お初釜@有楽苑(2025.01.06 Mon.)

三日から開催されている有楽苑のお初釜、最終日の本日伺う。昨日までずっと晴れ。明日からもずっと晴れ。なぜ今日だけ雨と少し恨みがましい気持ちになりましたが、いけないいけない新春からそんな心持ちでどうすると自分に喝を入れる。普段単独行が基本の私ですが、本日はお稽古先の方と犬山遊園駅で待ち合わせ。名古屋駅から名鉄。ルートは何度も確認済みなのに、入線してきた快速列車にうっかり乗ってしまう。「犬山」という文字に引っ張られて(涙)このままでも目的地へ行かれなくはないけれど、約束の時間に間に合ない。途中岩倉駅で下車し新鵜沼行きの特急に乗ることができた。元々名古屋で乗ろうと思っていた列車。安堵安堵。有楽苑、そして点心の会場であるホテルインディゴ犬山有楽苑には2022年10月に訪れている。本当は今回も宿泊を考えていたのだけれど、諸般の事情により初釜のみの日帰りプラン。

無事に岐阜方面からの列車に乗ってきたYさんと犬山遊園駅で落ち合い、ホテルへ。人心地ついてから、お初釜の会場へ。荷物を預ける場所があるとばかり思っていましたが、ないという。「皆さん、お席へお持ちになります」とのこと。さすがにこの大荷物は席中には持ち込めない。あらかじめそうと分かっていたらホテルに預ける選択肢もあったのに。さて、どうしようと困っていたら貴重品以外は受付で預かってくださった。ありがたい。そして自分の履物から雪駄に。これは大寄せでは初めての経験。寄付「弘庵」でお席の受付を済ませ、お道具を拝見していたら割合すぐにお声がかかり、本席「旧正伝院書院」へ。玄関を入った右手に棚があり荷物はここに置ける様になっていました。次回のために(あるのか・笑)メモメモ。

美味しいお菓子(花乃舎製)とお薄を、お正月ならではのゆったりした雰囲気の中、味わう。寄り付きに戻ってもう一度お道具を拝見。ホテルでの点心の前にせっかくだから有楽苑さんのお呈茶席へもお寄りする。初釜開催期間中なので嬉しいことに通常弘庵で行われているとお席が「元庵」(古図から復元/堀口捨巳 扁額は即中斎)となっていた。三畳台目のお茶室を拝見しながらお菓子(花びら餅)とお茶を楽しませていただく。お菓子も2個までなら結構余裕でいただけるようになった。そんな自分が誇らしい(笑)

ホテルでお正月料理の点心。お酒も一献。お稽古先の方々と楽しくお喋りしながらいただきました。他所で社中の方々にお会いするのは、どうしてこんなに心強く楽しいものなのでしょう。また一年、精進しよう。

有楽苑のことを改めて調べていてとても素敵なページを見つけました。イラストもいい!リンクを貼らせていただきます。
イラスト名建築ぶらり旅 with 宮沢洋&ヘリテージビジネスラボ⑩

元庵についても興味深いPDFを見つけた。

メモ:掛軸@元庵/「一箭中紅心」 花/椿「すきや(数寄屋)」

初詣(2025.01.03 Fri.)

箱根駅伝の復路を見終わってから初詣。一身上の都合により拙宅では今年も辰年が続く(笑)世間様では干支がひとつ進み、注意深くお参りする。お天気に恵まれた三が日。この空模様のように穏やかな一年になりますように。

生姜琥珀寒(2025.01.02 Thu.)

年末にとある方からお抹茶をいただいた。そしてとあるエピソード。そのお話を真似ていただい翌日から毎日茶筅を振っている。お正月のお菓子を買いそびれた。ふむ、お供は何にしようと思案していたら嬉しい到来物。愛媛からお戻りのご近所さんから「生姜琥珀寒」という見目麗しく美味しいお菓子。スタイリッシュな形でビーツの色が洒落ている。「菓子屋 艷」さんというお店の期間限定のものだとか。“記念撮影”をしてから食べる分だけ避けて、瓶に仕舞う。大切に少しづついただこう。

お正月の設え(2025.01.01 Wed.)

