到来物(2023.01.07 Sat.)

ぽんかんと文旦お正月をご実家で過ごした友人から荷物が届いた。お里の美味が詰まっていた。フクチャンFARMさんのぽんかんに吉良川味噌、田野屋塩二郎さんのプチシューラスクなど。お味噌は土佐湾の室戸海洋深層水を使った、JA高知県安芸地区吉良川支部さんの女性部加工品だそうだ。暮にはコンサートで一緒になった友人からコンフィチュール・カジュー神戸さんの「信州で育った真っ赤な“ルバーブ”」に「完熟 “いちじく”」そしてKOMPEIDOUさんの金平糖(箱もお洒落)を。若くない大人二人暮らしに、ちょうどいい塩梅の量をお届けいただくのも我が家をよく知る友人たちならでは。持つべきものは友。これからもよろしくお願いします。いやけっしておねだりでは、ない(笑)

ルバーブのジャムは、鴨に合わせてみた。予想通り抜群!

今年も“秋”来る(2022.09.26 Mon.)

やぎ叔父から中津川「すや」ご製の「栗きんとん」が届いた。少し前に栗きんとんの予約が始まった由、小耳に挟み、ここ数日そわそわして過ごした(笑)さっそく届いたばかりの栗きんとんでお薄を一服。しっとりとした口触り、栗の風味も良く、甘さも程よい。ときどき、こちらのがということではありませんが、和菓子の栗が硬く感じられるときがある。それは作り手の問題というよりは、その年の栗の出来具合によるものだろうと思われる。今年はよい年回りなのだろうか。年々気候が厳しくなり、山の幸海の幸も心配になる。そんな中、変わらず美味しいものを口にできることは本当に幸せなことである。

栗きんとんと共に届いたのは「くだものまんだらようかん」。外箱の絵は東大寺別当清水公照師のご染筆で、この羊羹のテーマそのものだそうだ。お菓子のテーマを心に留め、ありがたく美味しくいただきます。

故郷から(2022.09.07 Wed.)

先日ブドウが届いた。叔父が送ってくれたのだ。大粒のブドウは高嶺の花。なかなかのお値段に食べたいと思っても容易に手が出ない。身近にあった果物だけに躊躇してしまう。でも食べたいなぁと思っていたときに思いが通じたのか、叔父から見事なブドウが届いたのである。まことにありがたい。品種はシャインマスカットにクイーンニーナ。毎日数粒、大事に大事に食べるのだ(笑)

それにしてもブドウの品種はいつの間にか凄いことになっています。種類もですし、何と何を交雑したのかと見ていくと目眩がしそうです。子供の頃に食べていたブドウは、デラウエア、巨峰、甲斐路、甲州、ぐらいか。昔むかし、北米にホームステイしたときに、ブドウは皮ごと食べるもので驚いた(他県の方が山梨県人が桃を皮ごと食べるのに驚くように・笑)今は日本でも「皮ごと」食べられる品種もポピュラーになりました。

楽しいことを考えよう!(2022.09.02 Fri.)

どうしてこの国だけが足を洗えないのだ!?急激に進む円安。政府はどこを向いている!?ドス黒いものを感じてしまうのは私だけではあるまい。正しくものを見ようとするのは大切だけれど、心の健康も大事。自分でコントロールできないことは一旦脇へ置いて、楽しいことを考えよう!おいしいものをいただこう!

今年も避暑に行っていた友人からクラフトビールがお土産に。う〜ん、おいしい。美味しいといえば先日大阪のお店で、こちらのサラミ(蝦夷鹿と放牧豚)に出会った。とても美味しかった。基本的には添加物のある食肉加工品は極力口にしないようにしているが(ELEZO社のサラミには「発色剤」のみ使われている)たまには解禁。あれもダメこれもダメ、ではかえって健康を損なってしまうと思うのだ。ここは!という時に口にできるよう、普段はセーブして、きちんと作られたものに出会ったときに美味しくいただけるよう備えるのです。

初めての美味(2022.08.13 Sat.)

初めて出会う素敵な場所、もの、美味、には殊更心が躍る。先日は奈良で軟白ずいきに出会った。里芋の茎を干したずいき(芋茎)は、和食ではお馴染み。しかし「軟白ずいき」というのは(おそらく)初めてでした。狭川地区でただお一人が生産していらっしゃるとお聞きした。調べてみたらその生産者、木本芳樹さんを取り上げたルポが見つかりました。ひゃ〜、これは大変!でも本当に美味しかったので(普通のずいきも美味しいけれど、また違った美味しさがあります)手間暇が報われ、受け継がれて行きますように!

そして昨日は、神奈川県に住む友が、ご実家(高知県室戸市)からの帰り道、京都へ立ち寄ってくれた。ハレの日にはリストランテ。お気に入りのRISTORANTE DEI CACCIATORIへ。友人をシェフに紹介したら「高知の人にカツオ!」と狼狽、今日のお魚の一皿はカツオ(伊勢産)でした(笑)そのカツオに添えられていたのが、イタリアはトスカーナ産の白インゲン「Fagiolo Zolfino」(生産者はAgostinelli)小振のお豆で皮が薄く、付け合わせにとてもいい。トスカーナではメジャーなお豆なのでしょうか。今度、トスカーナ料理店へうかがったときにお尋ねしてみましょう。その室戸市出身の友人からは「わた」と呼ばれるマグロの胃袋をボイルしたものをいただいた。本日朝食でさっそく。スライスした玉ねぎとディジョンマスタードを添えて。ミミンガーにも似た食感で美味なり。これがご飯のおかずだったというのだからのんべえに育つ訳ですよね(笑)夕餉では、キュウリと一緒に胡麻和えにしてみました。うんうん、美味しい!

食材で様々な場所を思い出したり思いを馳せたり。美味しいものも「美味しいね」と言える人がいるからこそ。感動したら誰かにそれを伝えたい。でも感情のダダ漏れではなく(苦笑)生産者さん、流通に関わる方、美味しく調理してくれるシェフ、分かち合う家族や友だち。肥沃な大地。雨や風やお天道さん、などなど。何が欠けてもダメなのです!自らの手で、隣人を窮地に追い遣ったり、肥沃な大地を汚したり… ホモサピエンスの名を汚す行為はおしまいにしましょう!!