Strekov 1075(2020.02.04 Fri.)

スロバキア ニトラ県 ストレコフのワイナリー「Strekov 1075」、そのメーカーズディナーにお声がけいただいて参加した。会場は岡崎の「DUPREE」さん。Strekov 1075、このワイナリー名に付いている数字“1075”はストレコフ村の名前が最初に文献に登場する年とのこと。12ヘクタールの葡萄畑(その内5ヘクタールは枝をワイヤーに添わせる垣根仕立てではなく、1本1本が独立した仕立てになっているそうです)で、手作業でワインを造るのはZsolt/ジョルトさん。奥様とお二人でのご上洛。がっしりした体躯にゆるぎない信念とユーモア、そして柔軟性を併せ持つお方とお見受けしました。試飲したワインはどれもきれいでバランスがよく、するすると身体に入っていく。ジョルトさん自身の「何を目指して造っているのか」というご説明通りのワイン。造り手の哲学が隈なく反映されたワインで、お料理にも自然に寄り添う。

スロバキアと聞いてスロバキア語で「こんばんは」を覚えて話しかけた。しかしお二人の母国語はハンガリー語だそうだ。後から外務省のHPを覗いてみたら「スロバキア人80.7%,ハンガリー人8.5%等(2011年:国勢調査)」となっていた。世界史も再度学ばねば!

プーリアの泡(2020.01.05 Sun.)

ご近所のプーリア料理店へ。こちらもお気に入りのひとつ。お正月だからと奮発してロゼのスプマンテを選択。地元品種のススマニエッロ100%で、なんと瓶内30ヶ月熟成だそうだ。初めて耳にする「ススマニエッロ/Susumaniello」。

輸入元スリーボンド貿易さんのサイトには“ブリンディジ原産のススマニエッロ。かつてバルクワイン用に大量生産が求められていたプーリアでは、生産量が少ないために徐々に見捨てられ絶滅しかけていた品種ですが、そのポテンシャルを見出し、試行錯誤を重ね、樹齢75年の樹からマッサール・セレクションにより増やすことに成功。海に近いイヤッディコに植樹し、世界で初めてススマニエッロ100%のワイン「トッレ・テスタ」を作り出しました”とある。

そのススマニエッロを使ってシャンパーニュ方式で作られた泡。とてもチャーミングな酸を持ち、色もきれい。海に沈む太陽、そのピンクがかった茜色を彷彿させる。さすがに地元品種だけあって、野菜をたっぷり使った小皿の数種のアンティパスト、牡蠣を使ったカヴァテッリ(ショートパスタ)、どのお料理にもよく合う。「ススマニエッロ」という品種と生産者の「TENUTE RUBINO」に注目です。

注目といえば、「紫」という日本の古来種。今大阪で「紫」というブドウを復活させ、ワインの品種にしようという取り組みが進んでいるそうです。今後に期待!

これはグッド!(2019.05.22 Wed.)

久しぶりに国元のワインを購入。初めて利用するショップ。目的のワインの在庫が多かったのと丁寧なテイスティングコメントが付いていて好感が持てた。届いたワインには購入日や価格が書き込まれたタグが付い。
そして、プチプチの代わりに入っていたものは…

ポップコーンでした!

崇仁新町屋台村 (2018.07.08 Sun.)

Photos by iPhone X

崇仁新町屋台村で昨日今日と行われているイベントへ。大雨も収まって久しぶりに青空も雲間からのぞく。屋台村は、京都市芸術大学の移転計画地に、その工事の着工までの間、期間限定でオープンしている。一丁目二丁目三丁目四丁目まで各4店舗、合計16店舗がコンテナで営業中。その16店舗にヴィナイオータさんのワインが2種類それぞれマリアージュされて楽しめる。ワインは少しづついろいろ飲めるように「小」と「中」を選べる。気になるワインをまずは「小」でテイスティング、ということもできる心憎い内容。あまりワインに縁のないお店の方にもワインを知ってもらえるのもいい。ふらりと立ち寄ったお店でも、美味しいワインが飲めると嬉しいもの。

炭火焼ソーセージや生春巻きなどを頬張りつつ泡白白ロゼのワインをぐいぐいっと。そうだ京都タワーが近い!と屋台村を後に。初めて京都タワーにのぼる。ワインの力か(笑)360度ぐるっとなかなかの眺め。楽しめました!

ミュズレ (2018.01.09 Tue.)

シャンパーニュやシャンパーニュ方式などで造られるワインの栓、フランス語ではmuselet(ミュズレ)というらしい。

このmuselet、それぞれに個性があって楽しい(ゆえに捨てられずコルク栓と同じく溜まって行くのですが…)。でも日本のものは今まで無地しか見たことがなくて残念に思っていた。それが今回飲んだリュードヴァンの瓶内二次醗酵で造られたヴァン・ムスーのそれは無地ではなかった!

日本のスパークリングで初めての経験。なので記念に記しておく(^^)