初春のお慶びを申し上げます

今シーズンは庭の花がめっきり少ない。他所もそうなのか、例年小鳥たちが最後に啄むセンリョウやナンテンが早々と食べられてしまった。お正月の準備をするころにはすっからかん。仕方なく、ナンテンを山から分けていただいた。スイセンも毎年お正月のお花にしていたのに、今年は遅れに遅れている。根引松などの玄関のお飾りはいつものお花屋さんで調達。その他に、越してきたときからの恒例、ほしつきさんも所定の場所に飾った。子供のころ一夜飾りはダメだと大人たちが口をすっぱくして言っていたので、そうならないように日にちを確保。大掃除も無事済ませ、最低限の設えはでき、無事お正月を迎えられた。穏やかな一年になりますように!!

師走、まさに駆足日記(2024.12.31Tue.)

12月08日(日)着物が縁の友人たちと会食@南山さん。家庭の事情や「石」の事情で参加できないメンバーあり。4名とこじんまりでモリモリ食べて飲む
12月13日(金)ご近所のK夫妻とカヴァレッタさん2階でワイン飲み。金曜日のせいか気がついたら結構なお人。皆さん、静かにグラスを傾けている中、私たち「おじさん2プラスおばさん2」は大きな声でご迷惑だったかも(汗)
12月18日(水)Y先生勉強会、今年度最終。終わっていつものビアホール。一杯か二杯で失礼するところ年内最後だからと三杯(笑)
12月19日(木)茶湯お稽古納め
12月20日(金)上野通明 チェロ・リサイタル@北山コンサートホール ピアノはホセ・ガヤルド

・演奏曲目:
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821
 プーランク*:チェロ・ソナタ FP 143
 リスト:悲しみのゴンドラ S134/R468 (チェロとピアノ編)
 ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 作品65
 🎶アンコール曲
 クララ・シューマン:3つのロマンス Op.22-1

*フランシス・プーランクは20世紀に活躍したフランスの作曲家だそうです。初めて聴きました。うーむ。シューベルトとリストの間に挟まれているプログラムで良かった(笑)

12月26日(木)フロアバレエ、仏教哲学講座年内最終
12月27日(金)書のお稽古納め
12月28日(土)奇跡のチェロ・アンサンブル@住友いずみホール。20日に続き神戸の友人も交えて。3回目となりすっかり年末恒例となる。毎回攻めたプログラムですが、今年は特に攻めていた様な。一緒にこちらも「走る」心持ち。辻本玲さん、石田組10周年武道館のときよりは絞られていたような(笑)終演後は東心斎橋の自然派ワインのお店に。良い音楽の後はワインも一入!

・出演者: 
伊東 裕、伊藤悠貴、岡本侑也、小林幸太郎、上野通明、辻本 玲
 
・演奏曲目:
 小林幸太郎:ファンファーレ2024改訂版
 ピアソラ:悪魔のロマンス(小林幸太郎編)
      天使の死(小林幸太郎編)
      オブリビオン(小林幸太郎編)
      鮫(小林幸太郎編)
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ(小林幸太郎編)
 ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー 第1幕への前奏曲(小林幸太郎編)
 リムスキー=コルサコフ:「シェヘラザード」より若き王子と若き王女(小林幸太郎編)
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(小林幸太郎編)
 🎶アンコール曲
 大野雄二:ルパン三世のテーマ(小林幸太郎編)

12月29日(日)大掃除、年賀状仕上げ投函
12月30日(月)「京都で味わう本場アルタランガ、冬の贅」琵琶湖のほとりに住むA夫妻とまさに贅沢な時間を過ごす。お隣のテーブルの方から大阪の良いお店も教えていただいた。そしてフィリッポさんに久しぶりにお目にかかれたのも嬉しいことでした。最後に皆で写真撮影!

そして本日大晦日。胸が苦しくなるニュースも多かった2024年。個人的には大過なく過ごせ有難い一年でした。