神田から北の丸公園(2024.11.10 Sun.)

一休フォーラム ―一休と女性たち―(主催:花園大学国際禅学研究所)@学士会館へ。「一休の著作にみえる女性」芳澤勝弘先生(花園大学国際禅学研究所顧問)「一休をめぐる盲女と遊女:森女と地獄太夫の虚実」 飯島孝良先生(花園大学国際禅学研究所副所長)「室町期の遊女と盲人芸能者について」辻浩和先生(立命館大学文学部教授)のお話を興味深く拝聴する。フォーラムに先だって学士会間のカフェでコーヒーブレイク。まもなくこれまでのような営業形態が終了してしまうので、せめて最後にカフェにとお寄りした。着物好きが集うインターネットコミュニティのオフ会でも利用したことがある学士会館。いつの日かの再開を心よりお祈り申し上げます。

お三方のお話をお聞きして向かうのは日本武道館。「石田組 結成10周年ツアー」のハイライト。私は初めての武道館。入った途端にローマのパンテオンを思い出した。この印象はどうやら的外れではないようである。設計は山田守(1894年4月19日 – 1966年6月13日)。京都タワーの設計もこの方であることをコンサートを一緒に楽しんだ友人(一級建築士)に教えてもらった。ライトに弱い私の眼にはいつものコンサートとは違い、ちょっと辛い演出(特に後半)でしたが、コンサート自体はめちゃくちゃ楽しかったです。そして満席だったのも嬉しいことでした。お祝いの気持ちで伺ってよかったー。以下、当日のセットリストと参加組員覚書。はねてから友人が予約をしてくれたイタリア料理店へ。なかなか出来るご店主(ワンオペ)で気持ちよく食べて飲む。石田組、万歳!!

<1部>
布袋寅泰(松岡あさひ編曲):BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY
レッド・ツェッペリン(松岡あさひ編曲):天国への階段
レインボー(松岡あさひ編曲):スターゲイザー
ラヴェル(松岡あさひ編曲):亡き王女のためのパヴァーヌ
ファリャ(松岡あさひ編曲):火祭りの踊り(舞踏組曲「恋は魔術師」より)
ビゼー(松岡あさひ編曲):ファランドール(アルルの女)
クイーン(松岡あさひ編曲):ボヘミアン・ラプソディ
クイーン(松岡あさひ編曲):ボーン・トゥ・ラブ・ユー
<2部>
ピアソラ(松岡あさひ編曲):アディオス・ノニーノ
ピアソラ(近藤和明編曲):タンゲディアⅢ
ピアソラ(近藤和明編曲):リベルタンゴ
ニーノ・ロータ/カーマイン・コッポラ(松岡あさひ編曲):ゴッドファーザーメドレー
U.K.(近藤和明編曲):シーザーズ・パレス・ブルース
レッド・ツェッペリン(近藤和明編曲):カシミール
ディープ・パープル(近藤和明編曲):紫の炎
<アンコール>
ナイジェル・ヘス(松岡あさひ編曲):ラヴェンダーの咲く庭で
タケカワユキヒデ(松岡あさひ編曲):銀河鉄道 999
水野良樹(松岡あさひ編曲):ありがとう
オアシス(松岡あさひ編曲):ホワットエヴァー

・出演組員
 石田泰尚 – Solo Violin (神奈川フィルハーモニー管弦楽団・京都市交響楽団)
 佐久間聡一 – 1st Violin (フリー)
 塩田脩 – 1st Violin (東京都交響楽団)
 村井俊朗 – 1st Violin(フリー)
 田村昭博 – 1st Violin (日本フィルハーモニー交響楽団)
 双紙正哉 – 2nd Violin (東京都交響楽団)
 大宮臨太郎 – 2nd Violin (NHK交響楽団)
 ビルマン聡平 – 2nd Violin (新日本フィルハーモニー交響楽団)
 丹羽洋輔 – 2nd Violin (NHK交響楽団)
 中村洋乃理 – Viola(NHK交響楽団)
 生野正樹 – Viola (フリー)
 萩谷金太郎 – Viola (東京都交響楽団)
 古屋聡見 – Viola (フリー)
 辻本玲 – Cello (NHK交響楽団)
 西谷牧人 – Cello (愛知県立芸術大学)
 弘田徹 – Cello (新日本フィルハーモニー交響楽団)
 大宮理人 – Cello (フリー)
 米長幸一 – Contrabass (神奈川フィルハーモニー管弦楽団)
 高山智仁– Contrabass (日本フィルハーモニー交響楽団)
 市川哲郎– Contrabass (群馬交響楽団)

春風亭一之輔×桂二葉 二人会(2024.11.08 Fri.)

