深草にて。目の前での“解体”はご遠慮申し上げた(笑)あれもこれも、ありがたく美味しく頂戴した。明日の我が肌が楽しみである。聞きしに勝るコスパのよいお店。昔の街道筋に建ち風情もたんまり。年に一度、寒い季節の恒例にしたいものである。
これまで一度も口にしたたことがないと申し上げた私に、塾生仲間のSさんが「へぇそうなの。それでよく無事に今日まで生きて来られたね」と宣う。本日めでたくスッポンを食しこれまで以上に元気溌剌、がんばってまいります(笑)
昨日は京都支部の行事に参加。「お菓子作り体験と徳川美術館」と題され、バス2台に分乗し向かうは名古屋。私は1号車と相成りました。午前8時京都駅八条口を出発。1号車はまずは恵那寿や石川橋店さんへ。グループに分かれ、一人4個のお菓子を作る。「ひちぎり(煉切製)」「八重桜(外郎製)」そして「桃花(きんとん製)」は二つ。その内一つでお薄をいただく趣向。それぞれにご担当の職人さんがついてくれ、丁寧に教えていただきながら手を動かす。見ていると簡単に思えるものの、自分の手では、あれれ〜!? 一番難しく感じた「きんとん」を二つ作り終わる頃にはへろへろに(笑)職人さんの凄さを痛感する。次に向かうは徳川美術館。まずは敷地内にある宝善亭で期間限定「雛御膳」の昼食。一献いただきたくなるほど美味しゅうございました(笑)その後展示をゆっくりと拝見。館内のカフェでコーヒーブレイクの後、お庭もささっと楽しんでちょうど帰りの集合時間となる。バスに揺られスタート地点の京都駅八条口へ。予定時間ジャストに帰着という素晴らしさ。
そして本日。持ち帰ったお菓子で一服。外は雪景色で雪見薄と洒落込んだ。昨日は家を出る時は雪がひらひらと舞っていたけれど、名古屋は快晴で暖かく。お天気にも恵まれてまことに楽しい一日でした。
今年もやってまいりました。年に一度のお楽しみ。殻付き牡蠣を取り寄せての「牡蠣祭り」開催。注文先はいつものところ。注文品はこれまたいつもの「桃こまち」(答志島桃取産)Sサイズ。その名の通りぷくっと愛らしく、山々の栄養が流れ込んだ伊勢湾の豊かさをぎゅぎゅっと内包した美味なるもの。殻ごとレンチンの手軽で美味しく食べられるメソッドを知ってからもっぱらこの食べ方。旅先では生牡蠣ばかり食べていますが(笑)日本の牡蠣はこの食べ方がむしろ美味しいように思う。殻を剥くのがちょっと苦手だから言うわけではありません!(笑)届いた昨日は牡蠣本来のおいしさを楽しむため、何も足さず、控えめにチンした牡蠣をひたすら口に運ぶ。レンジの最適時間は殻の形状などによってひとつひとつ異なるので、注意深く確認しながら。ここ、すごく大事なのである。
今日は、お昼に牡蠣のパスタ。小口切りの長ネギをオリーブオイルでゆっくり炒めて香りを出しす(このとき鷹の爪も入れる)。パスタを茹でているお鍋にいい頃合いに小松菜のざく切りを投入し、茹で上がる直前に長ネギを炒めたお鍋に牡蠣とレンチン時に発生するお汁を入れて火を点け、オリーブオイルを乳化させ、茹で上がってお湯を切ったパスタ(と小松菜)を入れ、ソースが全体に絡むようにやさしく混ぜて、出来上がり。胡椒はお好みで。
夜はまたまたレンチン牡蠣。今回は、チェーザレさんのワインビネガー(赤)にきざんだ青ネギを入れたものをかける。これにて祭りは感謝と共に美味しく終了!
二十四節気の「雨水」は、降るものが雪から雨へ変わり、雪解けが始まる頃、だそうだ。しかし今朝、目覚めれば雪、うっすらとだが積もっていた。この日にお雛様を飾ると良縁に恵まれると言う。おかげさまで、すでに「良縁」には恵まれておりますが(笑)様々なよいご縁に引き続き恵まれますようにと豆雛をお床に飾る。昨日は良い方に天気予報が外れ、ほとんど終日青空が見えていた。昨夕、今日からの天気予報(雪マーク)に備えて少し多めに食材を買う。美味しいお魚屋さんもお肉屋さんも近所にあってありがたい。今日のランチはなんちゃってボロネーゼ。なんちゃっての割にはすこぶる美味。自分で言うのもなんですが(笑)今回は「デルモンテ 完熟カットトマト」を使ってみた。昔はときどきこの類の缶入りのものを利用していましたが、久しぶり。完熟したトマトの皮を湯むきし、ざく切りにしたものがピューレーに漬け込まれていて、なかなかいいお味。昔と違い扱いやすい紙容器になっていて、しかも廉価。使われているトマトがどのように栽培されているかがちょっと気になるところですが、イタリアを信じよう。多めに作ったラグー、明日はおそらくカレーに変身(笑)
“コレクションルーム冬期 特集展示「世界が見惚れた京都のやきもの~明治の神業」関連プログラム 講演会「明治の京焼コレクターに聞く:美術品の見極め方」”へ。先日ギャラリートークへ伺った際、こちらのプログラムのご案内。なんですって!? 舞妓ちゃんによるお茶の接待付きですって!! 元々入っていた予定が中止になっていたことをこれ幸いと申し込んだ。少し早めに到着したら舞妓ちゃんとおかあさんの後ろ姿を拝むことができました。これまであまり目にすることも正直興味もさほどなかった明治の京焼が、展示を拝見した上で、本日コレクターのお話をお聞きして、ぐぐっと胸に迫ってきた。コレクターにはなろうと思うわないし、なれないし(笑)でも古いものは好きなので、「勉強すること」と以下三点しっかりと心に刻む。古九谷が伊万里、ということも知る。
・白を見る
・ブラックライトを買え
・買い手責任
コレクター、関和夫さんのお話は興味深くまた大きく頷けるものでした。机上論ではなく実地からのアプローチがそう思わせるのだろうか。展覧会に名を連ねる作家のお器でお薄一服のお心づくしにも、感銘を受けた。