昨夕から断続的に降り出した雪が朝起きたら結構積もっていた。注意深く階段を下り岡崎へ。明日の月釜の前日用意。出かける時と帰る時、雪が止んでいて有り難かった。見ている分にはきれいなだけの雪ですが、移動やら何やらを考えると喜んでばかりはいられない。京セラ美術館の前にはいくつも雪だるま。それぞれ個性的。府立図書館に寄ってお目当ての書籍をお借りして帰宅。やぎが遅いことをいいことに、ご近所のワインバーへ。素敵な音楽を聴きながら自然派ワイン。こんなお店がご近所にあったらが実現した奇跡のようなお店(涙)
投稿者「admin-yoko」のアーカイブ
京セラ美術館その2(2025.02.05 Wed.)
「世界が見惚れた京都のやきもの~明治の神業」展では幹山伝七の洋食器にも目を奪われた。幹山伝七、1821(文政4)~1890(明治23)、は“彦根落で湖東焼を手掛けた後、1862年に京都東山に移って作陶を行い、「松雲亭」や「加藤山」の名で活動した。京都で最も早く磁器を専業とし、西洋顔料を取り入れ、大規模な工場を構えた。1872年、京都博覧会の出品作が明治天皇の買上となり、翌年宮内省から洋食器の制作を依頼された。1887年に幹山陶器株式会社を設立した。1878年、パリ万国博覧会で銀障を受賞するなど内外の博覧会でも活躍した。”そうだ。
写真上は宮内省から依頼された「染付四季草花文洋食大皿 明治12年 磁器 関和男蔵」
写真下は「金彩色絵草花文皿 明治6年 磁器 関和男蔵」1873(明治6)年に手がけた洋食器75種の内の一枚。これは海外資客の迎査施設であった「延遼館*」に備え付けのものだったそうだ。この洋食器セットはまとまって現存していないため、全貌はいまだ明らかではない、とのこと。“器形は洋風だが、日本画に描かれるような伝統的な日本の草花文を、洋食器の形状に違和感なく調和させている。”との説明通りたいへん魅力的。
*延遼館:東京都中央区の浜離宮の北門にあった館。 1869(明治2)年、浜御殿石室(木造洋風建築)を、外国からの賓客を接待するために改修したもの。さらに詳しくはこちらで。
京セラ美術館(2025.02.05 Wed.)
メンバーシップ会員限定コレクションルーム冬期ギャラリートークに応募。当選の報を受け、出かける。現在コレクションルームで開催中の展覧会は「世界が見惚れた京都のやきもの~明治の神業」この時代の陶芸品はあまり馴染みがない。美術館サイトにもこのような説明があった。“欧米の強国が日本に迫り来る明治時代、京都では、世界を驚嘆させたやきものが生まれました。万国博覧会で人気を博し、多くが海外へ輸出されたため、その存在は長らく謎に包まれていましたが、近年になってようやく国内外で紹介されるようになりました。”
今回の展示は堺市在住のコレクターからの寄託作品とのこと。どれもこれも素晴らしいもので新たな扉が開いた心持ち。集めてくださったコレクターに感謝。展示を企画してくださった美術館に感謝。
・写真上:(三代)清風與平(嘉永4一大正3)瑍白磁蟲図花瓶 明治38年頃-大正3年頃 磁器 閧和男蔵
・写真中:(三代)清風與平(嘉永4-大正3)段錦文水注 明治30年頃-大正3年 磁器 闌和男蔵
・写真下:(初代)伊東陶山(弘化3-大正9)海鼠釉蛙付籠形花監器 明治後期一大正9年 陶器 関和男蔵
加賀友禅(2025.02.03 Mon.)
春立つ日、ピンクのきものでお稽古先へ。これは、10代の終わりに両親が誂えてくれたもの。20代初め、カナダのホームステイ先に二度目の滞在の折には、持参して着用している。写真があるので、ちゃんと自分で着たらしい(笑)その後、ずっと箪笥に仕舞われていましたが、思い立って数年前に八掛を変えて仕立て直しをした。それからは髪を自然のままの色(グレー)にしたこともあり、年一、二度のペースで着用している。いつも地味なものを着ているので、このきものを着たときはお稽古先でもすこぶる評判がいい(笑)八掛を変え、帯を選べば40年以上も前のきものを着られるのだ。きものって素晴らしい! 手仕事、万歳!!
そして想いは能登半島へ。速やかな復旧、復興の音頭も取れずに「楽しい日本」とは、片腹痛いねぇ。
節分前日祭@吉田神社(2025.02.01 Sat.)
今年は2月3日が立春。今日、明日と吉田神社境内に露店が並ぶ。火炉祭で焚き上げていただく古札などを納め、破魔矢をいただき、これまた恒例のだるまみくじを引く。目が合っただるまさん。本年は第十一番(吉)。「願望」の“身分に応ずることを忘れず”を忘れないようにしよう。大安さんの「節分だいこん」松井酒造さんの「にごり」などのこれまた毎年のお楽しみを買い求める。日中は晴れて暖か。夕方ごろになってお天気下り坂。毎回出発を見守る「鬼やらい神事」を空腹にも負け、今年は見送ってしまった。後からご近所のシスターズが舎人で、今年も参加していたことを知る。地団駄!
福引付き福豆も3袋。狙うは三島亭さんPresents。一度は伺いたいと思いつつ、牛にもさほど愛がないため未だ実現せず。神様、どうぞお当てください!!(笑)