@春秋座 落語を聞きに行くのだからと、蕎麦をたぐりお酒で喉を湿らせて会場へ。数日前にバスで丸田町通りを通過中、二葉さんらしきお方を見かけた。お着物姿でリュック。このスタイルが様になっていたので、きっとご本人かと! お二人の個性がスパークしてあっという間に終了。笑って笑って寿命が伸びた(笑)次回もぜひ伺おう。

97歳の友に会いに(2024.10.23 Wed.)

東京へ赴く。お一人で元気にお暮らしだったTさん。この春に美味しいイチゴをお届けいただいた際にご住所が今までと違っていた。年末に体調を崩し、それを機にケア付きの施設に入居されたそうだ。暑さがひと段落したらご新居に会いに伺おうと心に決めた。なかなか暑さが収まらず気がついたら10月の声。ちょうど見たいと思っていた展覧会「没後300年記念 英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」(@サントリー美術館)も開催されている。一挙両得。一度の東京行きで友にも会い、展覧会へもというプラン。お会いする日の前日に東京入り。別の友人と銀座でランチ。Tさんも大好きな最中をいただいた。それも携えてTさんを訪う。お元気な様子に安堵し、大いに勇気をいただいて施設を後にする。

今回のお宿は6月に参加した「白隠フォーラム 英一蝶と白隠」(花園大学国際禅学研究所主催)の折に利用した清澄白河のホテル。調べてみたら自然派ワインを飲ませてくれるお店も多い。しかしほとんどのお店が月火定休。次は月火をさけて予定を組もう。唯一営業していたお店でさくさくっと白、白、赤を楽しんだ。スタッフの方との会話も楽しく、よい時間を過ごす。次もまたこの町に宿泊決定(笑)

ブラック・ジャック展(2024.09.18 Wed.)

やぎが先行して見て来た「手塚治虫 ブラック・ジャック展」@美術館「えき」へ。午後から京都駅近くの会場で勉強会。その前に立ち寄ろうと出かける。生原稿のセリフまで読んでいたら、全然時間が足りなかった! 最近目測をあやまること多し(涙)最後の方は駆け足になってしまった。残念無念!!

それにしても、こういう漫画と共に成長できたのは幸せだった。本当に心から強くそう思う。10月6日(日)まで。

展覧会はしご(2024.09.15 Sun.)

三連休中日、遠方より同門の友来たる。表千家北山会館で待ち合わせ、開館30周年記念特別展「わびと数寄―受け継がれる利休の心―」前期を見る。特別展、さすがに見応えあり。閉館が午後4時半(入館は午後4時まで)というのを迂闊にも失念しており、時間が少し足りなかった。後期はもっと早くから出かけなければ! 夕食の予約時間まで時間があるので、もうひとつ展覧会へ。京都文化博物館で11月10日まで開催中の「生誕140年記念 石崎光瑤」へ。こちらは18時まで開館(毎週金曜日は19時30分まで延長、入館はそれぞれ30分前まで)。「石崎光瑤」がどんな画家なのかも知らずに出かけましたが、とてもよかった。ヒマラヤや剣岳登頂など近代登山家としても名を残していらっしゃる方だそうだ。ご本人が撮った写真もたいへん興味深く、“立山・白山をはじめとした北陸の山々、インド行で巡ったヒマラヤで描き残した”という写生帖もよかった!「石崎光瑤」という画家の名前が私の胸にしっかりと刻まれる日となりました。

名器、名画などで心を潤した後は、トスカーナ料理店でやぎも合流して夕食。良いものを見た後はさらににワインもお料理も、うまし。