福岡2日目 (2016.11.23 Wed.)

福岡入りしてから空模様が怪しい。今朝もいまにも降り出しそうなどんよりした空。洋服も持参してよかった。今日は福岡へ移住した年下の友人と太宰府でランチ。この春小学校へ上がったMちゃんも一緒。昨秋京都で会ってから一年ぶりの再会だ。

お昼の前にゆっくり九州国立博物館を見ようと早めにホテルを出る。天神駅から大牟田行きの特急に乗り二日市で乗り換え太宰府へ。思ったより随分近い。後から友人たちとお参りする天神さんを横目に博物館を目指す。途中、間違った方向に歩いてしまい偶然藍染川の「梅壺侍従蘇生の碑」へ。

引き返して山手を目指す。真っ青な印象的な建物が現れた。開館時間前に到着。今日はシンポジウムも開催されるようで、それに参加するという男性と待ち時間にお話する機会を得た。定年後、この博物館でのセミナーがきっかけで、海岸で古い陶器の破片を収集するようになり、その破片を使ってアクセサリーを作っているという。写真を見せていただいた。とてもすてきだ。以前はミュージアムショップで取り扱いもあったけれど、今は置いていないとのこと。残念。

さて、時間になり中へ。通常展示のみだったけれど、見ごたえのある展示。展示の仕方もゆったりと観やすい。時折、外国の旅行者がグループで入館すると少し混み合うけれど、ささっと見て行くので、やりすごしてまたのんびりと展示を楽しむ。今住む近畿圏も歴史の宝庫だけれど、九州はそれよりさらに古い歴史の宝庫だ。あちこちゆっくりと学びながら旅をしたい、そんな思いにかられる。とてもいい博物館だ。ただし、これは日本の主に公立の美術館、博物館に共通して言えることですが、カフェが少々残念。興味深い展示を見た後に、その余韻を楽しんだり、今見た世界に思いを馳せつつ、グラスやカップを傾けられる素敵な場所が欲しい。屋内でいただくのに紙コップなんて言語道断ですよ。でもこちらもコーヒーをお願いしたら紙コップだった。これはぜひ改善を!!

博物館を後にするころには雨も降り出し、ずいぶんと寒くなる。少しぶらぶらしてから友人が予約をしてくれた「山菜日和」さんへ。お野菜たっぷりの美味しいお昼をいただきながら、楽しいお喋り。私たちの京都暮らしとほぼ同じくらいを福岡で暮らしているMちゃん親娘(ママもMちゃん)。子育てはとてもしやすいと言う。東京から福岡、東京から京都、と同じように住まいを変えた私たち。共通した思いや感想もあり、同感同感!と大いに盛り上がる。と同時に年代が違うので、私の知らない世界も垣間見させてもらえて面白い。話は尽きないけれど、ワインは尽きてしまった(笑)お勘定を済ませて今日のメインイベント、天神さんへ。お参りを済ませて、おみくじを引いて、Mちゃんお勧めのお茶屋さんで、ひとやすみ。せっかく星人になって「梅ヶ枝餅」もいただいてみた。おっきい!京都の天神さんで毎年12月1日に行われているお献茶式。三千家と久田家、堀内家、そして藪内家の六家で輪番制。今年は私の社中がお当番。その日を間際に控えて太宰府の天神さんに参詣できたのも何かのご縁だろうか。

天神駅まで一緒に戻り、地下鉄に乗るMちゃん親娘と別れて、いったんホテルへ。もう一枚着込んで街へ。Mちゃんお連れ合いのKくんに教えてもらったお店は祝日の今日、立て続けに定休日(涙)「星期菜 」(セン・ケイ・ツァイ)の水上公園店に向かう。予約時間までならと入らせていただけた(嬉涙)前菜盛り合わせに点心を数点、スパークリングとシャンパーニュでさくっと。点心が充実していてよかった!

再び中洲の屋台を冷やかしながらキャナルシティへ。どういう訳か肩と頭が異常に凝ってしまい、ハシゴよりマッサージを選ぶ(苦笑)MUJIでエスプレッソを飲んで、マッサージ屋さんに飛び込む。閉店までの短い時間だったけれど、だいぶすっきり。お店をいくつか覗いて、今夜もまたおとなしくホテルに戻り、お風呂にゆっくり入って早めの就寝。福岡ではナイトライフを思い切り楽しむ予定が、意外や健康的な滞在に(笑)