さてお昼をどうしよう。パスタにでもしようか。でもちょっと具が足りないなぁと思案していたらやぎがキノコを下げて帰ってきた。しかも三種類。有り難いことです。ヌメリスギタケ、ヒラタケ、ウスヒラタケ。これに玉ねぎとドライドトマト、そして氏素性のとてもいいアンチョビも使ってショートパスタのお昼ご飯。パスタ自体もとても美味しいので、文句なしのランチタイムとなりました。庭にやってくる小鳥たちの囀りを聞きながらの贅沢な時間。ワインを開けたいところですが、エビスの小瓶で我慢する(笑)ビールの苦味とキノコ、というのもいい!
「食」カテゴリーアーカイブ
カボチャのリゾット(2020.10.10.Sat.)
美味しいカボチャが出回るときの我が家の定番。きちんと作らないと美味しくならないお料理もありますが、これはざっくり適当でも毎回外れなしの美味。質のいいカボチャさえあれば。ここに載せたレシピにはパルミジャーノを最後に混ぜ込むとありますが、今回は食べる直前にトッピング。
季節の恵みに癒される(2020.10.08 Tue.)
思いもよらぬ行き違いがあったり、この人ならと思った方と意思疎通が出来なかったり、凹むこと多し。されど凹みは天啓と思い直す。このまま進まないほうが良いとの思し召しなのだ、きっと。立ち止まってもう一度よく考えて。思い込みを捨てて今起きている事象だけを冷静に分析する。先を急がない。起きていないことを心配しない。がっかりしない。今、今日一日。和尚様の言葉を今こそ思い起こそう。
出先から戻ると笊いっぱいのウスヒラタケ。最初は控えめに採ってきたけれど、しばらく雨が続く予報に舞い戻りたくさんになったらしい。ありがたくまずはスープに。ジャガイモ、ニンジン、お豆にドライドトマト、そして主役のウスヒラタケ。滋養たっぷりで癒される。「何があっても大丈夫」そんな声が山から聞こえるようでした。
ウスヒラタケ(2020.09.13 Sun.)
出先でウスヒラタケを目撃。もしやとやぎ山に走る。予感的中、ウスヒラタケを発見。さっそくお味噌汁と前日の残りの鶏とキャベツの一品に加えてみた。半分は干してみる。
ところで調べてみると似たものにスギヒラタケというものがあって、こちらは現在“非食用”とされている。「ウスヒラタケ」は広葉樹に生えるけれど、「スギヒラタケ」は針葉樹に生えるそうだ(姿は似ているけれど別種)。かつては食用キノコとされていたけれど、平成16年以降、野生のものが広く食べられていた地域(東北、北陸、中部地方)でスギヒラタケを食べたことが原因と考えられる病気(急性脳症:意識障害やけいれんが主な症状)が多数報告されるようになり、現在では農林水産省からも摂取を見合わせるよう注意喚起が出されている。詳しくは農林水産のサイトで。
なんちゃってザワークラウト(2020.08.30 Sun.)
梅干しを作って出る梅酢。とてもいい香りで、取っておくのだけれど今ひとつ使い道に困っていた。即席のお漬物や、お塩がわりにサラダなどに使ったり。でも昔ながらの塩分濃度(18%)で梅干しを作っているのでそのままではかなりしょっぱい。そうだ!ザワークラウト!!キャベツとお塩のみで作られる発酵食品。千切りにしたキャベツを塩もみし、乳酸発酵させるお漬物。これにヒントを得て、キャベツを梅酢につけることに。うまく発酵してくれたらピクルスじゃなくてお漬物になる。まず梅酢を水で希釈する。野生の感で3倍に薄めてみた。ざくざく切ったキャベツをぎゅぎゅっと瓶に入れ、希釈した梅酢液を注ぐ。キャベツが溶液から飛び出さないように、さらにぎゅぎゅっと押し込む。涼しい場所に置き、ときどき天地をひっくりかえして混ぜ合わせる。二日目にはちゃんとぶくぶくし始めました。そうしたら冷蔵庫の野菜庫へ。低温でスロー発酵させれば悪くならずに美味しくなる。これは林檎の酵母造りで得たスキル。写真のものは3回目の「なんちゃってザワークラウト」。ほのかな梅の香りに発酵の酸味も加わり上々の出来。すっかり我が家の定番となる。