Hiroshi Ueta Exhibition(2022.10.03 Mon.)

「山水」上田普作品展@The Terminal Kyotoへ。セリーヌ・ライト(和紙照明)新島龍彦(造本作家)浦田恭資(アクアリウム)という方々とのコラボレーションも見応えあり。そして昨日うかがったミシェル・ネーワルさんの活花が文字通り花を添え、日本家屋とも共鳴し、ひとつひとつが魅力を放ちながら、すべてが繋がり一体となった見事なエキシビション。10月10日まで、9時から18時。会期中無休、入場無料。Photos by iPhone 13 Pro

ミシェル・ネーワルいけばな展(2022.10.02 Sun.)

書のお稽古先で知り合ったウクライナ出身、草月流・野村花遥門下ミシェル・ネーワルさんのいけばな展へ。どんなお花だろうかと楽しみに伺った。花器はヴィクトリア・カミウェイさんという陶芸家のお作で遥々ウクライナから届いたそうだ。作品展会場は「生活あーと空間 ぱるあーと」さん。会場で出迎えてくれたミシェルさんはウクライナの伝統的な衣装を身につけて。100年ほど前のものとのこと。とても素敵。そして彼女の活けたけたお花もとてもよかった。器の個性ともよく響きあって。

自然の美と造形の美の融合。枯れていく材ゆえに、長くはその姿を留めることはできないが、限られた時間に存在するからこその「存在感」。最近はめっきり流儀の「活花」から遠ざかっていますが、花材を求めて活けるのもやはり楽しいことだと、ミシェルさんの作品を通じて改めて思う。

ミシェルさんについては書の先生のサイトに詳しく。一日も早くオデーサ(オデッサ)でいけばな展が出来ますように!

ご本人に許可を取り撮影した作品(一部未撮/iPhone 13 Proにて)をアルバムに。

宵々山@後祭(2022.07.22 Fri.)

粽を買いがてら少し宵々山を楽しむ。のんびりしたゆったりした風情で、私はこの後祭の雰囲気が好き。そして今日は風もあり凌ぎやすい。まずは鈴鹿山で粽を買い求め、瀬織津姫様に3年ぶりに手を合わせる。196年ぶりに復活した鷹山では、絵葉書を買い求めた。小学4年生くらいだろうか。洒落た浴衣を着た女の子。「五百円お預かりしました。三百円のおつりです」とはきはきと丁寧な接客。「お暑いところお出かけいただきありがとうございました」と絵葉書を手渡してくれた。「復活してよかったですね。おめでとうございます」と声を掛けると、「はい!ありがとうございます」と満面の笑顔。なんと素敵なお嬢さんだろう。こんなこともあり、関係者でもないのに涙が落ちそうになりました。お店の予約時間に少し間があるからと、もうひとつふたつ見てから行こうと欲を出したのがアダになり(昨日“小欲知足”と書いたばかりなのに・苦笑)雨に遭う。予報より早い雨。傘を持っていな方々が軒先で雨宿り。傘を持っている私たちも雨宿り。少し雨脚が緩んだところでお店にダッシュ。帰る頃には雨もすっかり上がり、提灯にも火が入り、よい風情。出かけて来て、よかった。

真鶴散歩(2022.04.05 Tue.)

恐らく26年ぶりの奥湯河原。夕餉のメニューなどが記載されたお宿の通信。そこに「真鶴 しだれ桜」の記事。その記事に誘われて真鶴へ立ち寄ることに。「真鶴」名前はもちろん知っているが、降り立ったことはない。初めての町。まずは「しだれ桜」を目指して荒井城址公園へ。“奥に竹林、中央に小さな池があり、よい風情です”とあった通り。そのよい風情を思う存分楽しんで、真鶴港を目指す。入り組んだ道。眼下に海。昨日は終日雨が落ちていたのが、今日は快晴。三浦半島や房総半島も見ることができる。なんだかイタリアの漁村を歩いているような心持ち。愉快なパッセジャータ。ランチも眺めのよいお店*で。真鶴、すっかりファンになりました!シャクナゲがあれほどの大木になることも初めて知る。次の機会には中川一政美術館、遠藤貝博物館へも足を伸ばしたい。

*イタリア料理店が定休日だったので(どこまでもイタリア馬鹿・笑)もう一軒マークしていたお店に。軽めに済ませたいというこちらのリクエストに快く応えてくださってメインの魚料理は一人前を取り分けて、しかも写真のように美しくご提供してくださった。お味もとてもよかったです。

●2022.04.29追記:すっかりファンになった真鶴町ですが、本日こんなニュースに目が釘付けになった。そういえば「スキャンダルで辞任した町長が再選を果たした」というニュースには覚えがある。あれは真鶴町の出来事だったのか。とてもいい町だっただけに非常に残念。一掃一新されることを期待します!元々の不祥事の背景が詳しく探られている記事を見つけました。こちら

桜散歩(2022.03.30 Wed.)

所用があり堀川今出川まで出かけた。せっかくなのでカメラを持つ。帰りはぶらぶらと桜を愛でながら。鴨川まで戻りひとしきりのんびりと桜を眺める。お花見をしている人たちを見て矢も盾もたまらずコンビニへ。缶ビールとチーズを買い求め一人お花見。心地よい水音、ときおりさぁっと風が吹き枝が揺れる。今年の桜はとてもきれいだ。ふと今朝新聞で知った白幡洋三郎先生ご逝去の報に心が帰る。2017年6月に先生のお話をお聞きする機会があった。すっかりファンになりご著書も読んでみようと思いながらそのままになっていた。まずは「花見と桜」を、読んでみたい。先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。