Rue de Vin (2017.09.14 Thu.)

Rue di Vin Sauvignon Blanc 2013ハンケイ500m」というフリーマガジンがある。このフリーマガジン、「半径500m」というのがいい。取材も丁寧でおもしろく読み応えあり。最新版は北白川(市バス)から半径500m。お膝元。その最新版vol.039でばんばんことばんばひろふみさんが紹介されているラオス料理店「KHANTY」(カンティ)へさっそく行ってみた。シェフはラオス人を父に持つカナダ人のJONOさん。お母様はなんとイタリアはカラブリアのご出身。そしてなんとなんとご本人の出身は私が昔ホームステイをしたPort Modyという町!なんとも奇遇です。2年前に日本人の奥様マキさんと“幼いころからラオス人の父が作ってくれていた食事を、京都人にも味わってもらいたい”と「KHANTY」をオープンしたそうです。

心地よい音楽が流れお友達の家に招待されたような気分になれるゆったりとした店内。厨房からはハーブやスパイスのいい香りがそこはかとなく漂う。頼んだお料理はどれも本当に美味しい。食材、見た目、味、いずれも私の好きなテイスト。こちらをご紹介してくれたばんばひろふみさんに感謝です!

そしてこの夜出会った長野のワイン、Rue de Vin Sauvignon Blanc 2013。これがまた何とも美味しくて、本当に幸せな夜になりました。地下鉄で「ハンケイ500m」を手に取らなかったら未だ出会わなかったお料理とワイン、そして人。こんな素敵な偶然がひょこり飛び出すのが人生の愉快なところ。Viva la vita!!

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2020.09.13追記:残念ながら「KHANTY」は閉店しているようです。

トルコワインに出会う (2017.09.09 Sat.)

北浜での月一勉強会。いつもならお気に入りのチチェルキアで集合なのだけど、今月11日までお休み。それでは帰洛して市内のお気に入りに行きましょうと相成った。泡をグラスで頼み、セコンドのお肉にはグラスで赤をお願いすることにして、ボトルで白。シェフのお勧めはトルコワイン。トルコワイン!? お隣のジョージアのワインはかなりポピュラーになって来たけれど、トルコのワインは初めて聞く。「驚きますよ」というシェフの言葉を信じてその一本に決める。

シェフの言葉通りに、いやはや驚いた!きれいなワインでたくさんのニュアンスを持っている。ワインだけでも美味しいし、お料理を合わせてもおいしい。どんな人がどんな風に作っているのか興味津々。インポーターさんの資料によると、ウド・ヒルシュさんというドイツ人の方が伝統的な方法で造っているとのこと。“大学で建築を学び、写真の撮影をつうじて自然保護の大切さを痛感し、WWA(世界自然保護連盟)の仕事にたずさわっています”とあった。さらに詳しくはこちらのラシーヌさんのサイト、および『ラシーヌ便り』no. 106で。

ワインの背景を知りまたまた驚く。一杯のワインの向こうには、長い年月の積層や人々の営みの痕跡、忘れ去られた歴史の掘り起こしなど、たくさんの風景が広がっていて、それがすべて溶け込んでいるような、とても深遠で、それでいて軽やかな美しさのあるなんとも魅力的な一本でした。

手にはグラス。手にはグラスですよっ。もちろん、ぐい呑みでも(笑)飲んで食べて歌って踊って。平和でなくちゃ。

昼間から (2017.06.14 Wed.)

毎週水曜日は芳澤先生の市民講座。終わって一階のカフェでハートランド。飲み足りないオジサマたちにお付き合いしてご近所の立ち飲み場所へ。こちらは何度か前を通っていて気になっていたお店。洒落た酒屋さんで立ち飲みができる、その名も「SAKE CUBE

基本酒屋さんなので販売しているお酒やワインを購入して飲み、残ったら持ち帰ることができる、という嬉しいシステム。お店の真ん中にどーんと大きな四角いテーブルがあって(SAKE CUBEだからね)そこで飲む。グラスがちゃんとしているのも嬉しい。入り口も開放的に開けているので入りやすい。ここはまた吸い込まれちゃうかもね(笑)

トスカーナ (2017.05.20 Sat.)

勉強会で北浜。帰洛し、OSTERIA IL CANTO DEL MAGGIOでやぎと待ち合わせ。少し久しぶりに田村シェフのお料理を堪能。夏日になった土曜日、ワインはミディアムボディの赤。写真の二本の内、まだ飲んだことがないChianti Clasico 2009 Podere Scheggiollaを。 夫婦お二人で作っているそうだ。とても強いワインで、ようやく落ち着いてきて飲み頃とお勧めいただいた。よい酸を持つチャーミングなワイン。

Brunetto di Montalcino 2009 Le Ragnaieは昨年のお正月にいただきました。こちらもとても美味しかった。

ここ数年、家ではほとんど飲まないトスカーナのワイン。でもやぱり美味しいなぁとイル・カントさんへ伺う度に思う。少し家のセラーにも入れておこう。

キュベ・ヨシコ (2017.03.07 Tue.)

キュベ・ヨシコ今日は私の誕生日。何回目かは言いません(笑)外へ行くことが常となっているけれど、今年は家で。その分いいワインを飲むぞ〜!と選んだのは武田ワイナリーの「キュベ・ヨシコ」。随分昔に飲んだことがある。その頃「キュベ・ヨシコ」は日本においてシャンパーニュ方式で作られる唯一のワインだった。

久しぶりにその名前に遭遇して、お誕生日に飲もうと買い求めた。以前に飲んだときも美味しかったけれど、さらに進化を遂げていた。

なんとも嬉しい再会。日本のワインに乾杯!日本の生産者に乾杯!!そして私のお誕生日にも(笑)