更地に。しかしお店に入れば「いつもの時間」私の知っている「神谷町」だった。早い時間だったので、もう1組のお客様だけ。お陰様で混み合う前にシェフやサービスのHさんともたっぷりお話ができた。お二人のそれぞれの今後にも期待。その前にもう一、二度、伺うようにしよう。
懐かしい人たちとの満ち足りた時間を過ごしてホテルへ。明日はこれまた懐かしい「広尾」で所用あり。