ニシキギ(2025.01.27 Mon.)

ニシキギ植る庭師のYさん、Mさんコンビにお入りいただく。お二人が入っていただくことをいいことに、落ち葉もそのまま掃きもせず溜めにためた(苦笑)隅々までさっぱりきれいに。風通しも良くなって庭も散髪後の気持ちよさの体。お二人の仕事ぶりはとても丁寧で毎回感心する。今回は散髪、じゃなかった剪定だけではなく、一本新しい木を植えてもらった。北側の生垣として植えられているカナメモチの枝が一部広範囲に枯れてしまい「穴」が開いてしまったので、目隠し効果を狙いニシキギを。秋には台所の窓から紅葉を楽しめるのがお気に入りということもあり、ニシキギを選んだ。無事に根付きますように。同時に、越してきたときからある、古く一部朽ちてしまった木の柵を撤去してもらおうと目論むも、諸事情によりこちらは断念。

・ニシキギ/錦木 :ニシキギ科の落葉低木。高さ約1.5メートル。枝に四列のコルク質の翼がある。葉は楕円形。初夏、淡緑色四弁の小花をつける。紅葉が美しいので庭木ともされる。晩秋、果実が熟して割れ、赤い皮のある種子を現す。季語は秋。(「錦木の花」は夏)=大辞林参照=

ネマニャ・ラドゥロヴィチ(2025.01.26 Sun.)

presents ドゥーブル・サンスを聴きに兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールへ。琵琶湖の辺りに住むA夫妻に誘われたのですが、ネマニャ・ラドゥロヴィチさんの風貌に惹かれふたつ返事で。ヴェートーベンとバッハというクラシックど真ん中のプログラムでしたが、作曲家の意図するところは押さえつつ、その上にもう一枚非常に魅力的な薄衣を纏っているような魅力を感じました。ネマニャさんの笑顔もすてき。ドゥーブル・サンスの面々もとても楽しそう。音楽の持つ魅力や力を肩肘張らず感じさせてくれるとても魅力的なコンチェルト。アンコールで「竹田の子守唄」を演奏してくださったのも、いい!音楽って本当に素晴らしいと思える時間でした。またぜひお聴きしたい。そしてチェンバロ。チェンバロにも色んな形があることを知る。

【出演】
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
ドゥーブル・サンス (弦楽合奏/チェンバロ)

【プログラム】
ベートーヴェン(ラドゥロヴィチ編):ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 op.47「クロイツェル」(ヴァイオリン・ソロ & 弦楽合奏版)
I.Adagio sostenuto-Presto
II.Andante con variazioni
III.Presto

***** 休 憩 *****

J.S.バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV1004より)*ヴァイオリン独奏

J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R (原曲:チェンバロ協奏曲)
I.Allegro
II.Adagio
III.Allegro

【アンコール🎶】
モンティ:チャールダーシュ
民語:竹田の子守歌
伝統舞曲:パショーナ・コロ

会始め(2025.01.17 Fri.)

あの日から30年。スケジュールの関係で本日お稽古場の行事に出張る。毎年めぐってくる日にちですが、30年ということで一入心に重くのしかかる。当時はまだインターネット環境がなく、会社に届いた夕刊で知った。その時の驚きは筆舌に尽くし難い。14年前に京都へ居を移してから、実際に震災に遭われた方のお話を聞く機会も多くなった。防衛より防災、減災。民を思う気持ちなくして政と言うことなかれ。明日は我が身。この言葉をあらためて心に刻む。

穏やかなお天気の下、茶湯に親しむ時間を持てることを本当にありがたいと思う。

積雪(2025.01.10 Fri.)

今シーズン初めての積雪。これまでもちらちらと落ちてきたことはあったけれど積もったのは初めて。一時はかなり降ってきて急いで買い物に出る。戻る頃には青空も見え始め、お昼頃には雪もすっかり溶けてしまった。雪のうちはいいけれど、凍ってしまうと難儀な階段と坂道なので、安堵。雪景色がきれいだなどと言ってられるのも、この程度の雪だからだと豪雪地帯に想いを馳せる。雪も雨も、なくてはならないものだけれど、被害が出るほどは困る。

子供の頃、積雪は割合頻繁にあり、坂道をソリで滑ったり、田んぼにスロープを作りスキーを持ち出したり。休校になるほどの大雪も一度だけあった。雪遊びはどれも楽しいものだったけれど、何よりの楽しみは誰の足跡もついていない真っ新なところに、最初に自分の足跡をつけることだった。我先にという「欲」もこの程度であれば、かわいいものである(笑)

“白樺”(2025.01.08 Wed.)

年末のある日、出掛けようと玄関を出ると若い女性に声をかけられた。「こちらにお住まいの方ですか?」とおっしゃる。そうだと答えたら「バー白樺をご存知ないでしょうか」と返ってきた。聞いたことも見たこともない。そう答えたら「もう取り壊されてしまったのでしょうか」と言う。おそらく探している場所が違うのだろう。そのお店の住所もわからないということだった。少々気になって「バー白樺」とやらを検索してみた。あるときは「スナック白樺」またあるときは「ロック喫茶」などとも形容されいる。彼女と同様に吉田山の東斜面を何時間も探し回った人もいるようだ。検索を続けると中枢で書かれたページに行き着いた。なるほど、なるほど。こういうことだったのか。吉田神社に人形を納めに行った折、そこに書かれている文章を頼りに「白樺」を探してみた。容易に見つかった。吉田神社の参道というのは今メインに使われているものではなく、それより南にある参道(階段)のこと。それだけを注意して文章に沿って歩いて行けば、「白樺」はあります。

044: 吉田山にラグビー団がある(高瀬泰司・吉田山”白樺”亭主)